主にイメージのみでGEEKVAPE大好きなガリゲーです。こんにちは。
本日はそのGEEKからの新作RTA「ZEUS(ゼウス)」をご紹介させていただきたい。
ちなみに画像では放電してますが実際も放電します。嘘です。
ゼウス!ゼウスといえばATHENA SQUONK KIT!アテナといえば聖闘士星矢。
さて、このZEUS RTAはヘタレVAPERの私にシャカのような開眼をもたらすことは出来るのでしょうか。
それでは3AVAPEさんの提供でレビューして参ります。
ZEUS RTAの特徴・スペック
なんの変哲も無いRTAと思ったら大間違い。ぶっちゃけENGINE NANOに構造は似ているが、コイツはトップからのエアインテイクにも関わらずボトムとサイドフローを両立しているのです。
そしてRTAのくせに絶対漏れない!シングルポストレスデッキ!トップキャップはジョイント式で楽々リキチャ!
GTAのような構造でデッキ内部に圧が掛かりにくい!。という、まさに良いとこ取りな神の名に相応しいアトマイザーに仕上がっているのだ。
だが、そこは神!25mmは必須。タッパもあるが同じAEGIS MODに乗っければまさにギリシャ神話の語り部に。※AEGIS=ギリシャ神話で「神の盾」を意味する。
では、いいかげん前置きがウザイので真面目にパッケージから除いてみることにしましょう。
GEEKVAPE ZEUS RTAの箱の中身
箱です。まだ注釈やFree Sampleって書いてあるだけマシ。Athenaのときなんかプリントすら無かったですよ。
なので正規版はもっと「ゼウス、どーん!」って来ると思う。TPD版は似たようなものかと。
説明書はサンプル版なので入ってないですが、正直要らないですね。はい、いつものOリング各種、予備ネジ、Tレンチ、510アダプタ等です。
通常は810。ドリチは3種類付属してます。そしてGEEKにしては珍しいサンプルコイルが2つもある。
これはなんていうコイルなんだろうか。クラプトン系じゃなくツイストみみたいな・・4つ編み?Hybrid Alpha Braid Coilっていうらしい。相当抵抗値低いんではなかろうか。
アルファ・ブレイドコイル簡易レビュー
パラレルのクアッド?よく分かりませんが、これで0.3Ω。立ち上がりはメッチャ早くてモクモク。
スペースドのせいなのかスピットバックが激しい。ヘタなウィッキングだとすぐにイガる。
キチキチで供給よくしてやんなきゃダメですね。クラプトンに代わり新たなゲームチェンジャーになりうるかどうか?
はい、話し戻します。
それにスペースドのプリメイドってこれまた珍しくないですか?・・使いたいけど変に偏った味になるのも嫌なのでレビューでは使いません。
ZEUS RTAアトマイザーは25mm。タンクキャパ4ml。トップエアフロー対角2箇所。トップパーツはチャンバーと一体型です。
AFCリングだけ外せる。デカいのでMODを選びますな。
ピンはデッキ固定。これ、一見シルバーでSS無塗装かと思ったら塗ってます。マットな感じで少し安っぽくもみえる。
それと最近どこもカラバリにブルーが増えてきてますね。その変わり苦手な赤が消えて個人的にはナイスな傾向。
ZEUS RTAの分解パーツ・デッキ構造
ベースはGTAみたいに少し浮いてる難解そうなシングルポストレス。タンクフレーム、AFCリング、ガラスチューブ(予備あり)、トップパーツ兼チャンバー。そしてキャップ。
ドリップチップは810が2個。一つは汎用性があるものです。510はアダプタカマすと少しゆるい。
ZEUSのキャップはドリチ挿入内部にOリングがあるタイプ。
イカヅチ二本くらったかのようなエアフローポスト
ゼウスだけに二つのイカヅチを思わせるエアフローポスト。そしてシングルポストレスという難解デッキ。
実際かなりやりにくかった。それに、ジュースホールの位置とエア当てる方向がナナメってるの分かります?
これは意図的かどうかは分かりませんが、例えコイルをエアに対して平行にしなくてもボトムもサイドもあるのでそこまで影響することもないかと思われる。
でも揃ってないと気持ち悪い。レッグホールはキャタピラクラプトンでも入りました。
トップからサイドエアにする方式は多いが、ボトムまで行かせるアトマイザーは中々少ないのではないか。
逆にガバガバかもしれないが・・。昨今のリークプルーフなトレンドもTPD(EU規制)を意識してのことだと思われる。
両側のエアポスト上部に段差がありますが、これはチャンバーとジョイントする際のもの。それほどコイルを高くしなくても上から押さえてくれるみたい。
チャンバーの裏を見るとやはりエアフローに対してコイルを平行にもってきなさいよ!っていう溝が・・。
両脇にはエアフローポストを挿すホール。チムニーは割りと大きめです。
この辺の作りも凝ってる。デザイン性と耐久性を両立。まあ、あんまりGEEKのデザインって日本人向けじゃないよね。
私はこういう中二っぽいの好きですけど。スペースコロニーみたいだし。
トップエアフローの効きは普通に良好。全閉でも微かに吸えます。これだけ接合箇所が多いとさすがに密閉するのも難しいかと思われる。もちろんシングル爆煙仕様。
一見プルトップのようだが違います。ツメを合わせ、回してロックって感じ。しっかり閉まります。
これは非常にいい機構なので他でも採用してもらいたい。リキッドチャージも楽でガラススポイトでも煩わしくない。
では吸っていきます!
ZEUS RTAが提供するのはGTAやクリアロの使い勝手の良さ
ジュースホール部分は大きく取られており、チャンバーを乗っけるだけ。なのでスレッドでコットンを噛むこともないです。
コイルは両側エアポストと平行にしてコットン足を曲げました。
コイル形状を菱形に持ってけばコットンを落としやすいかと。ただ、やはりコイル足の切れないポストレスはビルドし辛い。
予め長さを計算しておく必要があるし、フラットなコイルだと形が崩れやすくなる。
コイルは最近お気に入りのニクロム・フューズドクラプラトン(28*3+36)。体感で熱の伝わり方がメッチャ早いと思う。適当に3mm-6巻き0.38Ωで。
ビルド後にいちいち分解するのもメンドウなのでコットンはKENDO GE。コイツは最初だけ全然吸わないから十分浸透させてから組んでいきます。
出来るだけボリューム付けて壁を作ってるつもり(笑)。先はベースに付くくらいで。構造的にサーペントSMMみたいなプチGTAなので供給についてはあんまり深く考えてないです。
レモングースジュース3ヶ月モノです。あんまり好きじゃないけどアトマイザーの味の出方がよく分かるので。そして当然エアフローは絞り気味。
味は大味かと思ったが割と濃い目。
レモンも出てるし甘さも立ってる。クラプトンでエア絞ってるせいかスピットバックは来ます。味の出方としては全く問題ないですね。
デザインが好みにあえば漏れないRTAとして重宝するのではないでしょうか。
ZEUS RTAの総評 / プロダクトデザインの是非
問題点はそのデザインの許容とビルドのし辛さ。もはやAEGISに乗っけるとボーダーランズに出てきそうな武器みたいに。
このゴツイデザインはAEGIS同様にGEEKVAPE GMのJustin氏によるプロダクトデザインだとか。※しつこいが私は好き。
トップエアフロー構造がここまで進化すると今後はもっと出てきそうですね。GTAっぽいしリキチャの際に圧がかかりにくい。当然トップフローなのでベースからは何をしたって漏れない。
だがコットンワーク次第ではボトムフローからリキッドが溢れてジュルる可能性もある。そう考えるとコットン足は割りと多めのほうが良いかもしれません。
個人的には非常に評価の高いRTAだと思います。塗装とゼウスのマークだけが余分かな。RTAの漏れに頭をかかえている皆さんはぜひ検討してみてください。