いつも充電切れの皆さん、お仕事お疲れ様です!。こんにちは、ガリゲーです。
本日はEleafの稼ぎ頭「iStick Picoシリーズ」からの新製品をご紹介いたします。
iStick Picoシリーズといえば、無印、Mega、Dual、Squeeze、Resin、RDTA、25などが存在するんですが・・
「21700」って何?
って話になりますよね。21700は電池のサイズを表しているのですが、あまりにダイレクトすぎてEleafのセンスが伺えます。
それでは安心30日保証のベプログショップさんの提供でレビューさせていただきます。
この記事のコンテンツ
iStick Pico 21700の特徴とスペック
>Eleaf公式より
iStick Pico 21700は無印Picoとほぼ同デザイン、且つ「21700」というロングライフバッテリーを使えることが最大の強みなわけです。
Size: 51mm*26mm*119mm
Weight: 150.4g (after extended, without battery)
E-liquid capacity: 2ml (extendable to 4ml)
Battery type: 21700/18650
Maximum charging current: 2A
Thread type: 510 thread
Output wattage: 1-100W
Output voltage: 0.5-9V
Output mode: VW/Bypass/TC(Ni/Ti/SS/TCR)
Resistance range: 0.05-1.5ohm (TC modes)
0.1-3.5ohm (VW/Bypass mode)
Colors: greenery, black, hot pink, grey, brushed silver, silver
リチウムイオン充電池 21700とは?
画像の左側が21700。左がおなじみのIMR18650(VTC4)。単純に直径(21mm)と高さ(700mm)を合わせたのが名称です。
18650は直径が18mm高さが650mmね。
あと18350や26650もVAPE MODではよく使われています。先に出たのに中途半端になってしまった20700というのもありますよ。
メリットとしては単純に18650より大きいわけでありますからmAhが高い。
mAhは1時間にどれほどアンペアを流すことができるかの単位です。
18650規格のVTC4=2100mAh
18650と比べると約2倍ほどmAhが高いので電池が長持ち。
長時間運用を目的としてらっしゃる方には21700がおすすめですね。
もちろん18650も使えるようにアダプタも付属していますよ。
それでは詳しく中身を見てみることにしましょう。
パッケージ
>iStickPico21700 kit / ベプログショップ
このスターターキットにはiStick Pico21700 MODとクリアロマイザーである「ELLO」がセットになっています。
ELLOはiStick Pico25スターターにも同梱。
サンプルの本体カラーはシルバー。この外装はアルミっぽいですね。
間違えやすいブラッシュドシルバーはステンレス仕様なので多少重いかと。
パッケージ内容
- MOD本体(21700電池インストール済み)
- アトマイザー(ELLO)25mm径
- 充電用USBケーブル(2A対応)約1m
- 予備コイル×1(0.25Ω)シングル
- インストール済みコイル(0.3Ω)デュアル
- 18650アダプタ
- ドリップチップ×1(810ストレート)
- 4mlガラス+増設アダプタ
- ユーザーマニュアル/予備Oリング
説明書は安心の日本語ページもあり。特に今回の21700からなのかインターフェースが違います。なので日本語表記はありがたいですね。
予備Oリングやアダプタ類。Oリング少ない・・。もう1セットお願いしたいところ。
21700だけでなく18650用のアダプタも付いてます。予備電池として使えますし重量も軽くなるので嬉しい仕様。
手持ちの20700でも試しましたがアダプタなしで起動しました。※非推奨
デフォルトでは2mlガラスが装着されてますので4mlにしたい場合はエクステンドパーツで増設します。
後述しますが、このELLOクリアロマイザーの燃費は悪い。2mlなら速攻で空になりますので4mlで運用したほうが遥かに楽でした。
チムニーは伸びますがこれといった不具合もなし。
ドリップチップは2種類付属。どちらもOリング付きの810サイズ。残念ながら510用のアダプタは付属しません。
それぞれお好みで交換してみてください。私は内径が狭い左側のほうが好き。
それでは本番のiStick Pico 21700 MODを見ていきましょう。
スペックと使い方
うん。持った感じは特に大きいということもなく重くもない。ELLOを乗せて220g。電池入り単体で165gでした。無印Picoは単体で135g(ブラッシュドシルバー)。
これはたぶん21700のほうは外装がアルミ(カラーで違う)なので違和感がないんじゃないかと思います。ブラッシュドシルバーはもっと重いかも。
Size: 51mm x 26mm x 77mm
Weight: 96.6g (without 21700)
Battery type: 21700 / 18650
Maximum charging current: 2A
Output wattage: 1~100W
Output voltage: 0.5~9V
Output mode: VW / Bypass / TC (Ni / Ti / SS / TCR)
Resistance range: 0.05~1.5ohm (TC modes), 0.1~3.5ohm (VW / Bypass mode)
以下、無印Picoとのサイズ比較。
Pico25と無印の高さは同じなので21700は25より少し背が高いというだけですね。
OLED表示が無印と比べて暗いですが視認性が悪いことはないです。基盤が窓から遠くに配置されてるのもありますね。
もちろんPico25と同様に無印で乗らなかった25mm径までのアトマイザーをカバーする。
底での操作は同じ仕様。ボディの上部と下部はアルミではなく亜鉛合金かステンレス。
大きさについては電池が21700なのであたりまえに大きくなります。これでもかなりギリギリで設計されてますからね。私個人としては全然許容範囲でした。
21700電池は本体に入ってます。ちゃんと絶縁シールも貼ってあるので誤動作することはないでしょう。
電池の挿入方向は無印同様にプラス側から入れる仕様です。
電池メーカーはVapenutでおなじみのAvatar Controls社製。容量4000mAhでアンペアは30Aでした。
この数値は最大なのか連続なのかは不明です。あと正極材の表記はなし(IMRとかINRとか)。
まあ、天下のEleafが選んでるわけでありますから、普通に使用する分には何ら問題はないでしょう。
私は1ヶ月くらい毎日使用してるんですが変に熱をもつということもなかったです。
ただ、21700って新しいサイズ規格なのでバッテリーチャージャーで対応してるのが少ないんですよ。
まあ、MOD単体でUSB充電すればいい話ですけど。
外部充電しかイヤだ!という方は探してみてください。30Aなんて俺の運用じゃ困る!って方はI JOYの40Aをどうぞ。
21700 3750mAh/40A【iJoy】
ベプログショップ
MODの操作方法や設定
Picoシリーズを毎回見てきているわけではないので定かではありませんが、今回の21700はソフトのインターフェースが大幅に変更。
ワッテージモードのメイン画面には大きくワット数が表示されてますが小数点は省かれています。
ただし、数値を変えると「W」マークが小数点に変わるという感じ。そしてまた「W」マークに切り替わります。
分かり辛くてすいません。つまり無印PICOや25のように常に30.8Wとかは表示されません。
30Wで表示されるという意味です。たぶん100Wまでイけるから100の位を空けてるんだと思います。
抵抗値とボルト、アンペア表示は健在。アンペアの枠のみパフ回数とパフ時間へ変更可能。
個人的には小数点以下が常に表示してほしかったかな。
あとの基本的なボタン配置は変わりません。パフポタンと底のプラスマイナスボタンを駆使して設定を行います。
基本的な操作
- パフボタン5クリックで電源のON/OFF
- パフボタン3クリックでMODE選択
- プラス・マイナスボタンで選択→パフボタンで決定
- プラス・マイナス同時押しで設定ボタンのみキーロック
- プラスボタンとパフボタンでメニュー選択
MODE選択画面(パフボタン3クリック)
モード選択は従来通りBP(バイパス)→VW(ワッテージ)→TCRメモリー1~3→SS→Ti→Ni。
これが結構見にくい。大きい枠なのに何故小さく表示されるのか疑問。
それに○マークで囲うとより小さくなって読みづらい。解像度も何故か低い。
MENU画面(プラスボタンとパフボタンの同時長押し)
このメニュー画面も非常に見づらい。アイコンデザインが何を指しているのか分からないので初見で戸惑いました。なので説明書から抜粋。
- COILはTCモード時に表示されます。抵抗値のロックの有無。

- ステルスは表示のON/OFF。
- SUBPARAはメイン表示画面下部でアンペア、パフタイム、パフ回数を選べます。
- LOGOはカスタムロゴの適用ON/OFF
- BATTERYは現在の電圧表示。これは今まで電源オフにしてマイナス+パフ長押しでした。
- VERSIONは現在のファームウェア
- PREHEATは最初にかけることができるワット数を調整できます。最長2秒まで。例)50W(1秒)→40W
- TCRは温度管理係数を3つまでカスタマイズできます。
私の場合は操作に慣れてもアイコンが見にくいのでよく間違えました。
これをやるならもっと視認性のいい大型液晶でやるべきだと思う。
iStick Pico 21700 MODを使用した感想
操作感は無印で慣れているのでそれを踏襲してる21700はやり易い。
ですがメニューアイコンの視認性が悪く、頻繁に調整したい方は慣れるまで多少時間がかかるかと思われます。
あと、バッテリーキャップに溝がないので滑って外しにくい。そして、いいかげん改善してほしいバッテリー再装填時の電源ONも治っていない。
しかも出荷時のデフォルト数値は100Wですからご注意を。
やはりこの21700の強みはバッテリー持ちの良さなので、そちらを重視される方にはおすすめです。
満充電から約45Wあたりで運用して267パフまで吸えました。
テストしてて、早く充電切れろや!ってなるくらい長持ち。45Wで!ですよ!
次はアトマイザーのELLOへ移ります。
付属アトマイザー「ELLO」の実力はいかに?
このELLOは25mm径のクリアロマイザー。Pico25キットのアトマイザーでもあります。
ただ、新式のコイルを搭載しているようなので全く同じではないかも。それでは詳しくみていきます。
上画像は2mlタンクです。前述したように4mlにも変更可能。
対角2箇所の無段階調整ボトムエアフロー。スライド式のトップリフィルでリキッドチャージも楽々です。
ガラススポイトでも難なくOKなリキチャホール。白い部分はシリコンかと思われます。ノズルの角度調整もできて非常に便利。
裏はこんな感じ。特筆すべくものはありませんね。
分解はベース、コイル、ガラス、トップパーツにドリップチップと分かれます。ベースのOリングが大きいです。
最初からインストールされてるコイルは従来からあるHW2(Nicr-0.3Ω)というもの。
予備で1つ付いている新式コイル「HW1-C」はコットン外装にセラミックを使うことで保温性と熱効率を良くしているのだとか。
正直なところ、HW2でもHW1-Cでも味にこれといった変化は感じられませんでした。
ホールが1つしかないHw1-Cのほうが若干濃く出るかな~ってくらい。
コットンをセラミックとコイルで挟む形をとっているのでミスト化を促進させ、且つ低ワットでも立ち上がりが早いってことなのかな。
セラミックをウィック化するVaporessoのCCELLとは違います。
個人的には興味深い構造なので、もっと細いタイプで開発してほしい。
エアフローはコイル径からお察しの通り爆煙仕様。何故か半開でも全開でも同じ吸い心地でした。開けると音は割りとします。笛鳴りはしません。
味の出方は余計な空気が混じっている感じで決して濃くは出ませんが普通に美味しく吸える範囲。デザート系との相性が良さそう。
ただ、供給だけはものすごい良いので4mlでもすぐに空になります。HW2でもHW1-Cでもミストはシルキーでクラプトンのような出方をしますね。
約3週間ほど使ってみた感想
ベプログさんからサンプルが届いてほぼ毎日使ってましたけど、電池持ちが良い!っていう以外は特に衝動が来なかったですね(私個人は)。
だけど製品レビューというものはレビューする人間の価値観をフラットにしてこそ消費者目線に立てることでもあるんです。それが中々難しい。
初めてのテクニカルスターターだとしたらRBAを念頭におかない限りは無印Picoをおすすめします。※無印のコイルは安く、RBAは24mm以上が多いため。
ステップアップと捉えるならば電池持ちを重視したこちらをおすすめします。
自分もそうですけど、他レビュー呼んで「コレはアカンやつ!」と言われれば買う気失せますよね。別にそのレビュアーに思い入れがなくてもですよ。
言葉の力というのは案外大きくて時に誇大広告でも信じてしまう人もいます。それが有名Youtuberやブロガーだったら尚のこと。
これだけ世の中たくさんの機種があればどれを選んでいいのか分かりませんしね。
それゆえ、できるだけ消費者目線でレビューしたいと願うわけです。