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カラーピッカーはいらない!3wayホワイト調整術

time 2016/02/03

はい。ビデオ屋さんならホワイトの間違いは一度や二度ではないはず。そうでしょ?
そこのアナタも、アナタも!青か赤か緑かどれかに寝食されてしまってる映像。外から中へ、あるいは中から外へ・・特にカメアシがいない時は被写体に集中するあまり、ホワイト設定はおろそかになりがちです。

そして、正直めんどくさいからオートホワイトで撮影するプロかアマか分からない「自称プロ」のビデオ屋さんが多い!なぜだ?

ホワイト狂いが多少許される時代になったのはここ10年くらい前からだろう。簡単に色修正できるソフトのおかげでカメラマンに緊張感が欠けてきた。20年ほど前のVHS時代では一発アウトでしたよ。それを思えば今は実に良い時代です。

しかしですよ、いくら簡単に修正できるとはいえ、正確に色修正できる技術持ってますかアナタ?見方の分からないスコープなんて見ないですよね?赤でも青でも緑でも「それらの色が消えればいい」と思ってるアナタっ!(クドイ)

・・まあ、その通りなんですが、そう思って修正をして満足のいく結果が出てます?
今回はそんなアナタへ贈ります。俺流(独断・偏見・経験)ホワイバランス修正です。
「こんなヤリかた間違ってる!」と思われる方は他の方法を教えてください。

 

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まずはしっかりホワイトをとることが何より大事

そもそも意図的に色を変える演出がない限り、現場でホワイトを光源毎にとることは基本中の基本。これさえ正確に行えればホワイト修正なんていう作業はしなくて済む。修正そのものがバカバカしいし、アホカメラマンを社内で触れ回ってるようなものだ。そんな無能な技術を他スタッフに知らしめたくないのだったら、まずは毎回撮影する前にホワイトバランスは頭に入れておこう。

ちなみにホワイトは「白い紙(モノ)」なら基本的には大丈夫だが、被写体光源に差がある場合は(陰影)グレーが効果的である。それと上記でも述べたが、プロなら「オートホワイト」はいただけない。

一見無難なように見えてコイツ(オート)は怖い。ナゼならばオートホワイトという機能はレンズ(撮像素子)に映る白を基本として色階調を再現する。つまり白が無い被写体や赤い被写体などは非常にアンバンランスな色味になってしまうというわけだ。赤なら青くしようとする機能が働く、青なら赤くしてしまう。最近のカメラは内部に基準色信号を備えているのもあるから昔よりはオートが効く。だからといってもオートはオート。正確にホワイトをとるよりも色味は見劣りするだろう。

 

いざ修正・・三原色の何が偏ってるのか

ビデオ撮影とはいちいちホワイトバランスを撮らなきゃいけないことを教わった新人だったとき、間違った色を見せられ、「青い・赤い」なんてのは全く理解できずにいた。そのくらい素人には色判断は難しいのである。

映像を見て「青いな・赤いな」が分かるくらいでないと色修正はできません。これがまず大前提です。

vectl.jpg

色の偏りの判断は経験によるところが大きいですが、目の病気というのもあります。もし、分からない時は「ベクトルスコープ」で判断してください。プロ用編集ソフトなら大抵付いてます。円形の中央が白。周りにはそれぞれの色を示す領域が表示され、色が偏ってる映像ならば中央のグラフがどの色領域にズレているかが分かる。

 

色階調を無視した3Wayカラーピッカーは禁物

私が使用しているソフトはEDIUSなんですが、プレミアでもリンゴでも似たような機能は付いてます。この3Wayカラーピッカーなるもの、コイツに頼るのは非常にヤバイ。使ってる人いますか?色域指定で使う場合は役に立ちますが、修正用にピッカーを用いるには少し危険かと思われます。

この3Wayカラーピッカー、機能を要約するとですね。映像の「黒・グレー・白い」部分をクリックして自動で置き換えてくれるツール。つまり映像の「白」に見せたい部分を強引に「白」にもっていくという機能。黒・グレーでも同様。

これの何がダメだかというと、映像の色には色階調というものがあります。色グラデといってもいいですが。黒から始まり、グレー、白という階段は直線的でなければいけません。それに合わせて赤や青などの色も決まってくるのです。

それを無視してカラーピッカーを使用すると「滑らかな階段がガタガタになってしまう恐れがある」。つまり白は白であっても階段がズレると赤が赤でなくなるという意味です。

igrad.jpg

それともう一つ。この機能は映像の白をクリックして「白」に強制変換させるんですが、その映像の白は本当の白という確定はできない。特に映像をクリックした際、クリックする場所によっては大幅にズレが生じる。

これは白だと思ってる部分がピクセル単位で拡大すると白ではないという理由です。この機能をどうしても使いたいと思うならブラーフィルターでボカしてからクリックしてみるといいかもしれません。

 

3分で出来る! 即効ホワイト修正術

前置きが非常に長くなってしまいましたが、ここからが本番です。あくまで私個人が行っている修正方法なので世間では知りません。尚、資料やネッツなどではほとんど理に叶ったホワイト修正方法は見つかりませんでした。さほどみなさんホワイト修正に興味がないとみえる。それでも参考になれば幸いです。

 

1.まず 黒は絶対に動かさない

使用する修正ツールは上記でも解説した3Wayカラー調節ツールです。ピッカーは使いません。さて、黒は動かさないとはどういうことでしょうか。私はホワイトバランスはとることはあってもブラックバランスはめったにとらない。

それは黒は白よりも非常に大事な色の要素だからです。、間違ってブラックバランスをとるとホワイトに影響しかねません。民生機や小型業務用カメラでもブラックバランスはとれないようになっています。

その、半ば「固定されている」基本の黒を動かすなどもってのほか!。カラーピッカーを使い黒を選択するなど愚の骨頂!明後日の方向に狂ってるのでなければ黒は絶対に動かさないのが基本です。

 

2.重要なのはグレー調節のRGB

glay.jpg

まず、映像を見て「赤い・青い・緑(黄)」のどれが強いのかを判断します。オートでない限り、ホワイトが狂うのは光源の問題だけです。外から中へ、中から外へ、外光が入る、入らないなど。つまり光源さえ合えば「ホワイトは合っている」状態なのが普通のホワイトバランス修正なのです。なので光源の加減分調節してあげればよい。

グレーとういうのは「色」です。は?と思われるかもしれませんが3Wayでのグレーは色調節が顕著に出ます。黒や白を動かしても「黒か白と思われる領域しか変わりません」なので3Wayでのホワイト調整はグレーから行いましょう。

 

3.RGBを全部足せば白になる

zu.jpg

グレーを調整する場合、映像が赤いなら「青を足す」または「赤を引く」。緑ならば「赤と青を足す」かその逆。例で言えば「赤いな~、じゃあ赤を引いて・・青を足すか」みたいな感じです。修正する映像選びも重要でして、白か黒が写っている映像で行うと分かりやすいです。つまるところ白へ持っていこうとするならばRGBの割合を同じにしなくてはいけないということ。

効率がいいのは青や赤を足す場合、足しすぎまで数値を上げ、徐々に下げていくといった方法が手っ取り早い。この時、青なら青、赤なら赤と分けて調節すること。両方同時に動かすと分けが分からなくなりますから。それと、マウスポインターより数値のスクロールのほうが色のサジ加減は把握しやすいです。

 

4.最後に白の数値をグレーと同じにする
gw-dp.jpg

グレーでだいたい色を決めたあと、違和感がどうしても出てくる。当然「白」は調節していないからである。冒頭で色には階調があると書きました。黒が0だとすれば、グレーと白の角度は終点になります。その終点を揃えてあげれば色階調は合う。

これをカラーピッカーで黒・グレー・白をバラバラな数値にしてしまうと、階段が折れ線グラフのようになってしまうというわけです。Ediusの公式サイトではホワイトバランス修正にカラーピッカーを使いましょう的なことが乗ってましたが、あれはビギナー向けだとしてもあまりに投げやりな態度だと私個人は思います。

 

色とはなんぞや・・

さて、俺流すぎて脱落(呆れる)した方もおられるかと思いますが、最低でも私個人はコレらの方法でしか色修正は出来ません。正確な白へ持っていくとは限りなく難しい技術です。人が違えば修正方法や数値も大幅に変わってくる。

そもそも正確な白という基準はあるのでしょうか?だいたい白に見えればいいというのが現状なのでは・・。曖昧であってもプロたるもの「基準な色」には注視しておきたいものです。ていうか、「ちゃんとホワイトとってこい!バカメラマンが!」 あ・・失礼いたしました。ではでは~。

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