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グローハイパー詳細レビュー!こりゃアイコスに勝てないかも

グローハイパーのアイキャッチ
こんにちはガリガリです。さてと・・ようやく手に入れましたよBAT glo hyper(グローハイパー)。価格は3,980円。※公式通販は480円(2021/2~)

4月13日の発売日にコンビニですぐ買えたので、巷では思ってたほど話題ではないのかな・・。時期も時期だしね。

まあ、とにかく自分はアイコス派なんですが、それ以上の満足感をもたらしてくれるであろう、このグローハイパーに少し期待をしてたんですよ。

ところが、いざ使って見ると「なんだかな~」っていう評価に落ち着きつつある。

やっぱり、ハイパーでもまだまだアイコスに太刀打ちできないのではないか?と。

本日は製品内容を前半に、そしてアイコスとの比較を後半に分けてレビューをさせていただきます。

スペックやプロとの違いなどについては下記リンクをご参照くださいませ。では始めます。

ライバル機プルームXも登場!巻き返しなるか?PloomX実機レビュー
NEWS!
新高温ブーストとデザインを刷新した「グローハイパープラス」も980円で新登場!
※基本スペックはグローハイパーと変わりません。
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まずはパッケージや付属品などを紹介(ブルー)

グローハイパーのケース
縦9.2cm、横15.3cm、高さ6.7cmのシャレた化粧箱。水墨?なのかな。サイドにはデバイスのカラーシールが貼られてました。

ケースを開けてみた
上ブタの裏が凝ってますよね。experience the unexpected。訳すと「思いがけない体験」だそうな。ホントに?

初期型グローのケース
【仙台から便利屋さん経由で仕入れた初期型 / 2016.12】

しかし、gloは初期からパッケージデザインのセンスが良いです。ワクワクするもん。こういうとこ大事。

付属品一覧
さて、トレイを外すと下にはマニュアルや充電ケーブル類。ちなみにUSB タイプCケーブルの長さは約50cm。ロスは無くせるけど、ちょっと短いかな。

付属のACアダプタ表記
ACアダプタは2A対応でございます。もちろんUSBソケットさえあればパソコンでも充電可能。※その際は低速充電。

本体をクリーニング
クリーニングブラシはほとんど従来機のものと一緒。100均に似たようなのがあるから紛失しても大丈夫。

JT プルームエスもですが、こういった360度加熱式タイプはそれほどカスって出ないんですよ。

それよりも蒸気が溜まることが多いので少し乾いたノンアルウェットティッシュのほうがキレイになります。※個人的に。

マニュアルと保証書
はい、マニュアル。保証書もちゃんとあるから心配しないように。また、製品登録で保証期間が1年になります。

この「無料で」っていうところが何かカンに障るんだよな・・。あたりまえだと思わないでくれよ?みたいな。

もっと広い心でユーザーを歓迎しなきゃダメだよ。心が狭いぞ。

 

肌ざわりも良くフィット感のある本体

グローハイパーを手に持つ
そしてグローハイパー本体を手に取る。重さは106グラムで軽すぎず重すぎず・・。個人的には片手で持っても違和が感ない。

アイコス2.4Plusキットは120グラムなので似たような感じと思ってください。

ちなみにプルームエスは95グラム。デカイわりに意外に軽いのです。

グローハイパーを握る
肌触りはマットで握り心地も良い。ラメなどは無くて光沢や彩度は控えめ。プロより少し大きいのですが手のひらに収まるサイズです。

ただ、このブルーは割と汚れが目立つ。そういうのが嫌いならホワイトかオレンジを推奨。

それでは細かなディティールを見ていきましょうか。

 

従来のグローを踏襲したデバイスデザイン

グロー現行品モデル
公式宣材写真を見ると現行品はほぼ一緒のボタンレイアウト。しかも、グロープロとは大きさも機能もさほど変わりません。

あまり面白みに欠けると思いますが、せっかく写真撮ったので見ていってください。

グローハイパー ブルーの表面
さて、トップが斜めなデザインは歴代グローを引き継いでますよね。操作ボタンは上部の丸いの1つだけ。gloのロゴは金属っぽいシルバーカラー。

グローハイパー ブルーのロゴ
色抜いてあるのかな・・。コーティングは樹脂っぽいけど中はアルミかもしれない。そこはちょっと不明。

グローハイパー ブルーの裏面
裏面にはCEマークや型番、製造クレジットなど。デザインはロンドン(BAT本社)で製造は中国。専用ネオスティックは韓国製でございます。

側面下にはUSBタイプCの充電用ソケット。ここもプロと同じ位置。バッテリーはリチウムイオン。容量は不明。
トップのスライドカバー
トップのスライドカバーはプラスチックで少しチープ。ベースには光沢シールが貼られます。なんか中途半端だなココ・・。

スライドカバーを開けた
スライドカバーを開けた図。底までは貫通しております。しかし内部のストッパーによりスティックが止まる仕組み。

周辺高温加熱のイメージ図
グローの場合はこのようにスティックを覆うかたちで高温加熱されます。※glo公式画像

これは初期型から変更がないので、グローハイパーも同じ構造ですね。つまりスティックの巻紙が焦げるということ・・

本体底面
さて、底面を見てみます。ここもほぼ同じなのでグローユーザーにかける言葉が見つかりません。※シリアルナンバーは底にあり。

本体底面を開く
この底面カバーは横に押し込むとスプリングで開きます。クリーニングの際には開けて掃除してください。

また、巷でよくいわれる「ヤニ垂れ」はここに溜まるらしいのですが、私は一切そういった症状がないんですよ。吸い方の違いですかね・・

自分はブラシよりもエタノール綿棒で内部をクリーニングしてます。そうしたほうがきれいになる気がしますね。

では、使い方を簡単にご紹介していきます。

 

グローハイパーの使い方

スティックを挿した本体
今までにグローを使ってきた方なら問題なく操作できると思います。

操作ボタンは1つのみ。その押し方だけ。

しかし、その前にまずは充電(満充電約90分)してください。新品のままでは1回も吸えませんし、専用スティックももちろん別途必要です。

ケントネオスティック、ハイパー専用スティック、アイコススティックを並べたもの
グローハイパーの専用スティックは従来のNEOスティックと比べて太い。しかもアイコスや紙巻きよりは細い。

つまり、専用スティックしか挿入できない構造となっており、他と代用はできませんのでご注意を!

しかし、プルームエスとの相性は良いのでなんとか互換できそうですよ。

では、順を追って解説していきます。吸える時間などは下記表を御覧ください。

グローハイパー
加熱時間通常 20秒
ブースト 15秒
使用時間通常 4分
ブースト 3分
連続使用回数約20回

 

1.スティックをグローハイパーに挿し込む

本体にスティックを挿す
スライドカバーを開き、グローハイパー専用ネオスティックを本体奥まで差し込みます。

スティックが刺さった本体
スティックには点線で印がついてるので挿入部分が分かりやすいですね。※無理やり押し込んでも喫味は変わりません。

 

2.加熱ボタンを3秒長押しする(通常モード)

ランプが点滅
ボタンを3秒間長押しすると、「ブル!」っと1回振動します。すると、LEDランプが時計回りに点滅していきます。

ランプが点灯
20秒経つと全てのLEDランプが点灯。これで使用可能。通常モードでは4分吸えます

アイコスのように6分以内でも14回吸ったらそこで終了とならないのがグローのメリット。

 

3.加熱ボタンを5秒長押しする(ブーストモード)

ランプが時計回りに高速回転
ブーストモードとは加熱をさらに高温にして、吸いごたえを格段にアップする機能

加熱ボタンを5秒長押し(連続で2回振動)するとLEDランプが時計周りに高速点滅。

15秒経ち、全ランプが点灯したら使用可能。ブーストモードでは3分吸えます

ただ、ブーストモードは本体が熱くなりやすいですし、吸える本数も落ちるのでご注意ください。

 

4.使用済みスティックを捨てる

スティックの吸い殻
それぞれの使用時間が経つとランプが消灯します。使用済みスティックを本体から抜いてゴミ箱などに捨てましょう。

充電確認のランプ
また、使用回数は1回の満充電で20回まで。充電残量は加熱ボタンを軽く押すとランプで確認できますよ。

また、使用途中で停止したいときはランプが消えるまで加熱ボタンを長押し。

ランプの輝度は高いので屋外でも問題ないでしょう。

これらがおおよそのグローハイパーの使い方です。エラーランプなどの確認はマニュアルに分かりやすく書いてありますのでご心配なく。

では、味や満足度についてアイコスと比較評価してみたいと思います。

 

グローハイパーとアイコスの比較

グローハイパーとアイコス
なぜ自分がこんなにアイコスと競わせたいか?。それはアイコスのデメリットでもある取り回しの悪さを改善したいからです。

それをオールインワンモデルであるグローハイパーで補うことが可能なら・・これほど素晴らしいことはありません。正直、それを期待してました。


いや、アイコスマルチがあるでしょ?といわれましても、アチラは吸える回数が短いため外出時では心もとないのです。

なので、自分としてハイパーに求めるのは「アイコスを凌ぐ満足度の高さ」。

これを実現できているかに重きをおいて厳しく評価します。

ちなみにテスト銘柄はテラコッタとフリーズメンソール。どちらも喫味が強そうだったのでね・・・

 

吸いごたえはハイパーブーストが上回る

グローハイパーのイメージ
今回は強度が強そうなレギュラーと強メンソールを選びました。

味としては初期型グローと同じく、少し焦げたようなドライな喫味。アイコスレギュラーよりも断然タバコっぽい。

ブーストモードでは使用時間が短くなり喫味はややアップ。劇的な変化は感じられなかったので、1分多い通常モードがおすすめかと。

ただし、フリーズメンソールのブースト&カプセルはノドが焼けるかと思ったくらい清涼感がスゴイです。

ただ、加熱時に本体から「ジジジジ」と異音がするので少し心配。

 

満足感はアイコスに勝てない

グローハイパーとアイコスが競り合う
吸いごたえと満足感は別という認識があるので断っておきます。

「吸いごたえ」とは味わいのようなもので、美味しさに繋がる要素。一方、「満足感」はニコチン吸収率ですね。

これは嗜好品のカギとなるので、このジャンルでの評価上、疎かにはできません。

その満足感についてはやはりアイコスのほうが断然上手でした。一吸い目から違いが分かります。

たとえばグローハイパーが強炭酸水ならアイコスはコーラ。つまるところ、ブレードでスティックを内部加熱する方式には敵いません。

この部分が個人的に最重要課題だっただけにイッキに消沈しました。

 

匂いはどうか?これは両者ともにNG

吸い殻の中身
吐き出される臭気について。これはグローハイパーはかなりタバコ臭いですね。紙がほぼ焦げてるのでいたしかないかと。

しかし、アイコスのようなツンとした生臭さはないので、人によってはグローハイパーのほうがマシなんじゃないでしょうか。

ブーストにするとかなり香ばしくなるので気をつけたいところ。

その点、プルームエスは焦がさずに加熱するので一番匂いは少ないです。3社3様メリット、デメリットはある。

 

使い勝手の良いハイパー

アイコス3やデュオと違い、歴代を踏襲したグローはオールインワンタイプなので取り回しが楽。

加熱スピードもアイコスと同等だし、使用時間4分以内なら許容範囲。それに連続吸い可能で清掃も簡単。

お互い、長所短所はありますが何に重点を置いてるかで評価も変わってくるでしょうね。

 

バッテリーがヘタりやすいかも

1ヶ月ほど使用してみたところ、明らかにグローハイパーは電池もちが悪いように感じます。

特にブーストをかけてないにも関わらず10本程度でバッテリーエラーになったりする。

(6/9追記)

 

グローハイパー総評

本体と化粧箱
ひとまずファーストインプレッション的なレビューを綴ってまいりました。うーん・・・

何度も言って申し訳ないのですが、どうしてもアイコスが先頭走ってる状態なので追いつきそうで追い抜けない

どこか、グローハイパーの謳い文句に一筋の光明を見たですのが、どうやら私の錯覚のようでした。

やはりグローはグロー。特に満足感重視の自分としては物足りなさが残る。

グロー、アイコス、プルームエスが並んでいる
とはいえ、前述したように、どこに重きをおいてるかで価値観も変わるでしょう。そこを明白にすることでユーザー満足度も上がるかと思われます。

オールインワンで吸いごたえが欲しいならグロー。匂いが少ないプルームエス。そして満足度の高いアイコス。

それぞれ個性はあると思うので、互いに研鑽しあって今後も進化していってほしいと切に願います。

なぜなら、これほどまでにおもしろいガジェットは他にないのだから。

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