またオマエは若い頃に聞いてた曲をみんなに知ってほしいのかと。前回やったじゃんと。どこまで懐古厨なんだと。
そう仰られましてもね、氷河期世代を勇気づけるには1記事じゃどうしても足りないんです。そこはホント許してください。
というわけで、今回は90年代に活躍した洋楽アーティストを中心にご紹介させていただきます
さて、90年代といえば今から約25年くらい前。我々オッサンが10代後半から20代前半あたりで、いわゆる青春時代を謳歌していた時期になります。
そう、ときは世紀末。
世紀末といえばノストラダムスの大予言やパソコンぶっ壊れますよ!問題。どこかマジで地球が滅ぶんじゃないかと薄々感じていたのは私だけでないはず。
そして景気も後退し、どこか鬱屈としていて「出口が見えないトンネルをただひたすら走ってる」ようなもどかしさがありました。
今思えば、よくここまで生きてこれたと自分自身を褒めてあげたいです。(どんな時代だよ
では、準備はよろしいですか?あくまで超個人的な選曲になりますので趣味が合わない方は勇気を出して聞いてみてください。
きっと、明日は晴れるはず。
90年代ロックを代表するバンドといえばニルヴァーナを真っ先に挙げる方は多いでしょう。
Smells likeやheart shaped box、all apologiesなんかが名曲っぽいですが、私はこのBreedが野暮ったくて一番大好き。
ほぼ日常の一部と化していたので今となっては特に言いたいことはないですね。
My Hero / Foo Fighters
1stは最高にカッコよくて自分の棺に入れてもらっても全然構わないんですが、2ndからこの「My Hero」だけが欲しい。
語彙力が乏しくて大変申し訳ないのですが、「凄く良い歌であり、素晴らしい曲」です。
学生の頃、バイト帰りに覚王山の長い坂を自転車でコレ聞きながら下ることが日課でした。
たまに高校生が自転車でデカい声で歌いながら走ってく姿をみかけますが、あれはヘッドホンをしてると自分の声が聞こえないからです。
Fake Plastic Trees / Radiohead
当時、セパルトゥラやマシンヘッドなどをヘビロテで聞いてた時代。このようなRadiohead、オアシス、ブラーなんかは「なよなよしていて弱そうだから興味がない」という偏見の目で見ていました。
しかし、テレビでベンジーが「レディオヘッドはいいよ」って話をしてたんです。そして、そのバックでかかってたのがExit Musicってヤツで、それが凄い刹那的で衝撃を受けたんですよ。
探ってみると「ok computer」ってアルバムに入ってるらしい!今すぐ買おう!みたいな。そんで、何コレ!マックスカヴァレラ聞いてる場合じゃねーわ!っつって現在に至ります。
ただ、ほどなくして明々後日の方向に行っちゃったので、現在はそんなファンじゃありません。上の「フェイク~」は2ndアルバムから。これ1曲で白メシ3杯はいけます。永遠の名曲。
Hyper-ballad / Björk
トんがったビジュアルと曲調で男性ファンもあたりまえに多いビョーク。
独特な感性に付いていけないときもあるけど、今の所ギリギリで空回りを回避。親日家でアラーキーやギャルソン好き。
自分は「ホモジェニック」というアルバムから入りました。あれはもう・・世界遺産といってもいいくらい荘厳で奇抜で黙示録的な・・もはや大地の恵みですね。
上のhyper balladは2ndアルバムから。PVがサイバーっぽくて「THE 世紀末」と感じましたのでつい。
凄腕映像ディレクター揃いのPV集も出ててるので、よりビョークを体験したい方にはオススメ。
Star Guitar / The Chemical Brothers
ケミカルブラザーズといえばブロックロッキンビーツですが、どうしてもこのStarGuitarが好きだから載せておきます。しかも2002年なので90年代じゃありません。
こうしたロックっぽいテクノのビッグビーツ系は他にファットボーイスリム、プロペラヘッズ、ジャンキーXLなどがありますが、どれも加飾的でケミカルみたいな奥ゆかしさがない。
無駄を落としているぶん、細かなリズムに注意がいくので実はオタクほど楽しめるのがケミカルなんです。ダンス向けではないと思いますね。どうでもいいっすね。はい。
Mr.Self Destruct / Nine Inch Nails
陰キャ代表のトレント・レズナー。今は割とマッチョで健康にも気を使ってそう。
90年代といえば世紀末なわけですから、当時の若者は退廃的で破壊的なものに憧れが強く出る傾向がある。
なのでこうした無機的な音楽やエレファントマンみたいな映画が流行ったんです。いわゆるサブカル全盛期ですね。人と同じことがイヤな中学生みたいなもんです。
このダウンワードスパイラルは全編通して紛れもない名作ですが、中でも冒頭を飾るMr. Self Destructの印象は強い。※Hurtも推し
他、MINISTRY、PIG、KMFDMなどインダストリアルな奴らが群雄割拠してた時代でもありました。
Girl-Boy Song / Aphex Twin
エイフェックスツインはあんまりメジャーではないので入れるか迷いましたが、個人的に大好きなのでしょうがないです。はい。
特にこのGirl/Boy Songが入ったアルバム「リチャード.D.ジェイムス・アルバム」はブレイクビーツ系では不朽の名作。
ブレイクビーツとはよくある4つ打ちの同一テンポではなく、変拍子でタガが外れたプロペラみたいにビートが縦横無尽に飛び交うリズムのこと。
元はジャズドラムから来てると思いますが。それがDTMとベッドルームテクノの台頭で進化していったんだと思われます。
90年代後半では誰でも手軽にテクノが作れる時代だったのでAphexのような個性的なアーティストが益々増えていきました。
話は変わりますが竹村延和氏も大好きです。
November Rain / Guns N’ Roses
ガンズいいよねー?
一度はこの言葉を仲間内で聞いて嫌気がさしたことがあるのではないでしょうか。もちろん、私もそうでした。
そういうヤツはえてしてガンズ嫌いに走ってガンズの良さを見つけられずに年老いてくんです。
さて、そんなガンズの中でもこの「November Rain」は名曲と断言して間違いないでしょう。
PVがほぼドラマなのでアクセルがほんと楽しそう。こちらは1991に出た赤のほうに入っております。
The Unforgiven / Metallica
今回の90年代洋楽の中に入れないとマズいであろう奇跡のアルバムが誰もが知るメタリカのブラックアルバムです。
それ以上、何も申し上げることはございませんが、1曲選べと問われたら、このThe Unforgivenしかないのかなと。
もしくは「One」ですが、あちらは80年代に出てますので却下。
どちらにせよ、スラッシュ四天王の中ではじめて歌詞を読みたいと思ったのは後にも先にもメタリカだけです。
Freedom / Rage Against The Machine
最後はザック・デ・ラ・ロッチャとググれずに書けた「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」のフリーダム。1992年リリース。
こちらも何も言うことはない。90年代、俺たちを熱くさせてくれた洋楽バンドベスト10入りは満場一致で可決です。
「Anger the giftッ!!!」
それにしてもトムモレロがカッコ良すぎる。なんだあの位置の高さは。グランジとの差別化か。しかも、これだけキャップが似合うギタリストもそうそう居まい。
もっと熱くなりたい方はライブ映像を見つけてヘッドバンギンしてください。
あと、どうしてもKilling The Nameも推したいので載せておきます。
こんなんで法が政府が言われたらそれは大きな脅威となるでしょうね。「トランプ再選っ!イエ!フリーダム!」とか言わないだろうけど、一票入れちゃいそうだわ。
レイジは今年再結成するそうですが、歳食うと余計なことを考えちゃうので、メッセージ性の強いバンドはビジネスとして難しい部分があると思う。
自分はアーティストのメッセージなどハナから聞いてないので普通に音楽として楽しめてますが、中には媒体としての音楽もあるので大人になると困ったことになりかねない。
好きなものを好きと言えなくなるのが辛いなら、それは真の音楽ではないと思います。
以上、90年代を飾る世紀末的音楽10選。個人的な趣味ではありますが、あながちメジャーな気もしました。みなさんも同じのを聞いてたら嬉しいな。
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