新年度お疲れちゃんです、ガリガリです。そうね、入学式や新入社員とか初々しい方がひしめきあう季節でありますな。でもまだ寒いんです。心がじゃなくて気温が。
今回はそんな季節にぴったりなKITをご紹介させていただこうかなと思います。その名も「OBS CUBE MTL KIT」。
前に出てたCUBE KITはアトマが爆煙クリアロ。そんで次出るCUBE miniはレジンパネルで少し小さくなって内蔵バッテリー容量は約半分。※アトマはMTLっぽいクリアロでワット調整なし。
なのでこのMTL KITはCUBE KITにEngine MTL RTAがついたキットってことですね。そんじゃ見ていきます。
Thank you offer / Vapesourcing
CUBE MTL KITの特徴とパッケージ内容
CUBE MTL KITのCUBEとは3000mAh内蔵バッテリーを有するMODのことです。ワッテージ調整のみ可能という潔いヤツ。
特徴としてはCUBE(立方体)だけにズングリとした四角形スタイル。そしてクソでかいパフボタン。
Engine MTL RTAは24mmのシングルコイルデッキで背が割と低いです。しかもエアフローがトップトゥボトムで漏れにくい仕様。
価格はVSさんとこで送料含めてクーポン使用で約5,000円ちょい。
以下詳細スペック引用。
Parameters
OBS Cube MOD
Size: 31 x 81.5mm
Max Wattage: 80W
Battery: Built-in 23600 battery with 3000mAh capacity
Working Mode: VW
Input: 5V 1.5A
Screen: 0.96 inches LED
Charging Time: 2-3 hours
Material: Zinc Alloy
Thread: 510Engine MTL Tank
Size: 24 x 43mm
Material: 304SS
Capacity: 2ml
Thread: 510OBS Cube MTL Kit comes with
1 x Cube Mod
1 x Engine MTL Tank
1 x Replacement Coils
1 x DIY bag
1 x Spare glass tube
1 x USB cable
1 x User manual
MODのタッパは約81cm。SINUOUS P80とだいたい同じ長さですね。幅は31mmでアトマ台は26mmくらいでツラ。なので汎用性高くて意外にコンパクトにまとまってます。
あと、やっぱりデザインがスペーシー。スペーシーってなんだよって問われたら言い返せません。ボタンでかッ!2001年宇宙の旅に出てくるHALみたいな趣だ。
そろそろAI搭載の喋るMODが出てきてもおかしくない中華マスプロ勢。私のようなボッチVAPERとVAPE談義に花を咲かせたい。
「おい!」
「オハヨウゴザイマス」
「Holic RDA欲しいんだけど海外発送無理だとよ」
「ワカルゥーゥ・・ダイリテンケイヤクッテヤツナ」
「FTなら買えるっぽいけどどう思う?」
「ソンナンベポナビカラカエヤ!タマニハコクナイデカネオトセヤ!」
・・・とか、おもしろそう。はい。
CUBE MODを見ていきます!
うん!悪くない。悪くないどころか握った瞬間から「これいいかも・・」臭がする。非常に手にフィットします。
ただ、このCUBEっていうロゴデザインがなー。賛否両論分かれそう。私は全然あり。同系色だしバランスとれてると思いますよ。
パネルの視認性は申し分なし。クッキリハッキリしてる。最高出力80Wのワッテージ調整オンリーです。しかもパフボタン押すと勝手に数値がロックしちゃう意味わからん仕様。
ロックを外すには調整ボタンをどちらか3クリック。これが非常に煩わしい。電源ON/OFFはパフボタン5クリックづつです。機能という機能はそれくらい。
ちなみに画像のパネル半分が暗いですがシャッタースピードの関係でこうなっちゃってます。
あとパフ回数は電源落とすとリセットされる(笑)。OBSっていったい・・・
510接続部分は26mmあたりでツラ。角がRってるから22mmでも違和感なし。
底はフツー。金属です。ガワは合金。カラーはブラック、シルバー、ガンメタ。この個体はシルバー。
操作性で難点があるとすれば左手でもって調整したとき見づらいことくらい。右なら余裕。どのみちデザイン的に左右どちらかにレイアウトしなきゃいかんので無理もないっす。
CUBE MODは全て内蔵バッテリー式なのでレジンパネルのminiなんかいいから18650版を出せばいいのにね。
では付属アトマイザーのEngine MTL RTAへ移ります。
使い勝手が良いEngine MTL RTA
Engine MTL RTAは前に買ったので2個あります。なので今回のレビューでは普段使ってるほうでやらせていただく所存。つまり未使用のもう1個は・・。※プレ企画は4/6で終了しました。
さて、Engine MTLは貴重なトップエア方式を採用したRTA。AFCは対角2ホール。3段階まで調整できますがドローがスムーズじゃないです。※個体差はあると思いますが・・
それとシングルコイルデッキで背が低いのでMODと合わせやすいのも特徴。ただし24mm。タンクキャパは2ml。
あと、ロゴがね・・余計かな。塗装してないのが救いだけど斜体フォントとか少しイタい。何も書かなかきゃいいのにね。総じて主張が強い人種なのかね。
ドリップチップは510なのにチムニー部分と径が合ってないサイズ。MTLなのにDL並の仕様。これは良くないので私はGalaxies RDAのを使ってます。デザイン的にも合う。
キャップは外しやすいジョイントロック式。約90度くらい回して開閉します。これが地味に使い勝手良い。
チャンバー裏はAMMIT MTL RTA同様に二重式。トップエアはその隙間からコイル下へと運ばれます。ちなみに高さとのトレードオフなのかベースは薄いので外しづらい。
OBSのRTAはコンタクトピンを外せない仕様。これ最初見たとき不具合かと思ってビビりました。
出シロは0.7mm程度出てますが分解できないと中で汚れが溜まりそうでなんか嫌。ていうかどうやって組み込んだんでしょ・・
では、デッキ詳細とビルドについて。
Engine MTL RTAのビルド
シングルコイル専用のボトムエア。ウィックホールには小さめのジュースホールが開けられてます。テキトーに組んでも割と供給良かったのでウィッキングはシビアでない部類かと。
いつもは単線0.5-0.8くらいで吸ってます。径は3mmでも2mmでもいけちゃう広さ。留めネジが楕円なので細いと抜けるのが嫌。こういうのは私1周させてます。
ワイヤーが折り返せるフックがあるのでそこへ曲げてやってカットしたほうがチャンバー接触によるショートを回避しやすいかと。
2コアのMTLクラプトンでも試しましたがギリギリいけます。0.3Ωくらいなのでセミメカなら細い単線をお勧めします。
ウィック処理は溝に入れて内部の小さい穴には入れません。キツキツにしても不思議と供給不足にならないとこが不思議。ドローが重くなくなると結構リキッド吸い込むのかもしれません。
味の出はとても素直で好印象なアトマイザー。個人的にはAMMIT MTL RTAより濃い気がする。
難点はトップあたりのエアホールの処理が雑な印象。このEngine MTLは対角1ホール(一番でかいサイズ)づつでそこにAFCリングで合わせます。
よくあるサイズが違うホールが空いてるんじゃなくてリングホールの大きさで調整します。すると穴が合わない場合とかに隙間ができてドローがチグハグになりやすい。ココはダメだと思う。
サイズが3つというのも少ないし、MTLのくせに対角ホールっていうのもドローが軽くなる。
しかし、それらがあったとしても使い勝手や味の良さで許すしかしょうがないレベル。これでロゴなしでドローが良かったらもっと売れてるはず。惜しい。
普段使いには最適なOBS MTL KIT
うん、悪くない。KITでこれだけバランスがいいのは珍しい。普通、アトマだけ欲しい!とかMODだけでいいわ!とかありますよね。
CUBE MTL KITの場合、どちらも所有欲に満たされてる感じ。そりゃ色々難点はありますがデメリットを上回る製品としての良さがある。
発売から結構経つけど使ってる人もあまりみません。ここらで再燃しそうかも。