アウトドア派の皆様こんにちは、超絶インドアなガリガリです。
本日はVandyvapeから出てます「Jackaroo KIT」のレビューをさせていただきます。
これはIP67の防水・耐塵性能を備えたMODがウリでありまして、あのGeekvape AEGISのライバルとして追いつけるのかどうかってところ。
他にもこういった防水MODはWismecからも出てます。>Wismec ACTIVE レビュー
こうみますと現状使えそうな防水MODはAEGISシリーズかFlint。VandyのJackaroo、TRIDENT(セミメカTube)、新作のSWELL(デュアル)といったところ。※SWELLは無線機能有りなので怪しい。
その中でもこのJackarooは無骨なナリで男心をくすぐられますよね。それではその全貌を詳しく見てきましょう。
Thank you offer / Vapesourcing
【Vandyvape公式より】
まず、このJackaroo最大の特徴はIP67であること。IP67はIEC(国際電気標準会議)が定める電気機器への異物侵入に対する保護等級を表したもの。
IP67であれば、6が防塵の最高クラス。7は防水の中でも一定時間浸水に耐えうる性能(8が最高)。※IP67はAEGISと同等。
詳しくはこちらのサイトで確認してみてください。>日新産業株式会社 Q&A
ただ、無印AEGISの場合はMIL810G(MIL規格)という軍用レベルの耐衝撃性能もウリとしているのでVandyはその辺曖昧なようだ。
総じてそのような防塵防水機能は「まさかのときの保険」だという認識でいます。テストしたいのは理解できますが過信して故障するのは出来るだけ避けたい。
それにこういった国際規格を通したという証明書なるものの画像は公式には掲載されてません。※Wismecは有り
まさか全部嘘というわけでは決してないと思いますが敢えて自ら製品を傷つけるということはしたくない。
ですのでこの記事内において防水・防塵。耐衝撃テストは行いませんのでご理解くださいませ。
しかし気になる方もおられるでしょうから下記Vaping360のレビューで宜しければ参考にしてみてください。

さて、早速パッケージをみていきます。KITのクリアロマイザーはJackaroo TANK。ベース24mm ボトムエアフロー。
付属品はバブルグラス(5ml)、USBケーブルや予備コイル、パッキン、マニュアル(日本語なし)など。
それと、このJackarooは21700、20700、18650が使えます。なので18650のアダプタもありました。あとMODパネル脱着用の六角レンチもあります。
ついでにMODパネルやアトマのベース裏には保護フィルムが貼られてました。神経質な私としてはこういう心配りは非常に好感がもてる。
ではMODから先に触っていきましょうかね。
まさに質実剛健!AEGISのライバルといっていいと思う
まずはその容姿を堪能。でかいパフボタンに個性的なサイドパネル。そしてボディはラバー素材っぽいシリカゲルで覆われてます。>シリカゲル-wikipedia
パネルパターンは現在10種類。単なるデザインじゃなく彫りや形状が異なってて良いアクセントになってます。ドリップチップも各パターンと同系色。
このサンプルカラーはObsidian Black。表面がゴツゴツしていてかなりアクレッシブな印象。
そしてサイドはグリップ感を向上させる窪みのあるデザイン。
しかしUSBコネクタは見当たらず・・両面パネルを外しても確認できませんでした。どこ?(USBケーブル付属なのに) ※全面パネル外した下部に有り。ファームウェアUG用。
510スレッド部分は幅約30mm。公式でプレッシャーリリースと書かれたベントホールらしきものも空いてます。ちなみに無印AEGISはベントホール空いてません。
なので無闇に落としたりするとバッテリーにかなりダメージが入ると思われます。こちらも同様、耐衝撃テストなど控えたいところ。
ボトムにはOリング付きのバッテリーカバー。AEGISと比べ取っ手が持ち上げにくく回しづらい。
実際に手にとると21700では割と重い。約300グラムもある。※MOD単体
無印AEGISなら21700で約264グラム。※AEGISはオプションで21700バッテリーカバー有り
しかしパフボタンは押しやすくカラーパネルの視認性も申し分ない。しかも輝度調整有り。第一印象は悪くないです。むしろ無骨でカッコイイ。
アップグレードされたVANDY CHIPの機能と操作性
【以下3枚VANDYVAPE公式より引用】
Pulse 80WのときよりもグレードアップしたらしいVANDY CHIP。最高出力100WでVWからTC、カーブまで一通りの機能は装備してます。
任意で設定可能な0.91 inchのカラーディスプレイ。数値のレイアウトも把握しやすいし操作性もよくてサクサク動く。
モードは3クリックしてからプラスマイナスボタンで変更。P>Bypass>Volt>Ni>SS>Ti。決定はパフボタン長押し。
TCモード時、4クリックでワッテージ調整。TCR設定は無し。
マイナス+プラスボタン同時押しでメニュー画面。モード選択をカスタマイズしたりDIY(カーブモード)などがあります。※VW/TC両方可。
この辺りの操作はほとんどVoopoo系と一緒なのでクセがあるとしたらDIYカーブモード時。選択後4クリックでカーブ設定画面になります。
すべてのキーロックはプラスボタンとパフボタンの同時押し。
他、設定で飛ばしたいモードなどのON/OFF切り替えができます。ここでカラーパターンも選択(C)。
ARRというのはアトマを再装着した際に自動で適正ワッテージに変更されるという機能。
またFIR(Fire button mode)というのはキーロックをパフボタン以外にするかどうかの選択です。
この辺りの機能はAEGISと比べたら良いほうですかね。Legendやmini、Soloは触ってもいないので分かりませんが。
立ち上がり云々はそれほどな体感。高ワッテージならあたりまえにジュジュジュ!となるので割とうるさい。
総じて欲しい機能は網羅されてるし何よりアウトドアで便利な輝度調整ができるのはありがたい。日差しがあるとパネルって見づらくなるので。
AEGIS 100Wとの外観比較
撮影時にちょうど隣に置いてあったAEGISと見比べてみました。ボディが汚くて申し訳ない。その点Jackarooはホコリがつきにくい。
まぁ、どっちもどっちですかね。パネルは断然Jackarooのほうが見やすい。AEGISは全面パネルがプラなので落としたらヒビ入ります。
Jackarooの全面もプラだけど材質的に割れるタイプじゃないやつ。落として強いのはJackarooですね。※個人的推測
Jackarooの台座部分はロゴ要らないですね。ここが割と余計。あとAEGISのネジはトルクスですがJackarooは六角のみ。
これはあくまで似た機能のある2台を比べてみたものです。選択肢は色々あるので一概にこうだ!ってことは決してありません。
コンパクトが良ければAEGIS SOLOやTRIDENTもあります。参考までに掲載した次第。
Jackaloo TANKのポテンシャル
どうしてもクリアロマイザーだとツッコみどころがないので緩く紹介していきます。
ベースで24mm、AFCの最大径で約26mmほど。510ドリップチップ。ストレートタンク3.5ml、バブルグラス/5ml。キャップはジョイントのようなスレッド式(90度回転して閉じる)。
珍しかったのはコイルのポジがフラットだったこと。こういうのはあまり見ません。
何故だろ・・でもコレだと完全にエアのインテイクが3方向に固定されちゃうよね。別に構わんけどラインアップ増えたら困りそう。
コイルは0.15Ωと0.3Ωが同梱。どっちも形状の違うメッシュコイルでした。
最近はデジャヴみたいにこうしたプリメイドコイルの画像を見ている気がする・・
今回は密度が高そうな0.15Ωで吸ってみたいと思います。
リキチャは思ってたより断然楽。スレッドに慣れてると半開くらいで閉まるので消化不良な感じにはなります。
味の出はHiLIQアップルですが普通かな(リキッド入ってないけどちゃんと吸ってます)。60Wくらいですがイガるということは全く無いですね。
AFCの効きはコイル形状的にあってないようなものなので半開以上で吸える方でないとその恩恵をうけれないかもしれません。
総評 / JACKAROOはひそかに流行る
MODに関していえば製品自体とても品質がよく機能も十分なので悪い部分がほとんど見当たりません。ただ重いですが・・。
それを信頼できる道具として視るのか運用においてデメリットとしてとるのかは各々の判断。
既に発売されてから3ヶ月くらいは経ちますがTwitterなどでも使ってる方をほとんど見ません。
釣りやキャンプが好きなのでアウトドア向けのMODが欲しい・・。こうなるとほぼ8割方AEGISに走るかと思われます。
個人的にはそのAEGISシリーズの中でも100Wが一番最強にカッコイイしバッテリーも選びません。
ただ、なんとなーくですが、このJackarooもまたAEGIS 100Wに趣が似てる気がするんですよ。
もちろん後発なんですがMODとして所有欲が満たされる感じがとてもよく似ている。
なので個人的には必ずしもバカ売れすることはないですが水面下でじわじわ人気が出てくるんじゃないかと勝手に踏んでますね。
改めてAEGIS 100Wのライバルとしてみていいんじゃないでしょうか。迷ってる方に委ねられたら間違いなく推し。