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ビデオカメラのREC(録画)ミス!その原因と対処法

time 2015/12/30

撮影を生業としている私たちは「録画」して始めて仕事が成立する。この「録画」「REC」でありますが、ごくたまに、いや、場合によっては頻繁にレックミスやスイッチミスというカメラマンとしてあってはならないことをやらかす場面がある。

もちろん撮れていなければ仕事はしていないということになり、どれだけ汗水たらしてもなんの報いもない。仕事を頼んでこられたクライアント様に大変申し訳ない事態なのであります。

今回はそんな切ないレックミスを事前に防ぐ、またはミスを早急に把握する術を紹介したいと思います。これらは撮影に対し緊張感があまり無くなったベテランほどやってしまいがちなミスなので、非常に注意したいところでもある。

 

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レック(スイッチ)ミスの原因は何か

録画はボタン一つである。故にそのボタンを押せばいいだけなのであるが・・。私の経験上、ブライダル・ステージイベント・メイキング・ニューストピックスENG・スタジオ撮影など様々なジャンルを撮ってきましたが、その中でも一番ミスが多いのはマルチカメラのパラ撮りと「撮りっ放し」のENG(またはメイキング)撮影だと思います。

どちらも「撮りっ放し:長回し」というキーワードがあり、この「撮りっ放し」こそがスイッチミスの最大の原因のような気がしてならない。他にもレックボタン付きズームデマンドでの誤動作も多いです。これらはあくまで私の経験によるもので、他にも問題は数多いかと。
さて、なぜに「撮りっ放し」でのスイッチミスが多いのか?。

それは「カメラマンのクセ」によるところが大きいかと考えられます。撮影とは構図を作ってレックボタン、そしてレックオフ、再び構図を作ってレックボタン、レックオフ。これらの繰り返しで成り立っている撮影スタイルがほとんどではないでしょうか。

そう、「撮りっぱなし」とはそれに反する撮影スタイルなんです。
例えばカメラ1台で1分のバイオリン演奏ダイジェストを撮るとします。絵は色んな構図で撮りたいから動き回る。

曲はインサートするので撮りっ放し撮影にする。こういった場合、上記のようなクセがある人は「構図を作った瞬間」にボタンを押すということになりかねない。つまり、レックオフしてしまうという大惨事になる。

一方、マルチカメラでのパラ撮りではマスターも含めて「回っている数が多い」緊張感に欠け、ついつい回しているつもりに陥りやすいことが挙げられます。インカムがあるなら尚更、互いに録画しているのかを確認しあいましょう。私の場合は必ず「1カメ回りました」と声に出して伝えるようにしています。

 

ホントの原因は被写体に集中しすぎることか

小型ハンディの液晶画面ならカメラを客観的に見やすいのでレックミスは少ないかと思われます。一方視野が遮られる業務用ビューファインダーではレックミスを起こしやすい。なぜならビューファーの表示視野角は目を押し当てて始めて正確に表示することができるので、目を少し離した場合、レック状態が分かりにくいことがあるのです。

被写体に集中している撮影では尚更カメラの状態を客観的に見ることは難しい。一呼吸置くたびにタリーランプや音声レベルなどは確認しておきたいところです。特に録画時に点灯するタリーランプはVEの確認用のためにも非常に有効である。

 

おさえ(バックアップ)の重要性

バックアップをとる重要性はプロの方ならご存知かと思いますが、あえて言いたい。

「バックアップは必ずとるべし!」と

一昔前ならわざわざカメラから外部出力した映像を小型レコーダーで撮ってたりしてたんですけど、現在はオプションでカメラ本体に取り付けられるメモリーレコーダーも多々あります。本体カメラのレック操作に追従しない設定(これでないと意味ない)にしておけばまさかの事態が起こっても安心できますよね。

品質設定などはHDなら低品質長時間録画で十分です。とにかくバックアップですから長く回せてナンボ。後はサブカメラがあるなら怖いものなし。据え置きでも無いよりは断然マシである。しかし、安心しすぎて緊張感が欠けることもあるので注意しましょう。

 

メディアとバッテリーの残量

メディアの残量とバッテリーの残量は撮影前には必ずチェックをします。機種によっては残量が無くなってくるとアラーム設定ができるのですが、撮影中にピーピー鳴っても困るのでアラームは人気が無いんですよね(笑。

残量を間違えると録画は当然止まります。レックミスどころではない。かなり稀ですが100分表示が1時間40分だと計算できない人もおられます。これも機種によって時間尺表示を変更できますので把握しやすいほうにしておきましょう。

 

撮れていない場合の対処方

最後は「やっちまったもんはしょうがねぇ・・」どうしようもないですよね。無い袖は振れないしタイムマシンもない。でもお客さんになんて言います?全く素材が無い場合はノーギャラで平謝り&信用ゼロなんですが、「一部無い」とか「一部音が撮れてない」とかはなんとか助かる見込みがあるかもしれません。

ダイジェストと言う方法ならば

そのシーンがダイジェストにできるのなら思い切ってダイジェストにする。あまり必要でない場面ならハナからカットすればいいんですが、必要である場合「撮れていない一部分」をごまかす(騙す)必要性がでてくる。これは編集者やディレクターの腕の見せ所でもあります。特に編集のうまい人は見る者の感情をコントロールでき、あたかも撮れていない部分など無かったのではないかと思わせることも可能である。

編集者はマジシャンを自負してほしい。不謹慎ですが、トラブルが起こればそれに希有するくらいの猛者でありたい。しかし実際は正確に撮れていることが大前提であることに違いはないでしょう。正直、レックミスの有効な対処方は猛省だと思います。失敗は二度としない。常に緊張感を持って取り組む姿勢が何より大事。

この頁ではレックミスの原因や未然に防ぐ対処方などを重点的に書いてきましたが「人を騙すテクニック・コツ」なども次回書こうかと思っています。言い方が悪いですが(笑。

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