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InterBEEに狂喜乱舞!映像制作と機材オタクな人々

time 2015/11/04

まあー、ほんとに昨今目立つようになってきた映像制作とそれにまつまわる機材厨。サイト、ブログ、SNS、見るたびに「どこぞの機材がどーだ」「レンズがあーだ」いつから映像制作が機材オタクのカテゴリーになってしまったのかを考察する。

この記事は半分自分への戒めとして書いております。自分自身も当然新しい機材が好きだし、機材紹介サイトはよく見ます。なのでこの記事を書いたからといってアンチ機材では決してありません。

語尾の節々に棘があり、お気に触った方には申し訳ない。しかし、書かずにはいられない衝動があり書くだけです。あしからず。

 

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使用機材で着飾る制作人

使用カメラ・周辺機器・使用ソフトなど、映像を作るうえではかかせないのが機材。機材なくして映像は作れない、または映像作ってるから機材が欲しい。一昔前だとビデオ撮影といえばカメラ・三脚・バッテリーくらいなもの。

それは当時ではあまりに高額な為おいそれと映像制作なんかに手をだせない風潮があった。それが年々機材の進歩でアマチュアからプロまでの垣根が無くなり、YouTubeもあいまって世の中に映像制作・動画制作なるものが急速に増え始めたわけである。
そんな中、映像を語る上でかかせないのが機材だろう。

サイトやブログ、特にSNSでは旬な情報がもてはやされる。ひとたび新しい機材が出ると皆一斉に飛びつき、あれやこれやをレビューする。もちろん、そういった情報は制作をする上で参考になったりするのだが、昨今の風潮は少しおかしいことに気づく。

おかしさの要因は「機材を中心としたワークフロー」が出来つつあるということ。そもそも機材とは被写体を撮影するための道具だ。被写体なしでの機材は成立しない。

「撮影したい被写体がある」故にそれを撮る、から「機材の性能を発揮させる」ために被写体を撮る(選ぶ)、というようなことになりがち。それもまた表現の一つだろうけどカメラマンとしてはどうだろう。機材に撮られてはいないだろうか?。それを知らずに自分が撮っていると勘違いしてないだろうか?。

機材は被写体のためにあるのであって、機材のために被写体があるのではない。ここを履き違えている輩が非常に多く、最悪なところ使用機材で映像制作者のレベルを計ろうとする馬鹿も増えてくる始末。情報乱立で私が見ている範囲が狭いこともあるのだろうが、本当に映像制作をする上で欲しい情報が「機材」についてしか出てこないのだ。

私が欲しいのはツールではなく、制作上での注意や心意気のようなものだ。志といってもいい。そんな生の言葉が非常に少ないことに疑問を持ち始めている。

カメラは撮れればいいし、編集はおおよそカットできればいい。問題は被写体と撮影者の間で起こっているのであって「機材に考えさす」つもりは毛頭ない。機材がいつからか一人歩きしていき、撮影者をコントロールしていく世の中になりつつある。機材で自分を着飾り、防具とも武器ともいえる最新機材をまとえば無敵にでもなったつもりだろうか。

 

撮影はネットでしてるんじゃない!現場でしてるんだ!

今日、自分に起きた事件はグーグル先生は知らないだろう。今日発売した最新カメラの事情などクソ忙しいカメラマンは知らない。ましてや、ネットなど見ない凄腕カメラマンは世の中にゴマンといることだろう。

今の機材一人歩き状態など関係なく、毎日ひたすら撮影したり編集するのだ。それが映像制作人である。そもそも売れてる制作者ならばこの記事など読んでいるヒマはないし、書いてるヒマもない。ディスるヒマももちろん無い。

伝えたいことをシェアする。素晴らしいが、どうでもいいことが多い。機材オタクのほとんどは使用機材で語りたがり、他のコミュニケーション手段を知らない人々が多い。類は類を呼び、機材厨の輪はどんどんネット上に広がっていく。

最新機材を知らないことに恐怖を覚え、漁りに漁っては出し抜くネタで頭がいっぱい。ちょっと待てよ・・俺、何を撮るんだ。道路じゃねーよな・・?人ごみじゃねーよな?
「 何を撮るんだ!? 目覚ませっ! 」

 

機材オタクは機材愛であってほしい

前記に書きましたが、この記事は半分、自分への戒めとして書いています。ブログ始める前はほとんど映像制作系のサイトやSNSなんか見てませんでした。それが今では毎日チェックしては「ほーほーこんな機材があるのか?」「へー、こういう撮影の仕方があったんだ」など、あきらかに受動的である自分がいる。これはマズイ。

制作人はクリエイティビティを求められることが多いので能動的でありたいからだ。最新機材を知っていないとSNS八分になってしまう。そんな妄想さえも出てくる始末。

しかし、一般にフリーランスでやりくりしている方からすれば機材をそう容易く購入できるわけもない。今現在ある機材で勝負するしかないのだ。たとえSDであっても。

古くからの相棒、DSR-300が長い役目を終えて倉庫で寝ている・・。コイツと駆け抜けてきた現場は数知れず、ホントに寝食を共にした。親のようでもあり、友人のような風体さえ感じられる。愛着がすごくあるのだ。かけがえのない戦友。たかだか機材がだ・・。

気胸で死にそうになるくらいの撮影をした時も。
リストラ対象従業員を隠し撮りするというクソ仕事の時も。
園児に気持ち悪い!と延々言われ続けながら撮影した時も。
スノボ教室で-5度の極寒長時間撮影でもめげなかったおまえ・・

使用機材でうんちく合戦している人達の機材も俺の300と同じようにかわいがられてるといいな。そう思うとこんな記事書いてる自分が恥ずかしくなってきた。

機材の情報が多すぎて惑わされそうになった自分を戒めてくれたDSR300、ありがとう。
そしてお疲れ様・・。今はGFや555、NXがいるけど、おまえほどじゃない。映像制作における機材は自分の戦友だ。気になったものを貪欲にむさぼるより、一人の相棒がどれだけ心強かったことか・・。皆様の機材が唯一のものでありますように・・。

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