アトマイザー

Geekvape CREED RTAをレビュー|エアフローに一工夫ある爆煙アトマ


お疲れ様です、ガリゲーです。爆煙ブチかましてますか?

やれMTLだ口吸いだと巷ではタイトドローのアトマイザーがウケています。

しかし我々がVAPEを始めた当初、「爆煙」というキーワードに何かしら心惹かれた方も多いと思われます。

本日はそんなGEEKVAPEのCREED(クリード) RTAをご紹介させていただきます。

意味はアサシンクリードのクリード(信念・信仰)でいいと思う。2まではやりましたね。

提供 / 3AVAPE

AD
AD

CREED RTAとは?


GEEKVAPE公式より

CREED RTAは簡単にいうとデュアルコイルデッキの爆煙アトマイザーの部類。

そしてボトムとサイドからの吸気をアダプタで選択できるのが特徴です。


GEEKVAPE公式より

デザインもファットでオラオラ感がほとばしってる。最近珍しい3ホールのAFCだし、ノーマルガラスでも径は27mmもあります。とにかくデカイ。

タンク容量は4.5ml。バブルグラス装着で6.5mlにもなる。もはやリキッドボトルですよ。


GEEKVAPE公式より

気になるであろうエアフロー構造は3タイプ用意。各チャンバーを付け替えて様々なバリエーションを楽しめるというもの。

左/ボトムのみ。中/ボトム&サイド(小)。右/ボトム&サイド(大)

通常ならばデッキ単体でボトム&サイドへもっていくんですがこのCreed RTAはユーザー自身が選ぶことができるのです。

ぶっちゃけ、エア流入的に全部一緒に見えますがどうなんでしょうか。しかしGEEKVAPEは毎回こういう工夫を凝らした製品が多いので私個人は大好きなメーカー。

 

パッケージ内容とインプレション

個体はサンプル品です。どうせならシリアルナンバー横にでもSampleと書いておけば転売できないのにね。

もしくは油性マジックでガラスタンクにでも書いといてほしいわ。


色はシルバーですが塗装されてます。公式ではSSとなっているので注意。

付属品は予備関係と510アダプタ、エア調整用のアダプタ2個。バブルグラス。

ドリップチップは810ワイドボアとストレート、510。


GEEKのアトマイザーって尻すぼみなデザインが多いですよね。ベースは25mmからタンクまで27mmになってます。

結局27mmでいきたいんだけどMODとのフィッティングを考えるとこうせざるおえないということでしょうか。

今回はチャンバーの中にエアパーツを内包しているので余計に大きく感じる。



少し使いづらいというかキャップが普通のネジ式だということ。しかもグリップが薄いので非常に回しにくい。ジョイント式だと背が高くなるからかな。


ジュースホールは下部が浮いているGTAタイプ。チャンバーを外してみると大きいフォルムに比べて心臓部は小さいことが分かります。

なんとも「何がしたいの?」状態ですが、構造を知るとそうせざるおえなかったのでしょうね。

一見どこにでもありそうなRTAですがデッキ細部を見るとよく考えて作られている。


チャンバー裏はややテーパー。周りのゴムはアダプタを固定するための処理かと思われます。

ちなみにこのチャンバーのおかげでボトムリキチャが可能。漏れが怖いという方はぜひお試しください。


一応ポジピンの出具合はこんな感じ。調整ピンなので多少は出すことが可能。AFCリングは外せません。全閉吸える精度。それではデッキ周りを見ていきます。

 

美味いかどうかではなくウチらの考えた構造を見てくれよ


なんていう呼び名か分かりませんがデッキを覆ってます。

今調べたら「Three interchangeable airflow system」っていうらしい。意味は交換式気流システム。

脱着はジョイントでカブせてあるだけ。なのでグラグラします。だけど大本のチャンバーをかぶせればOK。


そのエアフローチャンバーを外す。するとデッキ構造があらわに。2ポストでデュアルコイルを2箇所で留める。

それで各2ホールのボトムホールとすぐ下にも大きいホールがありますね。


そこにエアフローチャンバーをかぶせてサイドからも当てるというのがCREED RTAの特徴。何回言ってるんだオレ。


説明しますと、エアフローチャンバーにはサイドホールが開いてます。上画像でいえば8つ穴。

そしてそこは窪んでいるのでデッキ下から入ったエアが二股に分かれます。

一つはコイルの直下でもう一つはサイドへと流れてコイル外から当ててるんです。ややこしいでしょ。そこまでする?


もちろんボトムオンリーでも大丈夫。隙間なくハマるためサイドエアチャンバーよりもガッツリ装着できます。後の2つは少し緩い。


スリットタイプは8つ穴よりも抵抗がある感じ。サイドエアの具合はチャンバーとの隙間が狭いので機能してることは確かです。

ただ、1回好みを見つければ毎回交換することはないでしょう。選択肢が多いことは必ずしもメリットだと認識しない方もいる。

 

ビルドは慎重を要するほどシビア


CREED RTAのビルドですが、まず2ポストでのデュアルが前提。シングルでももちろん可能ですがエアチャンバーの本領が発揮されません。

公式画像だとシングルリデューサーが付いてるから製品版には同梱されてるかもしれません。保証はできんけど。

こういうタイプは1つのコイルを設置してからまず足をカットします。そしてそれを抜き取ってからもう1個のコイルと足を揃えて2本同時に差し込んで仮止め&調整。


ただし、私はめんどくさがり屋なので1本入れてから足をポストで折り曲げて固定。続けて2本目を差し込んで仮止め、カットしてます。

基本的にやり辛い部類のデッキなのでデュアル用のコイルジグがあればいいのになと常々思う。

しかしカリスマZOZO TOWN社長に言わせれば「無いなら作れ」ということなので近々作ってみようかな。


ジュースホールが中央寄りなのでウィッキングもやり辛い。自然と入れ込むレイアウトじゃないのでコットンが斜めになっちゃう。

長さは下部から少し出るくらいまで伸ばしました。あと、デュアルでギチギチになので供給が心配でしたが特に最初から漏れもイガりもなし。


そして肝心なのがココ。エアチャンバーをかぶせることになるのでコイルは中央よりでないとショートの心配が出てくる。

それに3mm径だとコットンも干渉しがちで噛み込むこともしばしば。

これだけ見ると美味しそうですが、実際は3ホールボトムエアフロー。爆煙であることに違いは無いが味だけは少しでも出てくれ!頼むぞCreed。

 

意外にサイド仕様が利いてるCREED RTA


※リキッド見えにくいですが入ってますよ!

吸う前から「どうせDL系は全部一緒」という頭があり期待値は限りなく透明に近いゼロ。26g/0.35Ω/36W。

ですが、どうでしょう。よく吸ってるグレープ系のマレーシアリキがデドラビより少し劣る感じで出てくれました(どっちやねん)。デドラビが8ならCREEDは6。初代ZEUSとギリギリ同等。

肝心なエアチャンバーの具合はボトムだけでもしっくり来たんですが、サイド仕様のスリットタイプが意外なほど良かった。エアがスムーズになる。

ちゃんとコイル通ってるなというのがドローから分かる感じがしてDLが気持ちいいぞ。でもAFCは4分の一くらいで810ストレートが限界(私は)。全開だと空気吸ってるレベル。


本末転倒で絞って吸う場合はボトムだけのほうがエア乗りがいい。高温で焚く場合は8ホールかスリットタイプっていう選択が良さそうです。

久々に爆煙というミストとの戯れが実におもしろい。次はDL来るんちゃうの?とまで想像する始末。

難点としては薄いトップキャップ、煩わしいエアチャンバー、慎重を要するビルド、そしてデカイ!っていうことだけかな(多くね)。

ともあれ、GEEKFANであの頃のGRIFFINやAMMITをお好きな方にはウケがいいRTAかと思いますよ。

AD
AD
GariGari-Studio