VAPEは好きなのに手がベトベトになるのが大嫌いな皆さんこんにちは、ガリゲーです。
私が一番最初にスターターキット以外で購入したクリアロは「CUBIS2」の前のバージョンでした。CUBIS PROってやつ。
そのくらいに漏れるのがイヤだったわけです。特にボトムに穴が開いているアトマイザーは何をどうしたって物理的に漏れる宿命にあるので「VAPE=漏れとの戦い」が始まるのです。
関連記事>なぜVAPEアトマイザーは漏れるのか?その原因と対策
なので、そんなVAPERの困りごとを打破しようとして「CUBISシリーズ」は常にトップエアフローに拘ってるんですね。
しかも漏れ防止だけではなく、フリップトップと呼ばれる構造でリキッドチャージがしやすいのも嬉しい。
それではベプログショップさんの提供で詳しくレビューしていきます。
CUBIS2 クリアロマイザーのパッケージ
メーカーは2007年創業の老舗Joyetech。もはやVAPEメーカーのドンですね。おなじみの名機eGoAIOを作った会社です。
ベプログさんからのサンプルはブラックでしたが、正直シルバーのほうがいいです。その理由は後述しますね。
・CUBIS 2 アトマイザー
・ProC-BF 0.6Ω コイル(2個)
・510 ドリップチップ
・スペアガラスタンク
・マニュアル(日本語解説あり)
・ワランティ―カード
・スペアパーツ
同梱物は上記のような内容。予め装着されてるドリチはCUBIS2専用です。510ドリップチップも付属していますが、私は付けないほうが吸いやすかった。
日本語が説明書に加えられています。これは非常に嬉しい。1年ほど前では考えられなかったことですから。それだけ日本のVAPE需要が海外から注目されてる証拠です。
お恥ずかしい話しですが、私はこの説明書が無ければトップキャップを開けることが出来ませんでした(笑)。それも後述します。
CUBIS2の特徴
CUBIS2はトップエアフロー構造なのでしっかり装着さえすれば物理的に下からは漏れません。見た目は少ないようにみえますがタンク容量は3,5ml。
直径は22mmなので大抵のMODには装着可能です。それでは詳しく追っていきましょう。
背も低く(約4cm)、i Stick Picoには抜群の相性かと。デザインも無難なオーソドックスタイプ。エアフローは1箇所、リングで調整できます。
分解できるのはここまで。eGoAIOとは違い、アトマイザーを丸洗いできます。
トップパーツ、コイル、ベース。私が気になったのはベース部分。よく見ると底にパーティションがとられてます。
これは水面張力で過剰供給を防ぐためか、或いはリキッドが無くなっても大丈夫!と思わせているのかもしれません。
車もEMPTY ランプが点いてから50kmくらい走りますよね。たぶんあんな感じかと。
コイルはeGoAIOと似ていますが互換性はありません。リキッドを取り入れるジュースチャンネルは底にあり抵抗値はサブオームといわれる0.6Ω(推奨W15-28W)。
オプションで高い抵抗値のものもベプログショップさんで販売されています。種類は他に1Ωと1.5Ω。
CUBIS2のリキッドチャージ
リキッドチャージの前にコイルに数滴リキッドを浸み込ませておくとドライヒットしにくい。
こういった底にジュースチャンネルがあるコイルでは中々コットン上部に浸透しないのです。
そしてトップキャップを装着すると一見どこからどうやって開けるかのか分かりません。
このとき私はレビュアーとして屈辱的な説明書を熟読してしまったのです(笑)。
フリップトップという構造はSMOKとかの製品に多いのですが、要するにキャップを引いて開けるタイプ。
ですが目印がブラックにブラックで表示されてるので非常に見難い。写真でも分かりませんよね?
そしてキャップの矢印マークとAFC(エアフローコントロール)リングの矢印を合わせます。
そしてようやく開けることができました。エアフローリングが完全に閉じた状態にもなります。
後はタンクにリキッドを注ぐだけ。くらぐれも真ん中の穴(チムニー)に入れないでくださいね。
ボトムフローではないので満タンに入れてもOKです。キャップを閉めた際の圧力で漏れる心配もありません。
今回入れたリキッドは巷で人気のWOOKEY COOKIE。メイプルシロップのようでとても濃くて甘いリキッドです。
CUBIS2の使い勝手・味の出方
まずアトマイザーを上にしている状態ならば漏れないことは確か。1時間程度逆さにしてもコイルからの漏れもありませんでした。
しかし、漏れないということは何かを犠牲にしていることでもあります。
このCUBIS2に限らずコイルにエアが送れないものは「ジュルり」という問題が多く発生する。
つまり吸った際に気化しないリキッドが口に直接入ったりして吸い込み時にジュルジュルしてしまうのです。
これを懸念して中々トップエアフローは漏れなくてもジュズルという概念が出来てしまったりする。
だけど、いいかげんJoyetechも勉強していて、以前に私が使用していたCUBIS PROとは違います。CUBIS 2はジュルりが断然少ない!
無いわけではないです。リキッドチャージ後に2,3回来ます。しかし、それらは吸ってれば収まっていくので大した問題にはなりません。
通常のVAPINGでも空吸い(パフボタンを離しても吸いきる)を行えばコイル内に余分なリキッドが溜まりにくくなります。
そして肝心な味ですが、これは割と濃く出るほうだと思います。コイル抵抗値はきょうびそれほど低くなく(0.6Ω)、ワット数も30W以下で運用したほうがコイルは焦げにくくなる。
あと、以前のJoyetech BFコイルと比べれば、より気化するスピードが体感で速いと感じました。20Wほどでもミストが気持ちいいくらいに口に攻め込んできます。
CUBIS PROから明らかにコイルが進化してるので、1年前の自分がコレを手にしていたら他に散財しなくて済んだのかもしれません(笑)。