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映像編集でのキャリブレーション方法【再現統一化】

time 2015/10/15

最近、ビデオ・映像・ムービー・動画などで記事タイトルがバラバラになりつつある。何が当てはまり、何がそぐわないのかは分かりません。ただ、動画だけは検索流入が全然違います。いっそのこと統一してほしいと思う今日このごろ・・。

さて、今回は映像編集をするうえでのキャリブレーション(再現統一化)のお話。

キャリブレーションとは制作上の色味を正確に調整するという意味を持つが、ここでは表現が正しく第三者(視聴者)に伝わるのか?という枠でお話します。

映像制作の現場では制作環境によって色味・輝度が大幅に違うことがあります。例えばピンクや黄緑。黒や白と違い様々な色が重なり合って表示されている。プレビューモニターでピンクをピンクとして調整した場合、実際に見る人達はピンクとして認識するのでしょうか?はたまた赤として認識してしまうかも?

音声も然り。中域に絞って加工したつもりが、テレビで聞いたらシャリシャリだった等。
このように制作環境での色味・輝度・音質などは必ずしも視聴者と同じとは限らない。
自分の意図しない形で相手に伝わってるとしたら・・本末転倒ですよね。

グラフィックや映像制作など、色味や明るさが重要となる作業はこのキャリブレーションをとっておかないと視聴者に正確に見てもらえなくなるんです。

尚、この記事は詳細にツールを使ってのキャリブレーションの仕方や、カラーマネージメントなどの難しい話は出てきません。同じような情報乱立させても意味ないですから。それに放送局での知識は持ち合わせてません。あくまで経験としての話です。あしからず。

 

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映像のキャリブレーション対象とは

グラフィックなどの印刷物を例にする場合、最終出力は「紙」オンリーなわけです。
(電子書籍は省く)なので、モニター、カラーチャート(色見本)、プリンター出力でだいたいの統一作業が楽にできます。印刷会社から色稿が出れば一目瞭然。
では映像はどうでしょうか?

編集画面モニター、プレビューモニター、波形スコープ、エンコード処理ソフト、パッケージメディア、映像ファイルのフォーマットなど。音声も、ヘッドフォン、アンプ、スピーカー、VUメーターがあります。そして様々な再生機器、ネットブラウザやプレーヤー。しかも視聴する方の再生方式で見え方・聞こえ方は全く変わってきます。

このようにクサるほどキャリブレーション範囲が多い。正直全部は無理な話です。一つ一つ調整しようにも何が正しいのか分かりませんしね。既にみなさんが編集している映像素材は本来の形そのまま再現されているのか怪しいところです。では、どうやって映像のキャリブレーションをとればいいのか?

 

キャリブレーションの前に眼科に行く

まず第一に正確な色の把握は自分の目の性能で決まる。

目の病気にかかってる人が映像制作を行う場合、色・輝度・水平などは正常な人に比べて違ってきます。ただでさえ目を酷使する仕事、年1回は眼科検診をおすすめします。

私の元いた会社の社長は俗にいう「鳥目」でした。鳥目とは網膜色素変性症のひとつで
暗い場所での視野狭窄がおこる症状です。歳を重ねていくと症状も強まる。

ある日、撮影していると露出を上げろとスイッチャー(社長)がうるさく言っている。オートで確認してみても適正よりオーバーな指示だ。マスモニの調整は変えていないし、おかしいな~と思いそのまま撮影。結果トビ気味であった・・。

その日あたりを境に社長は現場を控えている。病気とは知らずに自分の目が正常であると認識していれば、取り返しのつかない映像が山ほど出来上がるだろう。

他にも色盲・加齢黄斑変性・若い人にも多い中心性網膜症なども注意したい病気だ。目は映像屋にとって大切な商売道具の一つ。メンテナンスは機材よりも重要かもしれない。

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