お世話になります、ガリガリです。いいかげんPOD飽きてませんか?いい?大丈夫?
さて、本日ご紹介しますのはSMOKのFETCH mini POD MODであります。フェチでいいのかな。
意味は「引き出す」とか「誘う」とかありましたが、巷では性癖みたいに取られてますよね。俺は○○フェチだ!みたいな。
そんなSMOK フェチは前作「RPM40」のボックスバージョンといっていいでしょう。
コイルは同じだし、ワッテージ調整やインターフェースなどほとんどRPM40です。最近出始めたRBAコイルも使えますね。
だけど、残念ながら私はRPM40を使ったことがありません。なので1からこのPODをいろいろイジっていきたいと思います。よろしくどうぞ。
Thank you offer / Vapesourcing
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スペックや特徴など
このSMOK FETCHはカートリッジ交換型のPOD VAPE。バッテリー容量は1200mAhとRPM40より少し劣ります。ワッテージは5-40Wまで1Wきざみで調整可能。
タンク容量はスタンダードで3.7mlですが私のサンプルは何故かEU版。なので2mlタイプでレビューさせていただきます。
カラーは現在5種類。外見やサイズ感はJoyetech Exceed Gripによく似てました。以下スペック引用。
Parameters
Dimensions: 76mm * 42.8mm * 18.4mm
Battery Capacity: 1200mAh
E-Liquid Capacity: 3.7ml
Output Voltage: 0.5V – 4.1V
Output Wattage: 5W – 40W
Charging: 1.2A Max
Resistance Range: 0.3ohm – 2.5ohm
Firing Time: 0.001s
Airflow: Top Airflow
Screen: 0.96″ TFT Screen
Filling: bottom refill system
Charging Port: Micro USB Charging
Color: Blue, Dark Brown, Black, Green, Orange
そして、特徴なのかどうか不明ですが、FETCHのパネルはライトビームテクスチャという特殊なコーティングが施されてます。※上動画はSMOK公式より
キズがつきにくく、光の加減で魔胎伝ノアみたいになっちゃう。ビックリマンのホログラムみたいなやつね。しかも30日間保証付き。※公式購入だけかも
だけど、このサンプルのブラックはそんなにエグいってほどじゃないです。普通の鏡面仕上げって感じ。FETCHロゴ周辺はフロスト。
もちろん、指紋はバリバリつくので、そういうのいやだなぁ~って方はスルーしてくださいませ。
気になる価格はVSさんとこで26.99ドル(約3,000円)。国内ではどうでしょう・・おそらく4,000円~5,000円ほどだと推測します。
ワッテージ付きでもそんなに高い部類じゃないので、様子みて福袋でワンチャンっていう手もありますな。
それでは中身をくわしく見ていきましょう。
パッケージや付属品
この製品にはニコチンが含まれて~っていう、いつものTPD仕様であります。>日本一長いVAPE用語集
出出出出!出たーwwww。パネルフィルムを最後の最後まで剥がさず使い続ける奴~wwww。
名残惜しいですがレビューなので剥がしますね・・。こういう目でみてすぐに分かるフィルムより、・・え!フィルムあったの!っていう感動とかありますよね。
他、内容物はNORDコイル対応PODとUSBケーブル。このSMOK FETCH miniはRPMコイルとNORDコイルがそれぞれ1個づつ付属します。
お互いのコンパチは無理なのでどちらか気に入ったほうで運用していく感じ。ちなみにRBAコイルはRPM PODしか発売されてません。
分厚いマニュアルが入ってましたが日本語ページを探し出せませんでした。使い方などは後述しますので宜しければご参照ください。
さて、本体。うーん、キレイですね。コンパクトだけどボディは合金なので若干重いかな。2mlのリキッド入れて約108グラム。
ボタンの操作性やレスポンスは良く、ディスプレイの輝度もクッキリしていて非常に見やすい。※バッテリー残量はちょい見にくい
パフボタンのテンションは普通。音は高めで小さい。操作ボタンのほうがやや音が大きい印象。
それでは各パーツを分解しながら構造を探っていきましょう。
コンパクトにまとまってるけどやっつけ感がある本体
当初、このFETCHをみたとき、SMOKのくせにオシャレな外見だなぁと。そう関心しておりました。やればできるじゃん!と。
だけど実機を細かくみていくと、色々難点な箇所も。個人的にはパネルのホログラムは安っぽく見えちゃうから要らないですね。やっぱりSMOKでした。
そして艶やかなパネルに目を奪われてたのに、底面のキズを発見。なんだコレはと・・。どうしたらこうなる?。※油分ではない
たまに開封済みのレビューサンプル品も届くのですが今回は紛れもなく新品未開封。私は構いませんが、購入された方のことを思うと不憫でなりません。
大手ほどこういうの多い気がしますが、個体差どうのこうのっていう話じゃないよ。指導と製造工程の見直しが必要なんじゃないの。※ごめん言い過ぎた
はい、気を取り直して本体上部。またもや申し訳ないのですが、ドリップチップは交換できません。PODタンクにくっついてます。
そして、ドリチ上にスリットがありますね。これはエアホールなのですが、これも調整が効きません。それにもうひとつエアホールがあるんです・・・
サイドですね。この切り欠きと上部のスリット2箇所からエアが入り、コイルボトムへ繋がる構造。
つまり、MTLを期待してる方は厳しいでしょう。RPM40でもエア調整効かないと思うので、ここは「なんでかなー!」と。
どのみち、このサイドは本体を持つと指に触れるので勝手に塞がれます(笑)。それもどうなの?っていう。SMOKってなんなん?
では、お次にタンク周りを見ていきましょうか。
RPMとNORDの両刀使い!どちらが良いの?
バッテリーとPODタンクはかなり強いマグネットでジョイントされてます。簡単にハズレないのは良いことだけど抵抗値は狂いまくりでした。※後述
今回の個体はTPD版ですのでタンク容量は2ml。サイズはシリーズ同一なのでタンク内部でカサ上げされてました。通常版は中のシリコンが薄くなってると思われます。
ドリップチップ内径(約6mm)やエアスリット形状はどちらも同じ。
底面のガスケットやエアの入り口もこれまた同じ。ですがRPMのほう(赤)はコイル径が大きいため、それ専用になります。
もちろんコイルはOリング1個のポン付けになるので漏れが気になりますよね。私は一週間使用中ですが特に漏れなどは発生していませんでした。
しかし、このガスケット(ゴム栓)がまたハメ込みづらいのなんのって。割とコツがいるんですよ。リキチャホールに対してちゃんと平行に押し込まないとすぐに浮いちゃう。
さて、それらのコイルなんですが、左側がRPM 0.4 mesh。右がNORD 0.6 レギュラー(パラレル)です。素材は不明。たぶんカンタル。
大きさも結構違うので間違えて購入しないようにご注意を。特にRPMのメリットは吸ってて感じませんでしたが、大きさからしてクラウド寄りな気がします。
それにRPMでは前述したようにRBAキットが使えます。シングルのボトムエア。SMOANT PASITOより組みやすそう。ただし、510スレッドアダプタがあるのかは不明。たぶん無い。キたよー!以下簡易レビュー↓
そうですねー。価格でいえばRPMのほうが少し高いです。1ドルくらいかな。
一方、NordはTrinity Alphaでも採用されてるし、他メーカーのOEMもあるので汎用性は高い。となると、やはり現状はNord優位ですかね。
純正RBAでなくてもいいのならHotcig Marvel PODのRBAコイルも使えますよ。たぶん・・
それぞれの味の感想は締めでお伝えします。その前にMOD機能を紹介させていただきますね。
最高出力40Wと必要最低限なMOD機能
それではSMOK FETCH miniのMOD機能についてお話させていただきます。見るからにRPM40ですが私は使ったことがないのでご了承くださいませ。
操作方法
- パフボタン5クリックで電源ON/OFF
- パフボタン3クリックでパフロック
- 操作ボタン(+-)同時押しでキーロック
- パフとマイナスボタン同時押しでパフ回数リセット
- パフとプラスボタン同時押しでカラー変更
3クリックでパフロックの意味が不明ですが必要最低限の機能はついてますね。カラー変更は画面左側のアイコンが変わるだけです(苦笑)。
ボルトはパフ時にのみ数値が表示されます。パフ回数は何気に活用する方も多いのではないでしょうか。
あと、気になる点としてPOD側のちょっとした動きで抵抗値がえらい狂うんですよ。それこそ1.5Ωから0.4Ωまで落ち着きがない。
パフボタンを何回か押すと既定値あたりになるので、ちょっと気持ち悪いですね。
では、最後にサイズ比較画像をのせて締めとさせていただきます。
他機種とのサイズ比較
ORION Qより背は低いですけど厚みはありますね。今思いましたがPASITOにするべきでした。しかしコンパクトなのは間違いないです。
これまたMarvelよりも少し小さいし軽いです。ドリチさえ、いや、エアフロー調整さえ出来たらライバルになりえたかも。
分かりやすくするとiStick Picoそのまま。手には馴染みやすいけど、どうしても前方スリットを塞いじゃうので詰めが甘いように感じました。
では、個人的総評をば。
総評 / エアフローを変えられないのがもったいないFETCH mini
うーん、悪くはないんですよ。見た目おしゃれだし。面取り以外はフラットだし。
問題はクドいほど書いてますが、やはりエアフロー調整が効かないところ。DL派なら良いんですが、コイルのバリエーションにはMTLもあります。
そういったオールカバーをすることで全体的なブランドの底上げが出来ると思うのですが、何故か手を抜くSMOK。
さて、個人的な味の感じ方ですが・・変えられないドリチ内径も含めて余計なエアでフレーバーが薄まる印象。
NordのほうはコイルのボトムホールがRPMよりも小さいため、なんとか楽しめました。それでも同じコイルを使用したPRIV-N19なんかよりは劣る。
一方、RPM mesh 0.4のほうはミストの出が早く、エアが追随して乗ってこない感じ。もう少し絞ってバランスを改善したくても調整できないもどかしさが残ります。
おそらく海外ユーザーのフィードバックを参考にして主な製品作りがなされていると思われますが、PODにカスタマイズ性を求めないのであればワッテージ調整や表示パネルなど最初から付けなければいい。
そういう矛盾がこの製品からヒシヒシ伝わってくる。
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そして2020年、FETCH PROへ・・・