おはようございます!ガリゲーです。いつもお仕事お疲れ様でございます!
はい、今回ご紹介いたしますのはHellvapeさんの「ANGLO(アングロ) RDA」。
Hellvapeといえば「Deadrabbit RDA」が有名。最近は「Aequitas RDA」というのも出てます。
これも含めて全部レビュアーとのコラボ仕様という他力本願さ。
一方、Joye軍団やSMOK,Aspireなどは一切コラボしてません。格差社会ってやつです。いや、実際はクリアロ主体だからでしょうね。
特に名前からしてヤバイ「Hellvape」なんかはコラボしないと生き残っていけません。
それではそんな切ない「Anglo RDA」をレビューしていきます。
まだ組んで2日しかたってないからレビューじゃなくインプレッションのほうが正しいかもね。
特徴とスペック
もう見ただけで購入に踏み切るという潔さ。我ながらバカ丸出しでお恥ずかしい。
どこかBerserker RDAにたらふく食わせたようなナリ。
3AVAPEで約3,500円と割と取られました。プリオーダーのFTだとMAPで約3,300円くらい。
すでに販売されてたり、まだプリオーダーとかショップによって差があります。
さて、このAnglo RDA。クランプポストデッキを有したシングル・デュアルコイル対応であり、ボトムから煽り45度で入る対角エアフロー構造を持つ。
「Anglo RDA」はAnglo(欧米人)とAngle(角度)をかけているらしい(たぶん)。そして最大の特徴は24mmと29mmのAFC兼ビューティーリング。
開発はDukunVapeとかいうインドネシアのインスタグラマーかグループなのかよく分かりませんが、その方とのコラボだそうな。
Youtuberとかではなさそうですし、物理的な構造云々よりもVIBES()としてのコラボだと思われる。新しいコラボのスタイル。そのうち宗教が入ってきそう。
コレ、出た当初から情報があまりなく、動画も何も上がってませんでした。公式にも全体のフォルムのみでデッキ画像ですらシークレット。
唯一、Vaping360で見たデッキはどこか既視感のあるスタイル。しかし大きく末広がったAFCリングがとても印象的に映った次第。
そのあと、すぐにレビュー動画が上がったのですが、そのエアフローの構造上「ダダ漏れ」というレッテルを貼られてしまったようだ。
「買わなくてよかった!サンクス!」みたいなコメントも散見。
そんなどこか独り歩きなAnglo RDA。実際のところはどうなんでしょうか。それでは早速御開帳とまいります。
パッケージ内容とフォルムや質感をチェック
小さい箱。でも表面がラバーっぽくてこだわりを少しだけ感じます。内側は何気に銀箔。「nm?」なのかロゴがデカく入る。AngloのANか?
どでん!としてます。西郷どんみたいな。いや、最近の大河では一番推し。
もとい。中敷きのウレタンみたいなのが外しにくいぞ。
内容物オールスター。レンチが無いとは珍しい・・
見れば分かりますね。BFピンは六角で先頭にホール。あと、デドラビと違ってOリングの品質が悪い気がしました。
緩いしモロイからダメですコレ。高いくせに。
本体愛でていきましょう。まずはデフォスタイル。AFC(エアフローコントロール)リングの出っ張りで25mm。ベースは24mm。
29mmのリング装着。UFOかよ。これは確実にMODを選びますね。
最初コッチのほうがカッコイイと思いましたがMODと合わせると通常のほうが良かったです。
そして超低いドリップチップに替えるとかなり様変わりする。個人的には良い見た目。
こんなの熱くて吸えないんじゃねーの?とも思いましたが案外加えやすくダイレクトな味が気持ちいい。コレ好き。
ここまで来るとRDAというよりか宇宙との交信に使えそうな神具にも見えます。どこか神秘的なのも頷けますね。
Anglo RDAの構造
Anglo RDAは大きく3つに分解。まあ普通のRDAと何ら変わりません。
2種類のドリップチップは810。上のやつはPEIだけ外せるっぽいが固いのでやめました。
それじゃあまず、デッキ以外から見ていきます。
ドリチの底はデドラビ同様テーパーってます。しかし、ほんとこの低いドリチ、攻めてるわ。だって無くてもいいくらいの低さだから。
2種類のAFCリングはホールの大きさが一緒です。しかし太さ分距離が違う。外側にいくほど内径は小さくなります。ハメこむとベースとツライチ。
これ全閉できないんちゃうの?と踏んでましたが可能でした。
対角でホールが開いてない箇所で調整可能。割と絞れましたよ。
キャップ内部はドーム型。ドリチの底とはキレイにRで繋がってます。
ただ、ストレートタイプの段差がついた810だとうまく挿入できませんでした。※無理すれば入ります。
それでは肝心なデッキを見ていきましょう。
ありそうでなかったデッキスタイル
このAnglo RDAはシングルでもデュアルでも片方のクランプだけでビルド可能な構造です。
ポスト一つでポジネガが同居しているのが特徴。上に彫られている「+-」の表記で意味が分かりました。
普通はどちらかのポストがポジかネガの場合が多い。
つまりインシュレーターをメンドイ配置にしなければいけないので随所に努力の後が伺えます。
両ポスト間が若干広めですが、クラプトンの3mm径×2は厳しかった。下は2.5mm×2。
そしてデュアルで組む場合でもジグを固定できます。富士山みたいなやつね。
ただ、この位置がベストポジションなのかは分かりませんけど。
煽り当てのエアフロー構造は諸刃の剣
肝心なエアホールは対角に2箇所。煽り傾斜約45度で直線で入る感じ。
しかも割と細いのでAFC全開でもガバガバではありません。
こんな具合にちょうどジグ置き場で固定した箇所に出る流れ。GR1 RDAというか欧州アトマではよくありそうな機構かと。全体像がFLAVEに似てると思う。
それで肝心な「漏れ」なんですが・・。ちょうどウェルの中間あたりにエアホールが位置します。
しかも傾斜してる。BFは中央にあり過剰供給を防ぐためかキャップで覆われてます。
この動画をご覧になれば分かりますが、かなり押し込んでる。しかも直前で映像繋いでる始末。
ここまでいかずともボトル2プッシュ程度では漏れないんじゃないかと思う。
しかしシングルだとコットンの間でリキッドが遊びやすいので漏れ出しやすいことは確か。
なので私は上からのドリップ限定でこのAnglo RDAを使用してます。BFだと気を使う。てかBFめんどい。
ビルドと味の出方
クランプ式ですが、GOVADみたいにスプリングでせり上がりません。
しかもネガポジが同居しているので凸型でガタガタしやすい。
むしろ外してからビルドしたほうが断然やりやすい部類。ネジも太いので固定しやすかったですね。
2,5mm径の3コアフューズド(30g*3)でこのくらいの幅。
いや、クランプだしゴッツイのでイきたいじゃないですか。最近は単線MTLばっかだし。
デュアルだとどうしても長巻を強要されます。RDAの特性上、今の所シングルでは組んでません。
相当ミスト出すビルドしないと外気と混ざるし劇絞りで使うアトマじゃない。
なるべくリキッドを保持したいのでコットンは長めにセッティング。Baconです。
エライ直線でミストが走る。ほぼ成功ということですが味は鉄臭さいだけでした。ちょっと単線にしてみます。
ちなみに単線デュアルでもビルドのしやすさは変わりません。
クラプトンと違い隙間が出るのでついついオーバーチャージしてしまう。で、吸うたびに傾くじゃないですか・・
だよね・・。AEGISに乗せておいてよかった。ほんとAEGISってこういうとき専用で助かるわー。このあと洗面所でジャブジャブしましたよ。
味の感想としては元々期待するはずもないので「許容範囲」といったところ。デドラビ以下なのは間違いないです。
デドラビが8ならアングロは4か5くらい。※リキはデドラビでレビューしたTHRONE
クランプでデュアルコイルを中心にもってこれるのもポストレスっぽくて自由度は高い。
そして案外この低すぎるドリチが吸いやすかった。
異様なAFCもデザインとして良いし、エア調整やドローも思いのほか秀逸。
難点はやはりデッキ内部のリーク防止に何か工夫が欲しかった。ちょっとした返しみたいなパーティションがあればな。
それかいっそのことプチRDTAにしたほうが売れる。
まあ、いろいろありましたがこのAnglo RDAを購入して損をしたという気持ちは一切ありません。
「自分が気に入ったモノを買う」
誰が使って良かったから買うとかショップがオススメしてるものをつい購入してしまうことも多々あるでしょう。
それはそれでハズレは少ないかもしれないが「おもしろくはない」よね。