こんにちは。お久しぶりっ子、ガリゲーです。
えー、本日はeXvapeからのだいぶ前の新作、「エクスプロマイザー TCX TOP COILER RDTA」を少しイジっていきたいと思います。
TOP COILERといえばVapefly Brunhilde(ブリュンヒルデ)を筆頭に、VandyのMATO、THCのArtemisなんかも後続。
そんなパクりパクられ4000年の歴史を持つマスプロ界隈に於いて、このeXvapeのプロダクトは少しお高くとまってる印象があります。
なにせ、「Designed in Germany」ですからね。そこは譲れないでしょうよ。では早速中身を拝見させていただきます。
Thank you offer / Vapesourcing
太くて長くてキッツキツ!三拍子揃った豪快なアトマ
まずは発表当初から完全スルーされてた方に申し上げます。いったいコレはどういった特徴のアトマイザーなのか?を。
ExpromizerTCXとは
- メッシュコイル
- ワイヤーで吸上げ
- 25mm径
- つまり長い
- つまり太い
- Oリング硬すぎ
制作秘話
expromizerってMTLばっかじゃんね
↓
よし次DLな
↓
メッシュいっとく?
↓
んじゃProfile系で
↓
供給ヤバくね?
↓
んじゃBrunhilde系で
↓
オリジナルなとこがないじゃん?
↓
TCXつけとくわ。逆にTCX系ってどう?
↓
それオリジナルじゃね?
↓
いけるかも
( ´∀`)人(´∀` )
そして、めでたく誕生したのが今からイジくり倒す「Expromizer TCX Top Coiler RDTA」なのであります。
簡単にいえばブリュンヒルデとProfileをミックスしたものと捉えて結構です。
ちなみにTCXの意味はTop Coiler eXpromizerの略です。・・・たぶん
※以下スペック引用
Parameters:
Type: Mesh RDTA
Diameter: 25mm
Capacity: 7ml
Material: stainless steel/ glass/ POM
Filling: Side filling system
Build deck: Mesh build deck
Coil build: Mesh coil building
Airflow: Top airflow
Thread: 510 thread
Colors: Black, Brushed, Polished
パッケージと付属品
付属品はメッシュシート2枚(KA1 0.2Ω)、大きい輪ゴム、小さい輪ゴム、めっさ小さい輪ゴム、ネジ、なんか黒いもの、なんか黒いゴム栓っぽいもの。プラスドライバー、コットン、マニュアル。※酔ってないです
ProfileやKylin Mでお馴染みのツールも付属。窪んでるとこで曲げます(たぶん。
奥の黒いシリコンプラグは必要のないワイヤーロープの抜け穴を塞ぐ栓です(たぶん。
メッシュパターンはオーソドックスなハニカム。他にNi80も別売で有り。どちらも10枚入りで約600円ほどでした。
カラバリは5色。Expromizerらしく、毎回モノトーンしか出さない潔さ。※この記事の個体はガンメタル。
現在のところ、アマゾン、楽天、ヤフー、どこにも売ってません。Expromizer V4までは割と話題性があったんですけどねぇ(腕組。・・・何故だろ。飽きた?
分解しよう、そうしよう
では、バラしながら細部をみていきます。基本的にはブリュンヒルデの構造とほぼ変わりません。高さはドリチ込み約65mm。径は25mm。
特徴的なのはタンク内の6本のワイヤーロープ。そこから毛細管現象を利用しコットンへ供給。リキチャホールは中央サイド。ドリチは810でOリングなし。
エアフローは両サイドからメッシュに当てる仕様。個別のホールが6つ空いてます。AFCはストッパーなし。
最初、「こんな小さいホールじゃすぐイガるだろ!」と思いましたが、そこは流石のDesigned in Germany。下方向に掘られてました。
サイドエアホールの真上。ちょうどドリチベースが遮ってるせいか、効率良くエアを当てることに成功したDesigned in Germany But Made in China。
ミッドキャップのホールを雫マークに合わせるとリキチャホールがこんにちは。ここからノズルを差し込めます。弁の効きはイマイチ。割と滲む。
入れ終わったらキャップの矢印と雫マークを合わせます。すると、コイルに対してのサイドホール位置になるという仕組み。※見づらくてすいません。
底のコンタクト面。ピンは出てますがインシュレーターが浅い。そもそもメッシュでハイブリなど止めておいたほうが無難かと。
はい。大まかにバラすとこんな感じ。とにかくトップキャップ2つがカッチカチやぞ!なので指サックを推奨します。ホントに固いよ。いやマジで。
前作も固かったので、もはやGermanyかChina。どちらかが設計ミスしてると思われる。Oリングの品質自体は悪くなさそう。
では、次にデッキとタンク。
他より多い6本で即給!乾き知らずな濡れ濡れデッキ
デッキは中央が下がるProfileタイプ。ポストはメッシュシートを挟み込むクランプ式。ここはスプリング入りなので便利。
あと、ウェルに見えるワイヤーは計4本が多いのですが、TCXは6本。コットンボリュームが多くなるメッシュとは相性抜群かと思われます。
しかもゴム栓で塞ぐことも可能。4本でも大丈V。ただ、イガるのも怖いし、精神衛生上6本でいいかも。溢れてくるほど供給されるわけじゃないのでね。
タンク部分はOリングじゃなく510スレッドを回して外します。ガラス上下にOリング有り。設置はL状なので上下間違わないように。※フラットが金属側
SSワイヤーは7本ツイストをさらに7本ツイスト。リキッドはワイヤーの奥まで入るので洗浄が大変かもしれません。
そこは、まぁ。。適当に処理。味ガーとかいう人には向いてないかと。
リキチャホールからタンクへは上記画像のような仕組みです。圧抜けが無い割にスムーズに入っていきました。
これでさ、BF対応なら最強なのにね。そもそも7mlタンクなのでBFいらないっちゃいらないけど。どんだけ吸うねん!みたいな。
※Vandy MATO、THC ArtemisはBF対応(どんだけ吸うねん
メッシュビルドの楽ティンさ
Expromizer TCXのデッキはメッシュビルド専用でございます。普通の単線でも出来なくはないですが、なら他のアトマでいいじゃんっていう。
どうせなら、付属で通常のワイヤービルドが可能なポストを用意してほしいですね。
カンタルなので焼入れしときます。※10-15w。結果0.28Ωくらい。メッシュシートはバイパスやメカではバッ直になるのでテクMOD推奨です。
※低出力でもランプタイムが早い。0.2Ωあたりなら高出力となり運用上ミスマッチ。
今回は付属コットンを使用。コイル径が約8mmなので3mmで組んでる方なら約3倍ほどの量を突っ込んでみてください。
コツは下のセラミックっぽいパーツを押し込むようにして挿入。不織布よりモフモフ系推奨。
コットンカットはprofile RTA式に袈裟斬り。これがホントにベスト。足は多めのほうがロープから供給されやすいです。
バカなので理屈は分からないですが、ロープ出口に密着させないとダメみたい。
最初はちゃんと下から供給されてるかを確認。上からは垂らしてません。成功すれば、だいたい15分くらいかけてゆっくり中まで浸透していきます。
後はドンドン炊いてもカラカラにならないから不思議。自然の力って凄いですね。
メッシュ特有のエアロ感覚!もはや空気レベル
メッシュの出方はエアロチョコみたいにふわっふわ。シルキー通り越してもはや空気レベル。
個人的には3mgほどのニコ有りのほうが吸った感が出ました。ノンニコだと、よほど濃くなければ空気。季節的に甘いデザート系が合うのではないでしょうか(たぶん
素でもミストが垂直に出るので、ブロガー御用達セリフ「チャンバー裏はドーム型」でなくても大丈夫そうです。
リキッドはHiLIQフラミンゴ3mg。30-40wの中温でもかなりミストが出るので経済的な爆煙が可能。それがメッシュシートの強みでもあります。
例えるならジュースを泡にしたような舌触り。個人的にはProfile RDAよりもフレーバーが散漫してる感じ。
美味しいか美味しくないかはリキッド準拠なので味の感想はここまでとします。※延々と吹かしたい方向け
ドローはスムーズで吸気音は静か。全開で抵抗がある深呼吸レベル。半開でMTLerも楽しめる塩梅でした。
効きのダイナミックレンジが広く、精度は高い方だと思います。さすがに固いOリングだけはありました。
とことん楽をしたい爆煙野郎に捧げるアトマ
タンク容量が多いのに相変わらずゴリゴリ減っていくワイヤーロープアトマ。40Wで延々チェーンしててもコットンはヒタヒタ。
この安心して運用できる感覚を一度味わってしまうとBF RDTAでさえも凌駕してしまうでしょう。しかもビルドは挟むだけ。
欠点があるなら見た目とフィッティングでしょうけど、もう、長いなら長いでいいや・・みたいなノリが欲しいですね。
やれ、ステルスでカッコつけたり、ロープロ至上主義みたいな右へ倣えのVAPERに対する慟哭。それがExpromizer TCXの真意と受けとめています。
我々はどこに向かうのか。様々な機種が乱立し、全ての気になるものに触手を伸ばし、行き着く先には何が待つのか。
答えはなくていい。だが、今あなたのVAPE LIFEが心底楽しいものでありたいですね。おわり。

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