どうも、ガリゲーです。本日は11月11日。中国でいうところの双十一。1が並ぶことから「独身の日」ともいわれております。
なんでも独り身は寂しいからネットで良いもん安く買ってハッピーになろうぜ!みたいな感じ。日本でもイオンとか便乗するらしい。それにブラックフライデーももうすぐだしね!
はい、そんなわけで前回のマイクロスコープレビューに引き続き、またしてもマイクロスコープ(高いやつ)のレビューをさせていただきたい。
それではBanggoodさんの提供で「Andonstar ADSM201」をご覧ください。
Andonstar ADSM201 HDマイクロスコープカメラ
Andonstar ADSM201>Banggood.com
これ、申し訳ないですが結構します。ウン万円くらいします・・(汗。
Banggoodさんの簡単な紹介は前回に書いてますのでソチラも合わせてどうぞ。
さて、Andonstarっていうメーカーは全然知りませんが、とにかく電子顕微鏡なわけです。それに録画機能が付いている製品と捉えてください。
同梱物はモニター付きHDカメラ本体、LEDライト付きスタンド、USBケーブル、HDMIケーブル、ACアダプター(日本国対応)という内容。もうドーン!って入ってましたよ。
あれ?キャプチャソフトが入ってない・・カードで撮るし、まあいいか。
スタンドにはライト用電源USBケーブルが繋がれてます。外せません。なので前回のポータブルとは違いガチな据え置き用ですね。スイッチも何気についてます。
そこにカメラを固定調整するポールを取り付けます。案外しっかりとした台座だ。これは期待できそうである。
LEDライトが2灯あるので超明るい。他のスタンドライトで補正しようと思ってたけど要らないほど明るい。グネグネ曲がるので調整もしやすいですね。
そして本体のモニター付き300倍マイクロスコープカメラ。前回のよりレンズが大きいので解像度も高くなるはず。ゴールドの部分がフォーカスリングになります。
ズーム機能はないのでスタンド上下により画角を調整する。アイリス(露出)調整もなし。ただ裏面にマイクがあり、メモ代わりに吹き込みも可能。
左右に計7つのボタン。主に電源、MENU、UP DOWN、撮影切り替え、REC、ロックボタン等。端子は電源用のUSB(タイプB)とPCモニターに表示させるHDMI出力を装備。
全て取り付けるとこんな感じ。ガチですね~。台座と調整フレームはアルミっぽいです。台座の下にラバーがあるのでそれほどフラつくわけではない。じゃあ概要を。
Andonstar ADSM201の使い方・設定
画像にもあるように基本は電子顕微鏡です。それもハンダ付けに特化!。なのでワークの範囲は一番上にレンズを持ってきたとして約3cmくらいがワイド端になる。一番下にすると約3mmくらいの範囲を拡大してくれます。
モニターは3インチくらいかな。前回のMUSTOOLのものよりは小さいが、視認性も良く高級感がある。記録メディアはマイクロSDカード。
動画はフルHD(1080P)~VGA(SD画質)まで4パターン。まあHD一択でしょうね。静止画は4000px:3000pxの俗に言う1200万画素。しかしこれらのスペックは当然レンズや撮像素子と相関する。
記録時間はマイクロSDカード16Gで約2時間20分ほど録画可能。フォーマットはQuickTime(.mov)。主流のAVCHD(MP4)に比べて圧縮率は低い。以外に古い製品か。
前回のポータブルタイプに比べて静止画を撮影しやすくなった。カメラをガッツリ固定できているからだろう。
設定はほとんどしなくても直感で操作は可能。左側のボタンはデジタルズーム(2-4倍)とMENUのアップダウンが主で、右側は撮影関係のボタンと電源ボタンがある。
以下詳細スペックの引用です。
- 十分な作動距離:4cm – 15cm
- 合理的な被写界深度:オブジェクトの構造がどれほど複雑であっても、私たちの顕微鏡は明らかに
- 専用レンズ:ベアリンググレアを低減し、はんだ付けの過程で発生した汚れの害を防止する
- リアルタイム画像、スミアなし
- 倍率10〜300倍、1920×1080P、30fps、高品質非補間大型CMOSセンサー
- デジタルズーム、4倍
- メタルスタンド、頑丈で耐久性、品質を示す
- USB2.0、HDMI HDビデオ&LCD3.0 960 * 240(HDMIのエフェクトは驚異的です)
- デュアルライトを持参し、反転イメージを減らす
- 1ソフトウェアはWindows 7とWindows 8で互換性があり、ドライバは必要ありません。
- イメージセンサー:3メガピクセル
- ビデオ出力:1080pフルHD
- 動画形式:MOV
- 写真形式:JPEG
- フォーカス範囲:10mm〜500mmのマニュアルフォーカス
- フレームレート:600ルクスの明るさの下で最大30f /秒
- 倍率:10倍から300倍
- ビデオ出力インターフェース:HDMI、HDMI入力付きのあらゆるモニターへ
- ストレージ:MicroSDカード、最大32G(含まれていない)
- 電源:5V DC
グーグル翻訳なのでお察しください。それでは長文になりすぎたので本題の撮影をしていきましょう。
マイクロスコープでいろいろ撮影してみた
VAPE(電子タバコ)をご存知でない方は勝手に押し進めますことをお許しください。それしか細かいものが思いつかないから。
さて、VAPE関係でマイクロスコープを使用するっていったら細かいモノの状態把握ですよね。ぶっちゃけルーペのほうが使いやすいが外部モニタリング可能なのと撮影できることが大きな違いかな。
それで自分は結構老眼が進んでましてね。RBAビルドの際は老眼鏡かけてやってるの。そこで笑ってる方もすぐになりますから安心してください。
あとコイルレッグがうまく留められないときね。細い単線だとキツいからすぐ逃げちゃうし。本当はネジ先のど真ん中に当ててやりたいんです!
そんな思いがあって、このマイクロスコープに手伝ってもらいたいのだ。頼むよAndonstar ADSM201君。
マイクロスコープの倍率目安
レンズ一番上(焦点15cm)横幅3cm
レンズ一番下(焦点約4cm)横幅4mm
からのデジタルズーム最大(×4)横幅1.5mm
野口先生のお顔で判断させていただきました。行動範囲は3cm~1.5mmという結果に。これ以上引けないし、これ以上ズームできません。
HDMI入力がついたディスプレイならメッチャ繊細に見えますよ。
とりあえずクラプトンコイルを撮影してみる
画像に写ってるのはフューズドかFramed Stapleかスタッガードか分かりませんがWASP NANO RDTAに付属してたやつ。ちなみに外部ディスプレイ出力の際は本体モニターが消えます。
ここでお気づきの方もおられるかと存じますが・・まさに「どう便利なのかが理解できない」。ワイド端3cmだとデッキがギリギリ。アトマの台座分レンズに近づくからね。
なのでコイル足の接点や切り残しを確認するくらいしか思いつかない・・。もちろん私にとっては細かい撮影が可能という点だけでほぼ許せるのだが・・。
ただし最大デジタルズームだと画質は当然に粗い。撮影用途なら約4mmあたりまでが許容範囲。コイルは金属だし反射するからフラットなものであればもっとキレイに撮れるかもしれません。
うーん・・しかし他に用途はないものか・・。あ!そういえばアレがあった!細部をみて判断したかったみんな大好きなアイツだ。
クローンアトマイザーの細部を撮影してみる
何とは言えませんが、見る人が見ればすぐに分かるアトマイザーのクローンです。
本物は見たこともないので比較しようもないが、一番気になるピーク材っぽい接合部分の仕上げを見てみた。マシニング痕はどうでしょ。やり過ぎ感はあるかな。
でもキレイだと思いますけどね、普通に。バリとか発見するのに役立つかもしれない。世にクローン鑑定士なるものがいたらこのマイクロスコープが非常に役立つだろう。
うん、オッケーみたい。これからはマイクロスコープで確認してからビルドしよ。
見せてもらおうか、その動画性能とやらを
フルHDなのでキレイなはず・・しかしフラットな被写体でないと均等にピントが合わない恐れもある。
まあ、とりあえず撮影してみたので宜しければご覧ください。焼き入れです(笑)。
上はフューズドと下は前述の流れでジャガーノート。二つとも単に熱加えただけのものです。もう、「で?」っていう感想しかないです。あと近づけすぎて内部基盤が造影されてるのも確認。
普通は熱もった被写体は撮らないようにしてください。もっと解像度が高かったら融解してるとこが見れたのにね。
とにかくマイクロスコープの初体験としては色々おもしろい発見が多かったです。今後も色んなものを撮影して記事に活かせればと思っております。ありがとうBanggoodさん。