アトマイザー

AMMIT MTL RTA レビュー!さらに貪り食らう懲りない面々


えー、連投でお送りさせていただいてますGeekvepe界隈のRBA。それも今回で一区切りできそうです。遅ればせながらガリガリです、こんにちは。よろしくどうぞ。

私最近思うのですが、なんか皆さん全体的に新製品(マスプロ)への熱が少し下がったような気がしませんか?気のせいかな・・。は?元々興味ない?

もちろん連発し続けるメーカーに我々は追いつけないし、何より二番・三番煎じも多い。ユーザーもいいかげん「あ、そう(ハナホジ」みたいな感じかと思われる。

まあ、今回ご紹介するAMMIT MTL RTAも実はそうなんです。だってほぼ8割くらいAMMIT RDAそのまんまなのだから・・・。だがしかし!

提供 / 3AVAPE

AD
AD

Geekvapeの顔 「AMMIT」


Geekvape公式より

このAMMITは3Dエアフローを武器にGeekの中核を成すヒット製品でした。

無印、Dual、25、RDA、MTL RTAと歴史を踏んでいったのであります。

私はDual以外試してきたのですが、どこかAMMITの特徴というのは「フレーバーチェイス・DLアトマイザー」のように思われます。


Geekvape公式より

その理由は一貫とした3Dサラウンドエアフローへの飽くなき姿勢でしょう。

いわゆる従来からあったボトムやサイドだけでなく両方から包括的に当てることで、より余すことなくフレーバーを舌へと運ぶことに成功した。たぶんね。


そして、その味を占めたAMMITはさらなるリキッドを求めて貪り続ける。そう、AMMIT MTL RTAがここに誕生したのである。

径は24mm。シングルコイルデッキ、トップエアフロー、MTL・・・

何故に24mmなのだと突っ込みを入れたいのはやまやまだが、そこはシリーズを考えて差別化をはかりたいという意味もあるのだろう。


個人的には新たな機構などを期待していたのだが、どうやらタンクをつけたAMMIT RDAといって間違いないようだ。

結論から最初に書いてますが、そりゃ見れば分かりますよね。

とはいいつつ、大好きなアトマイザーであることは確か。

もし興味がお有りなら最後までお付き合いのほど宜しくお願いいたします。

 

使い回しなAMMIT MTL RTA


サンプルです。実際はちゃんとした化粧箱かと。


まず、RDAのようにボトムエアパーツが見たりません。これは製品版も同様なのか不明。

ドリチは内径が2mm、3mmのものが同梱。しかしサンプル版はどう見たって2mmが2個入ってました。


珍しくクラプトンではない単線プリメイドが付属。26G-3mm/1Ωくらい。好きなタイプなので最初はこれ使います。


ドリチはRDAと同じく510ベースにスレッドでジョイントさせるタイプ。素材はデルリンからPMMAに変更したかもしれません。

前述しましたが2mm/3mmが付属します。※公式ページにて確認済み。


底もRDAと全く同じテーパー加工。※左はAMMIT MTL RDA。


もちろんRDAの秀逸ドリチたちも違和感なく装着可能。自分は短い3mmの大きさのやつが最高でした。

 

RDAと比較しながら全体像とパーツをみていきましょう


よーく見ると個性的。トップパーツが多いからでしょう。普通のRTAはボトムエアフローが多いし。

あと、トップフローだからといってくれぐれも漏れないわけではないので過信してはいけません。私は空吸いでジュルりましたし。


AFCは5ホールを無断階と1ホールでキめていきます。リングが外せますので洗浄にはありがたい仕様。そしてRDAではなかったストッパーもついてます。


一番重いドローは1ホールのみ。これはかなり重いです。他はあまり知りませんが記憶が確かならBerserker miniの最小2つ目レベル。

でも全開だとDL可能。RDAよりデッキが狭いくせにドローはRTAより軽め

トップパーツの流入経路のせいかもれませんけどね。しかし振り幅が結構あって重宝しますよ。


トップキャップはネジ式です。よくあるスライドは精度が悪いと滲むので今はこっちが好き。


コンタクトピンは調整式だし、ドリチ接続なんかも普通のRTA仕様です。しかし、MTL RTAでトップエアは初じゃないでしょうか

ZEUSやENGINE NANO、HorusやSOLOMON2、INTAKE、そして早く試したいDEAD RABBIT RTAなど様々な製品がありますが構造上どれもDLが多い。


全バラするとトップパーツがほぼ自社のZEUS DUALとそっくり。

24mmで4mlを確保し、且つ二重チャンバー構造でトップからボトム変換。なのでデッキは自ずと小さくなります。

実はAMMIT MTL RTAはそんな副産物的要素で誕生したのかもしれませんね。それと二重チャンバーは放熱効果も有り。


それではデッキを見てきます。ほとんどRDAと同じだけどね。そういえば怪物マークは刻印されてませんでした。

 

ガチでAMMIT RDAが小さくなっただけのデッキ


デッキは2ポストのシングルコイル仕様。GTAタイプなのでリキッドは下から供給されます。

エアはトップから流れてきたものをボトムと両サイドに変換。


左はRDAで右はRTA。ソックリですが大きさは結構違いますよね。

もちろんタンクを確保することがRTAたる最大の特徴でありますからいたしかない。

デッキレイアウトを変えないというのもまた自信の表れでもあります。

ただしコットンホールはBerserker miniのように負圧供給式です。よくあるコットンを底へ落とし込むタイプじゃありません。

吸わなければコットンは湿りにくいです

ただしリキッドが入った状態で空吸いを多くすると最悪溢れて口の中まで押し寄せてくるのでご注意を。※私がそうだったから。


チャンバー裏も大きな差がある。デッキに対してバランスはとっているつもりでもビルドコイルや出力は違いますからね。

なので、RDAと同じ味を出すには難しいかもしれません。チムニーもあるし。

そして、エアのINあたりの構造がRDAより広いせいかよく通ります。

どちらにせよデッキは似ていてもセッティング自体はやりがいがありそうではある。では、ビルド。


AMMIT RTA同窓会 様 / ホテルGeekvape

「おまえら老けたなー!あはははは!」

「あれ?デュアルは?」

「あ、う、うん・・あいつ呼んでねーわ・・」

 

ビルドはやりやすいがウィッキングは慎重に


単線プリメイドが美味しそうだったのでとりあえず組んでみます。

デッキが小さいくせに3mmとか意図的なのかもしれない。ほんとギリです。

基本的にはコイルをエアで包括させる位置がベストかと。※RDA比

それと、ワイヤーホールが単線クラプトンが入るかどうかのギリギリサイズ

クラプトン好きなギークが付属させなかった理由はこれか。ただしコットンホールが割とあるの。


通常この大きさのデッキなら2mmか2.5mmだろうけどコットンワークを考えると3mmでもありかなと。※こういうジュースホールでは小さい穴にコットン詰めちゃダメです。

感じでいうなら「ボサっと溝につめるだけ」。

エアリーじゃなくてボサっと。コットン足が長くなっちゃったからといって折返してもダメ。※俺比


こんな感じにパンパンツンツンにしておくと重いドローでもアホみたいに供給されていきます。逆にスカスカコットンだと最悪ジュルる。

コットンホールのスペースはなるべく埋めたほうがいいです。

隙間があるとリキッド吸い上げてエアホールからリークしやすい。これ、デッキが浮いてるGTAタイプだったら良かったのにね。

ただし吸わずにいれば供給されにくいのも負圧供給式のメリット。※ミスト化させる出力バランスとはまた別の話。

まあ、デッキが小さくてもエアホールは3方向から来てるし3mmスペースドなら理にかなってます。

さらに濃くしたいのなら2.5mmのマイクロがベターでしょうか。※俺比

ビルド自体は楽ティンですがコットンの落とし込みだけ気持ちめんどくさいですね。

 

【総評】 漏れにくいRTAでMTLという強み!味は普通に出てますが・・・


ちょい昔のRTAだと、リキチャ時に命かけてました。いかに早くチャージしてキャップを閉めるかがカギだったから。

それがGTAタイプに移行したり、フラットキャップで圧かけさせなくしたりと昨今のRTAは色々と改善されてきたと思います。そしてトップエアフローRTAも次々と誕生。

しかも最新式のこのAMMIT RTAは味に定評があるMTLアトマイザー。

冒頭で二番煎じだとやや小馬鹿にしてましたが、存在意義は十分にあります


使い勝手に関してはトップキャップが滑りやすく外しにくい。デフォのガラス固定用Oリングは相変わらず癒着してるのでバラす際はご注意ください。私は即交換しました。

ドリチとAFC関係はほぼRDAと変わりません。DLがしやすかったことくらい。しかしちゃんとドローは激重にも出来ます。

そして最後に味の出方の感想ですが、私はAMMIT MTL RDAに比べて少し薄かったですね。

そもそもダイレクトなRDAと比べるべきものではないにしろ、期待していないわけじゃなかったので。


コイルはプリメイドの3mm/1.0Ω、15Wあたりと26G-2.5mm/0.7Ω 20Wあたりで試しましたが2.5mmマイクロのほうが気持ち濃いかな程度。

ウィック処理の良さは3mmでした。※リキッドは常飲hiliq鉄観音。

鉄観音は低ワットでドライなタバコ感が出て、30W手前くらいで甘みが出てきます。

私は18Wあたりが好きでそれを基準にしているのですが味の芯はちゃんと出ているように感じました。

しかし、こういう身の上ですので他の方よりも多くの製品に触れてきているつもりでいます。

なので誇張に値するにはキャリブレーションが取りづらく、余程美味しいと思ったときしかはっきりとした答えは出しにくい

このAMMIT MTL RTAもまたそのような感じで誇張はし辛い。

私の持つ「普通に美味しい」と思える基準と読んで頂いている方とは相違があるかもしれません。

なので前からレビューしてきた製品と点数付けで評価しています。

それなら、それをお持ちの方であれば把握しやすいのではないかと思うわけです。(いつも話長いぞ。


はい。RTAの中では一番美味しいと思った製品はARES RTAが7.5。

次いで、Berserker miniが6ならAMMITは6.5SIREN 2よりは自分の中では少し勝っています。

なので自分が今まで試してきたRTAの中では第2位。ただし、ARESよりビルドのノリシロがある気がします。

あくまでインプレの範囲ですし人間だもの。変わることもあるでしょう。

もしAMMIT RDAと迷っている方がいましたら速攻でRDAをお勧めします。BF運用ならRTA要らないし。漏れにくいし美味しいし。

そんなAMMITワールドなのですが、なんか好きなんですよね。Geekが好きなところもありますが得体の知れない存在感でしょうか。

以上、最後までお付き合いありがとうございました。何かのお役にたてれば本望です。

追記
トップボトム式はコットン多めじゃないと結構ジュルりますね・・。エアホールにかからないようにウィッキングするのもコツかと思われます。
AD
AD
GariGari-Studio