プルームテック

あのBACKLASHとプルームテックが激コラボ!このクオリティはタダもんじゃない


プルームテックファン、並びにハンドメイドレザーが大好きな皆さんこんにちは。ガリガリです。

いきなりですが、革ブランド「ISAMU KATAYAMA  BACKLASH(バックラッシュ)」ってご存知ですか?

恥ずかしながら私は知りませんでした。そのうえ、革には全く疎いのです・・。

しかし、今回のコラボ製品を実際に触ってみたところ、その質感の高さに驚嘆した次第。

Ploomブランドは以前から舘鼻則孝 氏やイタリアの「Felisi」なんかともコラボして話題になりました。

バックラッシュもまた人気ブランドなので白羽の矢が立ったのでしょう。

では、早速ではありますが、詳しくその製品をレビューしていきたいと思います。

 

AD
AD

BACKLASH(バックラッシュ)ってどんなブランドなの?


https://www.backlash.jp/

革への拘りを追求し、製作工程を試行錯誤した上に完成されたブランド「ISAMU KATAYAMA BACKLASH」。

オールシーズン常にレザーを追求し、オリジナル素材の開発から、独自の加工や染色方法まで、革の持つ特有の可能性を限界まで突き詰めます。

熟練の職人の手で一つ一つ丁寧に作られているため、大量生産は出来ないが、唯一無二の物作りを追求し続けています。

旧き良き時代へのリスペクトと、現代に生きる私達だからこそ生み出せる創造(クリエーション)。

色褪せることなく、時の経過と共に魅力を増すレザープロダクトを私達は提案します。

全然知らないので公式サイトから引用。

とにかく、革へのこだわりがハンパねーぞと。ひとつひとつガチで丹精込めて制作してますよ!的なストイックなレザーブランドらしいです。


そして、今回のPloomブランドとのコラボ製品は3つ。プルームエスとプラスのレザーカバー。それにマルチケースになります。

カラーはブラックのみ。それぞれの価格は・・・

・・・んっ?

50,000円???

(( ;゚Д゚))

 

・・・・・・


うそやろ・・。あんな小っさいプラスのレザーカバーでさえも19,000円(税込み)だと・・・

自分が日々、どれだけ節約してこのコロナ禍を死にものぐるいで凌いでいると思っているのか・・。それを知ってのまさかの狼藉か?

 

プルームテックプラス、 レザーカバー

19,000円!!!!

 

プルームエス、 レザーカバー

20,000円!!!!

 

プルーム マルチケース・・・

50,000円!!!!

 


5万あれば、ファミマの納豆巻きどんだけ食えんだよ・・・

いや、落ち着け俺。

このレザー製品は何日かけて作ってるのか。どれだけの労力が投入されてるのか

その結晶であるプロダクツを価格に換算したとき、はたして高いといえるのだろうか・・

とにかく、製品をみていき正気を取り戻したいと願う。

 

プルームテックプラス専用 レザーカバーを使ってみた


厚紙漆黒ケース。中央には「BACKLASH ~for Ploom」のロゴが鎮座。

1万以上でビビる私ですが、これらはプレス用サンプルなのでシレっと開封していきたい。

ちなみに市販品かは不明。シュリンクなどは元からありませんでした。あとプルームエス用のサンプルは無し。


蓋を恐る恐る開けるとレザーカバーが白い袋に包まれております。ブランドカードみたいなのは見当たりません。本物でいいですよね?

シリアルナンバーとかあれば所有欲が湧くのですが、サンプルだからでしょうか。少し簡素な気がします。

「革のお手入れについて~」とかPloomならありそうですが付属品はホント何もない。潔しBACKLASH。


はい。出ました。イタリアMONTANA社の牛革ショルダーレザーを使用したプルームテックプラス専用のレザーカバー。

鈍く光る艶から男の色気さえ感じます。ぶっきらぼうなデザインがまた渋すぎる。

見たところ、どう使うの?っていうスタイルですが、そのまま突っ込めばいいかと。最初はさすがに固いですよ。

表側にはデバイスのボタンやリキッド窓、エアインテイクなどが予め空けられてます。


ただ、装着したままでも充電可能とプレスリリースには表記されてましたが、それっぽいポートの穴が無い?

どれだけ目を凝らしても切れ込みなどは確認できなかったです。※該当するのは本体下の裏側。ストラップ側ね。


そのストラップは30cmくらいでしょうか。メビウスの輪のように面が逆になってます。首にかけたときに絡まない効果があるとかないとか。

肌触りはツルスベ。手にすごく馴染んでいつまでも触れていたくなる質感。


カバー正面には「ISAMU KATAYAMA BACKLASH」のロゴ。型押しされてるので全く目立ちません。

カバーの表面は少しザラっとしていて硬い印象。渋い風合いのシワが目立ちます。


よく見ると、ロゴの下にExclusive for Ploomの文字。プルーム専用って意味ですね。あと、Made In Japanも。


ストラップとカバーは金具を取り外して独立可能。金属の表面はサテンっぽいマット仕様。


ストラップのほうは革を折り返してるので耐久性はあるかと思います。しかし、カバー側の金具はどうやって固定されてるのでしょうか。

ネジが2つ付いてますが、おもいっきり引っ張ると破れそうな気がして若干怖い。


では、さっそくプラスを入れてみます。最初は激固いのでゆっくり回しながら挿入。キッツキツでステッチが千切れそう!


なんとか無事、最後まで挿入できました。たぶん、使用していけばそのうち馴染んでいくことでしょう。

しかし、無骨だねぇ・・。このサイドの出っ張りがいいアクセントになってて悪くないです。

派手なデバイスカラーだとワンポイントになって引き立つかもしれませんね。


ただ、ストラップが底付けなので首にかけると本体は下向きになります。そこら中歩き回ってるうちにカプセルが飛んでいきそう。

下向きのほうが持ちやすいし吸いやすいので、マウスピースかなにか装着しておいたほうがいいような気もします。


パフボタンの押し心地も問題ないし、LEDやリキッド残量も確認可能。

それほど、革に厚みもないので違和感はほとんど感じません。


問題は本体を取り出す時かな。逆さなので容易に外れたらカバーの意味がありません。なので最初はかなり固い。カッチカチ。

それにしても、充電ポート用の穴はどこにあるのか?

それ以外はよくまとまってて漆黒のレザーが漢を上げてくれる逸品だと感じました。


こうしたハンドメイド製品で19,000円が高いか安いかは個人の環境や価値観で判断されるのでしょうね。

いろんな人が居ますから。

とにかく、職人の技を肌で感じたい方には申し分ない出来だということだけは間違いない。

 

何もかもが入るプルームマルチケースの全貌


先のプルームテックプラス専用レザーカバーより一回り大きい紙箱ケース。どないやねん。


これ5万か~。っていうけど、素材や制作日数考えると普通だと思いますよ。・・と言い聞かせる俺。

自分で作れって言われるとそのくらい取りたくなりますし。まあ、10年経っても作れないことは確か。


こちらですね。プルーム・マルチケース。縦約20cm、横幅が約13cm、厚みは約6cmほど。ギラギラしてますねぇ。

表面にはアルチザナルレザー、certification、ISAMU KATAYAMAのドヤロゴ。証明書かな。

うーん、少し目立つか。もう半分にして隅っこに位置させたい。


表面はマットでロウ引きしたような乾いたベタ付き感。

あと、画用紙ひいて撮影しましが、終わったあとに塗装?みたいなのも付着してました。


こちらはイタリアGuidi社の牛革カーフレザーを贅沢に使用したマルチケースなのだとか。

使い込むほどに味わいが出るヤバいやつですねこれは。


2つの取っ手があるジッパーは大きく、これまた男っぽさを演出。漆黒とシルバーのバランスがどこかホストっぽい。FF15っぽい。

サイズのせいかレザーカバーよりオラつきレベルが高いので誰しもが似合うわけじゃないです。似合う男になれよっていう意味でしょうか。余計なお世話か。

バックラッシュはライダースが有名らしいので、それがモチーフになっているのかもしれません。


さて、裏面は表と違いシンプル。サイドのステッチもかなりしっかりしている印象。素人目にみても型崩れなどはしなさそう。


これは革作ってる人にぜひレビューしてほしいですね。随所の技が自分じゃ見つけられない。

なので写真でご判断くださいませ。黒くてよく分かんないすけど。


では、全開にします。すると、メガネケースのようなポーチとプラスを固定できそうなバンドが配置されてました。

ポーチの質感は表面と同じようですが、ケース内側の処理が表面(おもて)よりも艶っぽい。


反対側にはたくさんのカードソケットと2つの長ポケットを装備。下部にはBACKLASHのロゴを配置。


財布として使えそうな開口サイズなので名前通りなマルチケース。

全体的に割と革が伸びるので思ってるよりかなり入りますよ。

プルームエス、プラス、ウィズ、無印、ケーブル、紙巻き2箱くらいは余裕。


これだけ使うヘビーユーザーもそれほど居ないと思うので普段使いなら重宝するでしょう。


しかもメガネケース(ポーチ)がマジックテープで外せます。これは便利。


なぜかというと、コレをつけたままボタンをハメにくいから。※膨らんでて柔らかい


もう、写真を見てるだけで高級感が溢れてきます。全体をくまなく触ってみると5万は余裕でアリだと感じますね。

なんか・・・今まで自分が触ってきた革じゃないんですよ。質感も含めて。

 

自分を形作る本物の道具


革製品っていうのは自分自身が反映されるインターフェースなんだと思います。

製品としての形はあるけど、あくまで場を提供してるだけ。そこにどんな絵を描くのか、はたまたどんな道具にするのかは自分次第。

良い製品であればあるほど、使い勝手を具現化しやすい。それが今回のBACKLASH×Ploomコラボだと感じました。

AD
AD
GariGari-Studio

コメント

  1. コメントありがとうございます!
    そうです!経験者さんの知見を伺いたかったのです。
    やはり相応なんですね。詳しい解説ありがとうございます!

  2. はじめまして、いつも楽しませてもらってます。
    いやー、レザークラフトかじってる者からすると、5万のケースひとつ作る手間考えただけで、吐き気がするほどの面倒臭さを覚えずにはいられません!
    どういう革使うか、型紙作り、革の加工処理、ただ切って縫って終わりじゃ無く、断面も磨いて仕上げてって感じだから、5万は良心的な方かもですよ?現物見ないと実際のところ断言できないけども。ちなみにカーフは生後6ヶ月以内の仔牛の革です。