全然寒くならないですよねー、ありがたいんですがちょっとおかしい気候っすね。ガリガリです、どうも。
本日はこのYstar(ワイスター) Hell Demons(ヘルデーモンズ) RDAという地獄的なやつをレビューさせていただきます。地獄と悪魔。なのに顔が弱そう。
まあ、そのへんはスルーしてRDA本体をじっくり見ていくことにしましょう。
それではいつもありがとうございます!のベプログショップさんの提供でお送りいたします。
20mmというニッチなサイズ
最初、レインボーが目に飛び込んできたので焦りました。中はSSです。箱は割と大きいかな。
さて、このHelldemons RDAのメーカーであるYstarは以前セラミック製のNUWA RDAを出しています。
新進気鋭のメーカーなんですかね。隙間産業みたいな。
【YSTAR(ワイスター)】
Ystar Technology社は2013年よりRBAアトマイザーを中心に開発、製造を手掛けており、セラミック素材や天然石を使用した特徴のある製品を手がける、電子タバコメーカーです。
2013年!?意外に古株。
おっ!PCっぽい素材のキャップも付属してます。それにSSのクラプトン(推奨20-40W)も2個付属。何気に嬉しいじゃありませんか。
価格はベプログショップで3,580円の送料無料。当初発売したときに速攻売り切れたらしいです。NUWAも売り切れだし。
付属品はこれで全部。スペアパーツにドライバー(マイナス/六角)、BFピン、それと510アダプタも入ってます。
普通、こんだけ小さいのならデフォで510なのにね。810とは攻めてるわ。
そして、この特製ドリップチップはなんとアゲート(メノウ石)という天然石を削り出して作られたものだとか。
穴の径はストレートで3mmほどなので別に510でもいいじゃん!って話ですがソコは譲れないらしい。
こういう拘りは好きですね。810付けれますし。
付属プリメイドコイルはおそらくMTLに特化したクラプトン。というか、立ち上がりのいいクラプトン。フューズドじゃないっぽい。
うん、なんともいえないデザイン!。顔もどうツッコんでいいのか分かりません。
カッコよくはないことだけは確かなんですが、実は弱い風に見せておいてメッチャ強いキャラかもしれない。北斗の拳でいえばシャチ?
あのボロ布被ってて、急に本来の姿を現したときのような感じ。たぶんそういうコンセプトかもしれん。
この樹脂製キャップをつけるとこんな感じ。形状は同じでした。
たぶんPCだと思われるのでリモネン系のリキッドはヤバイかもしれません。
なんか・・東国原元宮崎県知事にみえてきたぞー。
はい。それはいいとして肝心なアトマイザーの構造を見ていきましょう。
【構造と特徴】 え?ソコからエアが入るんですか?大丈夫?
まずはデッキ、キャップ、メノウドリチに分解できます。
このHellDemons RDAはシングルコイルデッキでありまして、エアはボトムからサイド変換式でございます。
キャップ裏は特に処理されてないもよう。もう言っちゃいますが、なのに普通に味は出ます。
デッキはこのようにポールが1本立っていて、ワイヤー留めは片側によってます。
ウェルはかなり深い。20mmなのでBF推奨かなと思いきやそうでもない。※後述。
サイドエアホールは1箇所のみ。しかもこのポールはOリングで留まってますから回せちゃいます。※脱着可能。指でもがんばれば回せる。
クリン!と1回転させると今度は小さいホールが現れました。ここでエア調整するわけなんですよ。ギミック萌えっスね。
しかし、エアの流入はどこから入るのかしら・・キャップには穴は開いてませんでしたし・・・まさか!!
そうなんですよ。ご明答。デッキベース底に穴が開いてるんですわ。しかも4箇所流入口が設けられてます。
ここからエアが侵入してボトムホールを通って先程のポール穴からコイルに当てるというわけですたい。
MODに乗せた状態だとこんな感じになるよね。4箇所から入るので結構ドローは軽いです。
ベプログさんのページではMTL RDAって書いてありましたが、個人的には完全にDL寄りっすね。
しかも、エア調整できないのでMTLのつもりで購入すると満足いかないかもしれません。
うん、510の細いドリチでも軽い。2つの大小サイドエアを変えても軽い。うん。
あと、ちょっと言わせていただきたい箇所があります。また難癖つけてごめんなさい。
Hell Demons RDAで注意してもらいたいこと
まず、樹脂製キャップを付けたときにグリングリンさせるとベースの切りかけに当たりエグれちゃいます。
ちなみにNic Saltはニコチンソルト用として開発されてるっぽいので高抵抗推奨=MTLなんだと思われます。
それはいいとして問題なのは・・・
こうなるMODがほとんだということ。分かりますかね。奥まで締めても台座が浮く場合があります。
すると、エアの流入が散漫になり4隅のインからスムーズに入ってこなくなる。
スムーズっていうかエアインテイクを絞るってことかな。
そうするとタイトになってエアスピードが早くなる気がするのです。より明確にコイルに当たってる的な。
自分の手持ちを調べたところ、ほぼ7割方窪みやスリットが入った台座ばかり。
別に気にしなくていいならそれはそれですが、隙間があるとドローがね、もうゴーーー!!ってなっちゃう。
自分はスピーーーッ!ゴゴッ!スポァー!!プシュアー!っていう気持ちの悪いドローが大嫌いなのでスペーサーを付けました。
スペーサーなんて持ってないよ!っていうならヒートシンクか完全フラットなMODがお勧めかと思います。自分はメカスコのAthenaがベストマッチ。
注意というか個人的な問題なのでそんな大げさに言う必要はないかもしれません。失礼しました。
ではビルドして吸ってみましょう。
ビルドは簡単、味も簡単に出るフレーバーDL機
最初は付属コイルでビルド。ワイヤーもカットしやすくて何も不満はありません。
ジグ置き場はないですがややホール寄りにしてあげればエアは当たりそう。
単線の場合でも特に何も考えてないですね。サイドであってもエアは上に行くのであまり離すと味が出にくいかもしれません。
それと、単線の場合は下に逃げやすいので注意。Oリング捻れてるな・・
付属コイルは2.5mmでした。結構リキチャスペースありましたよ。3mmでも余裕。
気になるのはオーバーチャージによる「漏れ」ですが、今のところ皆無。
サイドエアホールは高い位置だし、ポールの接合箇所もOリングが効いてるかもしれない。
【個人的総評】 悪魔の顔以外はイケてると思います
0.65Ωだったのでだいたい25Wあたりですか。クラプトンもすんなり立ち上がる。※他のゴツイクラプトンは不明。
やはりDL気味なのでどうせなら810付けて吸ってみたら凄く気持ちいい。デザイン的にもあの山形ドリチより様になる感じがします。
HiLIQ グレスピですが味の出は良好。濃いとまではいきませんが十分フレーバーは立ってます。
内部が狭くコイルからドンストレートな入り方なので試飲にはもってこいのアトマかな。ザ・ドリッパーっていう感じ。
もちろんメノウドリチでも試しました。経験上、下の出力が大きいのに出口が狭いとこういった余計な結露ができやすいです。
ただ、味は全く落ちませんね。咥えやすいのもありますがどうしてもキャップに口をつけることになるので高温セッティングだと熱いかも。
最終的には510ドリチアダプタにGalaxies RDAのドリチ付けて完成させました。これは美味かった。でもクドいけどドローは軽い。
個人的には前述した流入口の問題さえ解決できれば中々良さげなRDAでした。
しかしこれらの評価は自分のスタイルにもよりますし個人の嗜好が強い部分でもあるので賛否はあってあたりまえですけどね。
ただ、自分の評価はこうでしたっていうだけです。条件つきで推し。