こんにちは、ガリガリです。本日ご紹介いたしますのはEleaf INVOKE 220W MOD。
これね。もう去年の秋ごろから販売されてますけどあまり人気がないの。自分も完全スルーしてたんだけど、実はかなり名機なんじゃないかなと思います。
え?何故って?
デュアルバッテリーのくせして超絶軽くてコンパクト!ってことですよ!
何度も言わせないでください。
それでは影の薄いこの子をGEARBESTさん提供でレビューしてまいります。
提供 / GEARBEST
Eleaf INVOKEとは?その特徴とスペック
Eleafはご存知iStick Picoシリーズで有名ですね。現在は21700やらKiyaなんかが売れてるのかな。最近Babyなんていうのも出てます。
このようにVAPEメーカーは次から次へと新製品を出してくるので我々消費者はどこか「置いてけぼり感」はありますな。
気づいたら「そんなの出てたんだ!」みたいな。それが今回の「INVOKE(インヴォーク)」であります。
Size: 45mm*27mm*77mm
Weight: 77g
Output wattage: 220W
Maximum charging current: 2A
Maximum output current: 50A
Thread type: 510 thread
Battery type: high-rate 18650 battery
(Continuous discharge current should be above 25A)
Output mode: VW/TC(Ni,Ti,SS,TCR-M1,M2,M3)
Resistance range: 0.05-1.5ohm (TC modes)
0.1-3.5ohm (VW mode)
Temperature range: 100-315℃/200-600℉(TC modes)
以下、簡潔に特徴を記しますね。
POINT !
- デュアルバッテリーで最高出力220W!
- なのにコンパクトなボディ!
- 26mmアトマまでハミ出ない!
- そして軽い!(電池込みで175g)
- 見やすいOLED画面!
- つまり運用しやすい!
- しかも安い!GBでは約3,700円!
特筆すべくはやはりその「軽さ」。スペックでよく書かれている数値は電池込みではありません。
よくある1本MODでいえば無印ブラッシュドシルバーのiPicoが135g。P80は145g。Pico 21700は164g。同じデュアルのDRAGなら296gだすよっ!・・だすって。
それを踏まえれば175gという「驚異的な軽さ」がお分かりいただけるかと存じます。しかもボディを覆っているのは金属(亜鉛合金)。※内部はプラ。
私の手はそんな大きくないです。ガリだし。そんなんでも手のひらで隠れるほどのコンパクトさ!これ以上ほかに何が要りますか!?マッサージチェアですか?それは私も欲しい。
「圧倒的軽さ」・・・もう、それだけと言っても過言ではないMODなんですがVAPEにとっては非常に重要なこと。重いから結局使わない・・なんてことも多々あります。特に猫も杓子もMINIKIN2とかその代表ですね。
だったらさ、あのさ、言うけどさ!デュアルの意味ってなんなのよ?
ほとんどシングル運用な方だと思いますが、デュアルにメリットが無ければ誰も作りません。簡単にいうと・・
電圧が倍(満充電では4.2v×2)で約8V近いパワーを出せる。
これは直列に限ったことですが(テクMODのほとんどは直列回路)。電圧は2倍、トリプルなら3倍になります。並列なら許容アンペアと電池容量が倍。
これがメカニカルMODならめんどくさいだけですが、テクの場合はデュアルパワーを基盤で制御してくれるということにメリットを見いだせます。
おなじみのテクニカルMODは昇圧できるので例え電池1本でも60Wくらい平気でかけれますよね。しかし、MOD基盤や電池に負担がいくため1本では運用に限界が来ることもある。
そこでデュアルを使えば安定した高出力が出せるというわけ。特に重いクラプトンなどに有効。
とはいえ、たとえ220W出せても熱くて吸えませんから実用的ではありません。電池負荷も物凄いことになりますので「吸える範囲」で留めておくのが大人の嗜み。
もちろん、MTLオンリー派にはデュアルなど必要ありません。
そんな、デュアルバッテリーなんですが、デメリットも当然あります。
18650電池を2本使用しなくてはいけないですし、それにより重量もかさみます。わけもわからず150W以上出しちゃうライトユーザーさんも現れかねません。
総じて低ワット運用ならばシングルで十分ですが、高出力(50W以上)も使いたいとなるとデュアルでないと危険性は高い。
けれど、どうしても重くなりますから今回のINVOKEの出番というわけです。話長いぞガリガリ。
INVOKEのパッケージ
同梱物は本体とUSBケーブル(2A対応/1m)。説明書※日本語あり。もちろん電池は入ってませんので別途18650リチウムイオン充電池が必要。
なぜJoyetech系は日本語説明があるのか。しかも文法が正しい。
充電はUSB経由で行います。充電器があればそちらを推奨。正直どっちでもいいです。
ほとんどのメーカーのデュアルMODは残量が違っても自動でバランスがかかるように設計されてます。※片方だけに負担をかけない仕様。
電池抜いた状態で持ったときの感動の図。
撮影しながら「は?・・いやいや、ありえないっつーの!×3」くらい心の中で連呼してました。いや、あまりに軽すぎて。
INVOKEのプロダクトデザイン
510コンタクトはセンターに配置。これにより25mmまで余裕で乗ります。26mmでツラくらい。ただMODがコンパクトなのでアトマに主張がありすぎるとバランス崩壊します。背が低いほど似合うかと。
バッテリーカバーは底にありスライド式です。変にカチャカチャもしませんでした。安定感もあり。
電池挿入は内部とカバー裏にプラマイ表記がありますので従ってください。逆挿入保護回路も付いてますが過信は禁物です。
18650電池を2本入れてカバーを閉めます。フック式なので引っ掛けてスライドさせます。この部分は薄い合金なのでデリケートに閉めてあげてください。
デュアルバッテリーMODの電池は同一ブランド、同スペックが運用上望ましいです。アンペアの違う電池は極力避けましょう。
INVOKEの使い方(設定方法)
画面は非常に見やすい。iPicoの2,5倍くらい見やすい。明るさもあります。※表示が暗いのは撮影がヘタなだけです。
抵抗値表示が多きくて私のような老眼には助かる。AMP(アンペア)はパフ回数にも変更可能。
INVOKEの基本操作
- 電源オンオフ/5クリック
- 3クリックで設定画面(モード選択/SET/INFO)
- カーソル移動は(+-)ボタン。パフボタンで決定
- (+-)同時押しでキーロック(パフボタン以外)
MODE選択
VW/TC/TCR/USBCHGの4つ。
VWはワット調整モード。プラスマイナスで出力を変更可能。USBCHGはMODをモバイルバッテリーとして運用できます。※別途アダプタ必要
TCは温度管理モード。SS,Ti,Niから選択。TCRは任意で各ワイヤーの温度管理係数を設定することができます。メモリーは3つまで。
セッティング調整(SET)
- COIL / 温度管理時に抵抗値をロックできます。
- POWER / 温度管理時のプリヒート(最初にかけるワット数)※基準は30Wくらい。
- ステルス / 表示画面オフ
- SUBPARA / VWモード時のAMP(アンペア表示)をパフ回数・時間に変更可能。
- LOGO / 任意の画像をスリープ時に表示させる。ファームウェアDL後にソフトで適用。※公式では未整備
- PREHEAT / VW(ワッテージ)モードで2秒まで最初に任意設定できる。例)30W(0.5秒)→25W(通常設定)
- TIMEOUT / 無操作からスリープまでの時間
設定画面の「INFO」は現在のバッテリー電圧表示とソフトバージョンを表示します。
電圧が3,2Vあたりになれば要充電の合図です。まあ、普通に電池アイコンで把握できますね。バージョンは1.00で専用ファームウェアも公式では未整備でした。
まだ「NEW」扱いなので今後出てくることでしょう。ほぼ完成形なのでぶっちゃけ要らないですが・・
まとめ:INVOKEを約2週間使ってみた感想
とにかく持ちやすいし、操作しやすい。これに尽きます。
無印iPicoが流行ったときに「小さいは正義」という評価が非常にうるさかったんですが、今思えばほんとに小さいは正義ですね。
なんだかんだいってデカイMODは重いですし、外出用には厳しい。でもINVOKE程度なら十分アリなレベルかと思われます。
特に低ワット運用ならば2日くらい余裕で持つでしょう。なんならVAPE兼モバイルバッテリーとしても機能してしまう。
しかし、デュアルが必要になる場面が少ないことも事実。台頭する21700の波が来れば「バッテリー持ち」も解消される。
しかも誰が220Wや300Wも出すんですか?私は100Wでさえまだ出したこともないのに。ですのでこの記事では「220Wだから」ということはガン無視してます。
何度も言いますがデュアルバッテリーは運用の幅を広げるものです。特に立ち上がりの悪いクラプトンなんかは50Wくらいでやっとマシということもザラですから。
ですのでシングルと用途分けするのがベターですね。しかし、そのデュアル機種であってこの軽さは異様なほど攻めてる。
まさに「盲点だったMOD」なので、私自信は久々に感動を覚えました。