お疲れ様です、ガリガリです。
本日のお題は「Vapefly Galaxies(ギャラクシーズ) MTL RDA」。そう、みんな持ってますよねGalaxies。安いから買いやすいってのもありますし。
たしか出たのが2月くらいでしたか。あのときは春節ホリデーとバッティングしててプリオーダーがさらに伸びたような記憶があります。
で、ちょうど時を同じくして「Berserker RDA」が出たもんだからGalaxiesは影を潜めてしまいました(私の中で)。
ですので、「1ヶ月使ってみた感想」も含めてのレビュー。ちなみにシリーズ品レビューは下記をどうぞ。
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Vapeflyの野望
Vapefly公式より
さてVapefly。去年、NICOLAS(MTLクリアロ)が出た当初は誰も見向きもしなかったメーカーだと思われる。いや、つい最近までかな。
それに製品価格が安いこともあり、「激安メーカー」というあだ名を勝手につけていました。
それがGalaxies RDAで日の目をみることになり、イッキに人気急上昇中ってわけです。
Galaxiesの他にも前述したNICOLAS TANKというMTLクリアロマイザーは隠れた人気者。
これは非常に味が良く出ます。びっくりしますよ。それにプリメイドコイル100個パックもバカ売れ。
もうすぐ市場に出るHorus RTAやWormhole RDAなど機構がおもしろい製品が多く、私のようなギミック好きにはそりゃたまりませんよ。
今までやらなかった(できなかった)日本プロモも精力的に行い、今後益々勢いづいていくことでしょうね。
パーツやフォルムなんかして、もしかしたらGeek傘下かもしれません(推測)。
スペックと特徴
Vapefly公式より
ギャラクシーズRDAは22mmのシングルコイルデッキ。特異な形状のサイドエアフローを持ち、デッキ内部のネジでエア調整も可能。
カラーは4色で耐熱用のスリーブにかぶせてるパーツ(樹脂)はブラック以外デルリン。
黄色いPEIっぽいのはアクリルみたい。他にもシースルーな24mmキャップも3色用意。
調べてみたらPMMA(アクリル)やPOM(デルリン)はPC(ポリカーボネート)よりも耐薬品性に強くメンソールやリモネンでもクラックが入ることはなさそう。ただ、長期使用に限っては定かではない。
安価ならどこか無理してる部分があるので大手広げて歓迎するのもよくないって話です。
Vapefly公式より
さて、絞ったサイドホールはよく見ますけどデッキ内部で調整するのは見たことがありません。出た当初、この構造を見て萌えた方も多かったはず。
ただ、個人的に外見がいただけない。色が3色も使われているので見た目のバランスが最悪です。
なので当然ブラックを購入しましたよ。ましてやレインボーなんてありえない・・
レインボーカラーのGalaxies RDA
これは購入した箱ですが、サンプル品は製品名やイラストなしです。流通品と撮影画像が異なる場合があるのでご了承ください。※今のところ違いは見つかりません。
そして、サンプルはまさかのレインボー・・・
あわ、あわわわわ・・・主張強すぎ。
いや、レインボーが悪いわけでも使用者をバカにしてるわけでもありません。「色の主張が強すぎて撮影しにくい」ってだけです。気にしないでください。
ちなみにキャップ上のパーツは外せます。洗浄してたら隙間が空いたんでゴソっとね。
ブラックはOリングありで、あとは圧入です(先に滑り止め有り)。
3AVAPEでは1個2,000円弱くらいなので2つ購入して着せ替えするのもいいかもしれません。2つ持っててもそれくらいの価値はあります。
付属品はこれだけ。左下のコットンみたいなのはクリーニングクロスです。
プリメイドが2種入ってますけど購入したほうには単線が2パック入ってました。※クラプトンが入ってませんでした。
単線ニクロムは何気にスペースド。たしか0.7Ωくらいだったと記憶。3mm径。
今となってはこのようなコイルが一番美味しかった気がします。
これはクラプトンというかGeekvapeのアルファブレイドみたいな感じ。ロープみたいに編んでます。使用してません。
BFピンはプラスで先は両方向に分かれるタイプ。通常のピンも出シロが1mmはあるのでメカスコ運用でも使いやすい。
Galaxies RDAの構造と気になるところ
はぁ、レインボーって難しい色ですね。全てレインボーならまだマシですが3色も入り混じってるとどうしようもない。でもジーって見てると案外可愛いかも。
他のシルバー、ゴールドも同様にドリチ・デルリン・スリーブと色がバラバラ。頼む、ちゃんとしたデザイナーを雇って下さい。
たぶんコストのバランスとって「ドリチをPEIにするならデルリンな・・ウチらギリギリでヤってんだよ!」みたいな会議でもしたのかな。
だからPEIっぽいのかもしれない。※アクリル
特徴的なのはデッキ構造。それ以外は普通かと思われます。キャップ内部のドーム形状はかなりエグられています。
さて、主役であるGalaxies RDAのデッキのお話。ポストにネジ山が2つ。ひとつはエア流入量を調整するためのもの。
これがね、意気揚々だったのは初回くらいで後は割とめんどうなの。MAZE V3もそうでしたね。大抵はホール開けっ放しな方が多いとみた。
サイドホールは対角2箇所でホールタイプ。上に傾斜してます。だからリキッドがすべりやすくジュルりやすい。
縦に溝が彫られてるのはキャップで調整するためのもの。
回していくとホールが1個から3個まで貫通するような仕組み。これはよく考えてる。頭いいね。
ちなみに縦3つホール以外の穴はダミーですよ。
そして、そこから入ったエアは先ほどのデッキのネジで調整可能。
画像だと分かりにくいですがネジを閉めるとホールが塞がるという仕組み。
ただし、ネジ先に隙間が少しあるから全閉しても「ズズッ」とかなります。個体差かも。
まあ、安いから許せるってのもありますが、片方だけ閉じたほうが私は好きだったので惜しい。
両側を同じだけ調整したい場合は奥まで締めて、そこからTレンチで開けていくと何周したか把握しやすいです。
キャップの裏。切りかけ(デッキ固定)が付いてるのでエア調整の幅が把握しやすい。天井はドーム形状。Rもエグい。
そして安っぽいステンレスのうえに厚みが薄い。なのでどうしても高抵抗、低出力運用が迫られますな。もともとそういうアトマイザーだし。
噛みが甘くなりやすいビルド
ギャラクシーズのビルドですが、細い単線はやり難いです。
細いので組みたいのにやり辛いというもどかしさ。たぶんクラプトンにも対応させるためでしょうね。
このワイヤーを噛む溝。これが適当なの。だから細いとコイル足が逃げやすい。
返しも中途半端だし、ネジの径を広くとるか溝をフラットにするかどっちかにしてほしい。
大抵は奥のスペースに挟まりがちになるので、抵抗値安定しない場合は注意。
そしてコイル足をガッツリ噛めればあとは調整しやすいです。ジグ置き場もあるし、足が中でカットできるようになっていてショートの心配がない。
ポスト間のスペースもあり遊びも効きやすい。
ギャラクシーズのビルドは何回もしてますが、個人的にはプリメイドのような間隔が狭いスペースドで径が小さいコイルが一番運用しやすかったです。
まず、構造上コイルが冷えにくいのでマイクロだとイガりやすくガンクも付きやすい。
ドリップ主体なら、あんまり長巻するとコットンのリキッド保持量が耐えきれなくなる。
絞って使うのが一番美味いのは確かなので、それに合わせた運用にしていく。
前述しましたが私は片側のホールだけ全閉にして使うのが一番味が濃く出ました。
あと、使用してて感じたことは内部の結露。ミスト量とドローバランスが悪いと大抵こうなります。
特にエアホールが小さいMTLアトマは結露との戦い。
けれど、デッキを止めるOリング精度は中々良いので漏れ伝うということはない。
これが高出力だったらドバドバかと思われます。
しかし長期使用してるとどうしてもデッキのエアフロー内部にも結露が溜まってきます。
これはもうMTLの性といいますか、こまめに吹いてやるしか対策は無いですね。
あと、ウェルが片側浅いのでオーバードリップに気を使う。スコンカーでも同様。
しかし案外底が深いので思ってるより入れなくても大丈夫なことが多い。
RDAはそういう煩わしさが少なからずあるのでRDTAのBF対応機をもっと増やしてほしい!NIXON RDTAの楽チンさは最高すぎる。
Galaxies RDAの私的総評
カラーリングでガラリと雰囲気が変わるので、お手持ちのMODとの相談は必須。
そして言い忘れてましたがドリップチップが秀逸。唇へのフィット感が素晴らしい出来です。
そしてとにかく安い!ということ。巷でも絶賛されている通りのものですし、これだけ簡単に安価で美味しいミストを提供してくれるVapeflyには今後も期待してしまう。
しかし、最近はどれも美味しいアトマイザーが多いので「普通じゃん」となる日も近いでしょう。
それよりもGalaxies RDAというのはアトマイザーの未来というものに夢をもたせてくれた。
それだけで私は今後もVAPE沼に浸かっていられます。日々幸せ。