ペンタイプもそろそろ飽きたし、イカツイMODで色々設定イジるのもメンドイんだよなー、と思われるVAPERの皆さんこんちは、ガリゲーです。
本日はそんな「箱空けてリキッド入れればOKなの頼む!しかし少しは遊びたい!」というワガママな方へ、このスターターキットをご紹介させていただきたい。
その名も、Eleaf iStick Trim(トリム)
あの名機「iStick Pico」のさらにコンパクト版なのでしょうか。
それではベプログショップさんの提供でレビューさせて頂きます。
Eleaf iStick Trimの概要・スペック
iStick Trim>【ベプログショップ】
【商品詳細】
・出力モード:三段階切替式
・出力ワット数:5W~22W
・バッテリー容量:1800mAh
・抵抗値範囲:0.6Ω-3.0Ω
・リキッド容量:1.8mL
・510規格
カラーバリエーション:5色
ブラック、シルバー、ローズゴールド、レッド、グリーン【サイズ】
・寸法:35mm × 15mm × 126mm
・重量:96.7g
・リキッド容量:1.8mL
はい、簡単にいえばアトマイザーとバッテリーは別々。そしてバッテリーの出力調整は三段階可能というもの。
電池は内臓式です。操作方法も簡単明瞭でまず迷うこともないでしょう。しかし大切なこともあるので詳しくレビューしていきますね。
同梱物は本体バッテリー、アトマイザー(GS ターボ)、充電用USBケーブル、予備コイル(1.5Ω)、説明書(日本語あり)。
VAPEを初めて購入された方にとっては日本語説明書は非常に助かりますね。1年ほど前なんて考えられませんでしたから・・
それでは詳しく使い方を説明していきます。詳しくっていってもほとんど直感で使いこなせる方ばかりだと思いますがね。
一応注意点とかも踏まえて追っていきます。
iStick Trim バッテリーの使い方
基本的には上部のパフボタン一つだけで全てを操作します。
電源ON/OFFは5回素早くクリック。3つの出力調整は3クリックづつで切り替わります。あとはパフボタンを押しながら吸えばOK。
ちょっと見にくくてすいません。上部にはステータスランプがありまして、前述した5クリックで5つのライトが点滅します。
でもすぐに消えちゃうので常時点等が良かったかも。そしてこの5つのライトで充電残量が把握できます。
ランプが一つになったら充電をおすすめします。このiStick Trimのバッテリー容量は1800mAh。
人気ペンタイプのeGoAIO(1500mAh)と比べるとやや長持ち。しかし強い出力ばかりで長時間使用すれば比例して残量の減りは早いです。
充電は付属のUSBケーブルをPCに挿すか、output 5v1AのACアダプターでも充電できます。
しかもこのiStickTrimは2A充電にも対応しているので充電時間も従来機種よりは早い。
ただし2A(急速充電)を使用する場合は対応ACアダプターしか機能しません。
個人的には電池や本体に負荷がかかる2A充電よりもPCバスパワー(0.5A)などで少しづつ充電するほうがバッテリーにやさしいと判断します。目安は空から満タンまで約2時間。
さて、お次はその出力調整機能を見てみましょうか。
出力調整は変化が楽しめる3つのモードを装備
これまた分かり辛くてすいません(汗)。モードはL、M、Hの3つ。たぶんLow,Mid、Highかな。5クリックで電源を入れたあと、3クリックすればこの出力調整が変更できます。
3クリックするたびにそれぞれLMHの上部にランプが付きます。ただ、これもすぐに消灯しちゃうから「アレ?ちゃんと設定できたかな?」って何回も押しちゃう。これくらいは常時点灯してほしかったな。
上記画像はコイル抵抗値による「かかるワット数」の目安。最初からアトマイザーに付いてるコイル抵抗値は0.75Ω。
付属コイルの1.5Ωより低い。低いということはそれだけ電流を多く通すことになります。
表を見ると0.75ΩならLで12W、Mで16.5W、Hで22W。かなり幅がありますね。私が試したところミストの出方も体感で違いましたよ。
22Wでエアフローを開けば結構爆煙。
L / タバコの煙相当
M / Lよりややミストが多くなる
H / 結構な爆煙。周りからは目立つかも
3つしか出力調整は出来ませんがこれだけ変化があれば十分です。
ましてやこのようなコンパクトVAPEを選ばれる方はスマートさのほうに重きを置く傾向にありますからね。
個人的には中々うまい調整具合だと感心。イカついテクニカルMODの良いとこ取りをしたかのような機能だと思います。
アトマイザー(GSターボ)の構造と使い方
長細い・・。リキッド容量は1,8ml。低い設定で吸えばそれほど困る容量ではありません。
タンクはガラス製なのでメンソールや柑橘系でもヒビ割れる心配はありません。
アトマイザーというのは内臓されているコイルでリキッドを霧化する装置。ドロー(吸い込み具合)調整は下部のゴムリングを回して行います。
全て分解すると5つですが、コイルは設置が分かりやすいように外してません。左からドリップチップ、タンク、ベースパーツにコイル、そしてAFC(エアフローコントロール)リング。
このGSターボアトマイザーはドローの重さをMTL(口吸い)からDL(肺吸い)まで幅広く対応しています。小さい穴をAFCで調整すればドローは重く、大きい穴で調整すればドローは軽くなる。
それぞれで気持ちのよい吸い方を探してみるのも楽しいですよ。
アトマイザーのコイルとは?
さて、このコイルというものをカンタンに説明しますと、車でいえばエンジン。バッテリーは燃料に当たります。
このコイル内部にはコットンが付着していてリキッドを保持できるようになっています。
そしてそのリキッドをコイルで加熱して霧化するわけであります。いわば心臓部ですね。
表記されている抵抗値(Ω)は0.75Ω。推奨ワット数は8-25W。
0.9Ω以下はサブオームと呼ばれており、ミストを多く出すアトマイザーによく使用されてます。
付属しているもう一つの1.5Ωコイルならばミストは少なく、消費電力も低いためバッテリーは長持ちします。
アトマイザーにリキッドをいれて準備完了
リキッドチャージはアトマイザーのタンクをベースパーツから外して下側から行います。
そして裏返して外面を這わすようにチャージする。くれぐれも真ん中の穴には入れないでください。そのまま漏れますのでね。
ちなみにトップパーツは外れません。チャージ上限は中央の穴に入らない程度であれば大丈夫。
新旧アトマイザー関係なく細くコンパクトなアトマイザーはほぼボトムチャージが多いです。
リキッドはお好みのものをどうぞ。私個人はこういうコンパクトタイプでは必ず「濃い味」のものを入れてます。
コイルが小さいですし味の出方も本格的なアトマイザーと比べれば正直落ちますからね。
特にメンソールやタバコ系のものが相性が良いかと。中でもHiLIQメンソールタバコはヤニっぽい紙巻を再現していてるので私は愛飲しています。
そして最後に大事なことを一つ。
新しいコイルを装着した場合、リキッドを入れたあとに約20分くらいは浸透するまで吸わないでください。
これを怠るとコイル内のコットンが焦げてイガる原因になります。
イガるとはコットンが焦げること。一度コットンを焦がすと二度と復活しませんのでスマホでもイジって暫く放置しときましょう。
なるべく早くコットンに浸透させるために予めコイルにリキッドを数滴垂らしておくのも手ですよ。
総評 / VAPEビギナーには問題なく勧められる安定した製品
EleafはVAPEメーカーの中でも大手ですし、iStickPicoで不動の人気も得ています。
そこからの製品というだけにこれといった問題点は感じられませんでした。
最初見たときはゴムのAFCリングがいかにも安っぽくてなんかイヤな予感・・って思ってたけれど、その精度は以外にも良くてドロー調整もスムーズ。
それにペンタイプVAPEとの大きな違いとして「アトマイザーの丸洗い可能」という利点が挙げられます。
eGoAIOは私も持っていますがバッテリーとタンクが一体なため洗浄に手こずるんですね。
3モードの出力調整も必要にして十分。内臓バッテリー、消耗品のコイル価格も他のアトマイザーに比べて割と低価格。そして手のひらサイズのコンパクトVAPE。
入門機としてもサブ機としても活躍してくれるんじゃないでしょうか。このiStick Trimはおすすめです。