RBA PODファンの皆さん、お疲れ様です、ガリガリです。
本日はつい先日届いた、このJesterの感想なんかを最近ハマっている激安ワイン「アルパカ」を飲みながらテキトーに書いていこうかなと思います。
さて、ご存知、このジェスターはPODタイプでありがなら数少ないRBA対応製品となっております。今ならSMOANT PASITOの後続になりますか。
ただ、PODというのは本質的に「楽してナンボ」だと思っとります。
そこにメンドクサさの代表格である「RBA」とは何事か!けしからん!
しかし、そう思いつつも気になってしょうがなかったこのJester。いよいよイジっていきたいと思う。楽すみぃー!
とにかくパネルデザインがひどいJester
なぜこうなる・・。Jester(道化師)だけならまだしも「デビル」「スカル」「ポップなゴーストたち!?」と痛いイラストが並んでます。
初期に発表されたものの中にはたしか「ゾンビ」もラインアップされてましたよ。そんなに怖がらしてどうする?
なので選択肢といえば無地しかない。無地はシンプルで良い。
巷ではゴーストのウケが良いらしいが「うーん・・なんかこう、もっとあるだろ!」と。Pixivとかさ。
さて、そのパッケージは通常のコイル交換式とRBA PODが付属するRBA 2 in 1 エディションの2種類ございます。RBAセットのほうが少し高い。
基本性能はバッテリー1000mAh、タンクキャパ2ml、3段階の出力切替など。※3.3v/3.8v/4.8v
こうみると他社製品と比べてコレといった特徴はないですね。つまるとことRBA以外は至ってフツーのPODなのであります。
それでは開封していきます。
思ってたよりコンパクトにまとまってるJester
え?目が光ってる。
私はマットブラックを選択。通常のPOD(0.5Ω Mesh)とRBA PODの2個付属。とりあえず両方楽しめるセットってわけです。
価格は国内だと5,000円弱。中華だとだいたい2,500円程度。3Aが高かったので今回はエバーゾンにしました。
たしか発表が6月だったのでプリオーダー解除までかなり長かったですね。その間にPASITOにもってかれたってのもあると思う。
他にパッキンなどの予備とRBAキットも付属。プリメイドはカンタル 28G 1Ω 2mmスペースド。2mmってあまり組まないからスンゲー小さくみえるわ。
2mm、28G 6ラップ。焼入れ後の抵抗値は測ってないですがたぶん1.2Ωくらいかなと。※測ってないから不明。
今回のJesterはRBAなのに本体だけで抵抗値を測る術がありません。
なので自分で巻くときは似たようなデッキレイアウトで組んでから再セッティングしたほうがよろしいかと。
触ってみると思ってたより小さいですね。イラストのせいか、もっとデカイのを想像してました。
ガワはプラスチックと思ってましたが金属っぽい。質感は悪くないしパフボタンのテンションもナイス。3クリックでの出力切替もストレスフリー。※このランプはJesterの目か?
やはり無地だと凄いシンプルなので余計にコンパクトにみえます。Jesterいいかも。ええ、それが第一印象でした。
Jesterのエアフロー構造をみていく
JesterはごくフツーのPODなのでバッテリーとカートリッジに分かれます。
ただし、コイル版(右)とRBA(左)は細かい箇所がいろいろと違う。特にエアフローはコイル版でしか変更できません。
構造的に不可能ではないと思うんだけど何故でしょうか。
おそらくRDTA方式で下にタンクがあること。そしてAFCつけちゃうとかなり長くなっちゃうからかな。ただでさえRBAのほうがコイル版よりも背が高いし。
出来るだけコンパクトに、ってことかもしれないけどRBAでAFC効かないのはちょっとどうなの?っていう気もしますね。
そのRBAのボトムエアは底に2箇所空けられてます。ビルドコイル無しで空吸いすると軽いMTLのような感じ。
レジスタンスレンジ(0.8-1.5Ω)を加味すれば理にかなった調整をしているとみた。
右のコイル版と再び比べるとエアを取り込むスペースが排除されてる。※回しにくいだけってのもあるけど。
ドローもスカスカではないです。たぶんビルドコイルつけるともっとタイトになる気がする。
で、気になるエアの吸気はカートリッジとのジョイントからっぽい。ここのラッチの隙間からコイル下へ入っていく感じ。
どうしても絞りたい方はこの脱着ボタンを塞ぐといいでしょう。いや、やっぱ外れそうだからやめます。
どちらにせよギミックがウリのVapeflyとして、もうちょっと何かサプライズ的な萌え要素が欲しかったな。
PODなのにわずらわしい仕様
愚痴ってばかりで申し訳ない。上がコイル交換式のカートリッジです。もう何がPODでカートリッジなのか言い回しに困る。
この通常PODの構造なんですけど、今をときめく二段階認証みたいなノリなんですよ。
まず、このボタンを押してキャップを外します。コレが見にくいし押しづらい。
で、ヒンジが横にあって開くわけです。そこからゴム栓を外してリキッドチャージ。つまり動作が2回必要となる。しかも開けにくい。
これの意味が分からない。しかも2重になるので残量が余計に把握しづらいというオマケ付き。
もうね、ホント見えないの・・
このJesterは何も見えないの。
とにかくチャージでも残量確認でも逆光にしないと全然分かりません。※老眼ってのもあるけどフツーに見えないレベル。
何故使い捨てにも関わらず遮光タンクばかりなのか?。PODとは何なのか?。今一度みんなで考えてほしい。
ちなみにNicolas Tankとのコイル互換性を試すつもりがコイルが物凄く固くて外せませんでした。※Oリング圧入固定
うーん、似てそうで無理っぽそうな予感・・足がたらないかも。
(追記)・・そして後日試したところ・・・
無理です
まず、コイルをAFCアダプタに装着するスレッドがNicolasにはありません。似てそうで全く別物なので残念。
本命のRBAで早速ビルドしてみます
さて、当初に私が危惧していたキャップ。Oリング1個だけなので心配でしたがホールド力は十分ありました。ここまで結露が垂れてこないのも大きな要因かと。
キャップを外せばシングルコイルデッキが現れる。すごいね・・PODにRBAってそのままやん。ストレートな発想が凄い。
ちなみにJesterのデッキは1928 RDAに似ています。なるべく形をくずさず抵抗値を知りたい方は参考にしてみてください。
リキチャホールはコイルPODと同様に1箇所ですが、コットンが入るため2箇所にしてほしかった。これはマジで。
ポスト間は5.5mmほど。デッキベースは14.9mmほどでした。
はい、チャンバー裏はなだらかなドーム形状。そして、そのフチはガッツリとデッキベースと接合されます。
見ずらいけど実際はホントに何も見えません。ライト当てまくりでやっと中身の形状を確認できました。つまりこういうRDAってことです。
周りはプラタンクなので熱対策にもなりますね。ていうか、そこまでしてRBAを中に入れ込む意図が分からん。
PASITOのようなコイルをRBA化するのなら理解できる。でもこのJesterはRDTAをPODの中に入れているのだ。
ならRDTAでいいじゃないか!と。
そこらへんのアンバランス感が前述した「捉えどころのない製品」なのかもしれない。Jester(道化師)だけに←。
プリメイドは2mmでしたが2,5でも3mmでもイケそうな感じ。ただネジ的に太いのだと噛まないかもしれません。
ジグはあったほうがいいですが長いヤツだとバランス崩して倒れちゃうかも。
もちろん巻くのがメンドイのでプリメイド(1Ωらしい)で組みましたがプリメイドなのにビルドがヘタっていう・・
まずネジ周辺にスペースがあるので太い単線とかだとやりづらいですね。問題のコイル位置はチャンバーが低いので下げました。
ボトムホールに近いほうがドローは重くなる。
RDTAって個人的にコットンを下でカットする派なんです。だけどJesterの場合、分解できないので最初に調整しなきゃならない。
長さはだいたいタンクの両端くらいでカット。そのまま突っ込めば底から少し浮く感じになる。あんまり長いのは供給的にどうかと思います。張力あるし大丈夫。
あと、言い忘れましたが片側のジュースホールそばに小さい穴が空いてますよね。コレが塞がるとリキチャの際に圧が抜けずに逆流します。
シリンジボトルなら大丈夫ですがプラノズルだとリキチャホール塞がりやすい。
しかもタンク内はコットンで塞がれてるから中々リキッドが入っていきません。コットンはパンパンじゃないほうが後で楽。
ただでさえガチなデッキなのでジュースホールが割と大きい。コットンや結露などで圧抜けに干渉しないようにしたい。
出力は3.3(赤)/3.8(青)/4.8(緑)とありますが細い単線なら3.3で十分ミストは出ます。※何故かプリメイド(0.5)では4,8vが効きませんでした。
3.3と3.8は体感では分かりにくいですが4.8だとすぐイガるほどハイパワー。中とって私は青(3.8v)でどちらも運用してます。
じゃあ、まとめます。
美味いよJester!今までのこと全部許す!!
Jester美味い。
まずプリメイドコイル(0.5mesh)が美味い。同じリキッドを入れたRBAでも美味いがプリメイドのほうが濃く出る感じ。※PASITOと同程度。
RBAもまだまだつめる余地はあるので性能としては十分だと思われます。食感としてはプリメイドが荒くダイレクトでRBAはマイルドな出方。※それって抵抗値じゃ・・
ドローはAFCが効くプリメイド版はエアを開くと笛鳴りがヒドイ。全閉でちょうどいい塩梅。RBAはエア調整できなくても十分MTL寄り。あと吸口が厚く違和感を感じる。
PASITOのRBA比較はまだやってないので不明ですがビルドのしやすさは断然Jesterでしょう。使い勝手はPASITOの勝ちです。
あと、RBA PODでも基本は使い捨てなので洗浄はしづらい。それでもタンクが割れない限りは使いたい。なので、このへんのユーザー心理を掴んでいないと思う。
それにPASITOはPODをつけたまま充電できますがJesterは底にコネクタがあるのでいちいち外さないといけない。しかもPASITOの充電はタイプCで早く感じます。
自分の神経質な性格上、どうしてもマイナス面を誇張しがちなのは理解してます。読んでて「なんだこいつ」ってのもわかります。
製品をみるとまず疑ってかかり、気になる点を洗いだしてそれをメリットと照らして許容できるかを決めていく。
つまりマイナスから始まることを常にしてるところもあるのでグチグチいってる記事が多いんだと思います。
その点、このJesterはマイナス部分を補うメリットもありました。だけどそれは他製品でも代用できるものなので敢えてJesterっていう意義が見あたりませんでした。
コレはこれでいい。
だけどコレじゃなくていいよね。
そんな感じ。
フタを開けてみたらあまりにRBAだったので従来からあるRBA製品と競合されてしまうのがアダとなった。