こんにちは、ガリゲーです。本日はKamry Kecig(ケーシグ)4.0のご紹介とレビューをさせていただきます。
以前のKecig2.0からすっ飛ばしていきなり4.0なのかな?3.0がないよね。てか小数点いらなくないすか。
とにかくアイコスヒートスティックが吸えるいわゆるIQOS互換機であります。しかも現時点では最新機種。
それではいったいいかなる潜在能力を秘めているのかを探っていきましょう。提供はベプログショップさんです。
最新アイコス互換機「KeCig 4.0」の特徴とスペック
ぶっちゃけ、アイコスやプルテクの互換界隈というのは以前よりカオスで飽和状態。デビルマンの最終回のようなまさにハルマゲドン市場でもあります。なのでPMがその気になればいつ消えてもおかしくはない。
しかも、何がオリジナル製品でどれがパクリ(OEM)かなんて素人には分かりませんしね。※パクリがパクリ返してさらにパクるという図式が互換界隈。
で、このKamry Kecigはというと「オリジナル」と見ていいです。よくいえばブランドもの(笑)。※Kamry社はVAPEで実績のある中国メーカー。
そしてKecig4.0の最大の特徴はというと、「軽量コンパクト」さだろう。いや、それしかないってくらいコンパクト。
チャージャー込の純正と比べれば小さいです。他の似たような互換製品、例えばEFOSやiBuddy、wand2.8よりは断然コンパクト。
KeCig4.0の特徴!
- たて約5cm×よこ約4cm!
- 超軽量38グラム!
- 3段階の出力調整が可能!
- 満充電で約10本使用可能(高温モードで減少)
- 1回の吸引本数は10本または3分半
- バイブレーション機能あり
- バッテリー容量はリチウムイオン充電池650mAh
- カラバリは3色:ブラック/ゴールド/ブルー
- 価格相場は約5,000円!
まず、1回の充電で10本は少ない。コンパクトさや予備として考えると許容できなくはないが、もうちょっと吸えたらいいですね。それと連続使用は可能ですが、本体の熱が冷めるまで控えたほうがいいです。
それと、前作のKecig2.0から比べればデザインは様変わりしてますね。ペンタイプがお好きな方なら2.0という選択肢もある。
気になるお値段ですが、KeCig 4.0の本体価格の相場はどこも5,000円前後。提供していただいてるベプログショップさんでは4,760円で送料無料です。
アマゾン最安値だとだいたい4,300円くらい。ただ、ベプログさんとこでは30日間保証があるので総体的に見ればお得かもしれませんね。それにVAPE専門店という安心感もあります。
さて、そんなKecig4.0ですが、実際に使ってみないとその真価は分かりません。
それでは早速実機を見てみていきましょうか。
KeCig 4.0のパッケージとインプレッション
ケースを開けると製造日の入ったカードが現る。この個体は5月に作られたもよう。割と新しい。
説明書は日本語表記あり。使い方はそれほど難しくなく直感で操作できそうだ。
付属品は本体の他に充電用USBケーブル(約30cm)とクリーニングスティック。※洗浄液がついたものではない。
USBケーブルが短いのが難点ですが、お手持ちのものでも代用は可能。
とにかく軽量でコンパクトなKeCig 4.0
本体を手に取ると非常に軽い。軽すぎる。フィット感はありますね。肌触りはマットでラバー材質。おそらく断熱作用を考慮してのことだと思う。
加熱ボタンを軽く1回押すと充電残量が分かります。使い続けると減っていき、レッドランプ点滅で要充電の合図。
正面の上部には加熱ボタン(電源スタート)が一つ。続いてトグルスイッチ(Hi/Mid/Lo/電源OFF)。その下には4つのステータスランプという配置。小さいのに非常にまとまりが良い。
ただ、電源ボタンの誤動作が少し心配ですね。何かホールド機能が欲しいところ。
反対側にはスティックを押し上げるスライドボタン。使用したあとはここをスライドさせてスティックを外します。アイコスキャップと同様の働き。
このスティック挿入パーツは外せます。装着時は矢印に合わせて押し込む。匂い対策を考えるとカバーが欲しいところ。
挿入キャップ部分には加熱ブレード分のスペースが空けられてます。この辺りは純正と一緒。材質はおそらく耐熱用プラスチックのPEEKかと思われます。
内部を覗くとKeCig2.0同様にヒートブレードが顔を出す。おそらくセラミック製で伝熱線が貼られている仕様。しかし、奥が深くて洗浄がしづらい。
使用していると底にヤニが貯まるので純正綿棒かCrewのような洗浄液を付けて清掃したほうがよろしいかと。※無水エタノールは材質が劣化するためお勧めしません。
底には充電用のUSBコネクタ。ACアダプタなら5v1Aまで。2Aには対応してません。しかしバッテリー容量が650mAhなのでPCでも約2時間もあれば満充電可能。
それでは使い方もかねて操作方法を記していきます。うーん、軽いな・・・
KeCig 4.0の使い方はとても簡単
最初に基本操作方法を書いておきます。
KeCig 4.0の操作方法
- ヒートスティックが止まるところまで挿入
- 加熱モードを選択(H/M/L)
- 加熱ボタンを2秒以上長押しで加熱スタート(バイブ)
- ランプが点滅して約10秒後に吸引可能(バイブ)
- 10本、または約3分半で加熱ストップ(バイブ)
- 使用途中で加熱モード変更可能
- 加熱を中止するには加熱ボタンを再度長押し、または電源OFF
- クリーニングは加熱ボタンを3回クリックでランプが約3分程度点滅
それでは画像で説明。
まずアイコス・ヒートスティックを挿入します。ブレードタイプなので割とスムーズに入っていく感じ。固い場合は加熱しながら挿入してみてください。
挿入位置は止まるところでOK。いまのところ使用してて簡単に抜けるということもないですね。
トグルスイッチをHi/Mid/Lowのどれかに合わせます。「OFF」でなければ電源ONの状態。
一番上の加熱ボタンを2秒以上長押しで加熱スタート。このときに「ブブッ」とバイブレーションでお知らせ。
そして約15秒ほどすると再びバイブが作動。あとは10回吸引、または3分半経過で自動で加熱OFFになります。
吸い終えたらスティックを取り出します。必ずスライドボタンを使用してください。そうしないとタバコペーストが内部に残ってしまいます。これは純正も同様。
実際に計測したところ、約3分半で10本でした。どちらか早いほうに設定されてます。かといって急いで吸わずとも10本程度なら約3分半でおさまるかと。
ちなみに加熱時間が16秒となっているのはタップするタイミングが遅れたからです。
それでは肝心の味や加熱モード、使い勝手についてのまとめ。
ライトユーザーにはメイン機ともなるKeCig 4.0
まず、加熱モードについて。Hi/Mid/Lowと加熱具合を調整できるのですが、これが結構良い。顕著に出力が変わる感じ。ベイパー(蒸気)はどれも最後まで出ます。※上画像の左からLow/Mid/Hi。
Lowは若干ベイパーが少ないが普通に味も出て許容範囲。おそらくKecig2.0あたりの第一世代互換機の味かと思う。Midだと通常のアイコスと同じくらいの感覚。
そしてHi(高出力)が良い。喫味が増幅されて味も濃くなり、且つ焦げ臭さもしない。これには驚きましたね。やるじゃんKamry。私はこればっかり使用するので約8本くらいがギリ。Lowで10本使用可能。
ただ、Hiモードだと使用後に当然熱くなります。取り出したキャップを引っ込めるときは注意してください。あと、やはり挿入部分にカバーが欲しかった。
それと前述しましたが連続使用(チェーン)は出来ないことはないです。しかし、使用直後ではリミッターが効いててエラーが出る。それにバッテリーにも負荷がかかる。
リチウムイオン充電池は非常にデリケートなバッテリーですので扱いには十分注意してください。※公式では連続使用可能という表記はされてません。
では、それらを踏まえて総合評価。
このKeCig 4.0の強みは「純正と遜色のない味と軽量コンパクトさ」。それらにメリットを見いだせる方にはお勧めできます。記事タイトルでいうなら「買い」に値。
ただし使用本数や吸引本数が少ないのでライトユーザーに限ります。それか純正や紙巻きのサブ機としての運用がよろしいかと。
さて、アイコス互換機が誕生して約1年ほどが経ちますが、その進化は早い。私は最初、KeCigのOEMで試したんですが、格段に味が濃くなってきてます。
もはやアイコスが故障しても無くても普通に凌げる領域にまで達してるのが恐ろしい。