GEEKファンのみなさんこんにちは。ガリガリのガリと無宗教ゲーマーのゲーをとったガリゲーです。
本日はGEEKVAPEの新作RDA「LOOP(ループ) RDA」のレビューをしたいと思います。よろしくどうぞ。
で、このLOOPなんですが、いったいそこら辺のアトマイザーと何が違うの?って話ですよ、論点は!
最近というか、中華マスプロってあまりに製品を乱発しまくってて正直追いつけてません。
なので余程のことがない限りユーザーはどうでもいいことが多い。
メーカーは欧米向けにプロモしてるでしょうし、爆煙が流行らない日本ではMTL全盛です。そこからのLOOP RDAだということをお察し頂きたい。
それでは我らが3AVAPEからの提供でレビューしてまいります。
提供 / 3AVAPE
LOOP RDAのスペックと特徴
一見すると何の特徴もないRDAだが「LOOP」という文字でもお分かりの通り、スリーブ中央のリングが独立して回ります。
これによりトップキャップを必要とせずエアフロー調整が容易になるというもの。今までありそうで無かった機構である。
本体は24mmのデュアルポストレスデッキ。シングルフローも装備してるのでコイル1つでも運用可能。※リデューサーはありません。
そしてサイドフローのように思われるかもしれないが実際はちょっとややこしい作り。それは追々説明していきます。
LOOP RDAのパッケージ
GEEKVAPEの一貫としたクリアケースのデザイン。少し前までは長方形でした。
なんならプチプチビニールでもコッチは構わないぞ。むしろ歓迎する。
このパッケージは珍しくサンプルじゃないです。数が相当出てるのでしょうか。
3Aでは価格も約2,000円と激安。
付属品はアトマイザー(810ウルテムワイドボア)、510ドリップチップ(アダプタあり)、各種Oリング、イモネジ予備(マイナス)、BFピン(プラス)、お馴染みのT型マルチドライバー。
もうRDAの場合は510要らなくないですか。それよりも810のストレートを付属させてほしいわ。
日本語のない説明書とワランティ的なカード。ここに手書き風のメッセージ的なものを付け加えれば日本人にはウケると思うよ。
LOOP RDAのシンプルなフォルム
私がGeekvapeの何が好きかと問われれば製品毎に新たな試みをしてくるところといえる。
あとはプロダクトデザイン。※MODのほうはちょっと・・
さりげなくドリチにGEEKVAPEの彫りがしてある。
そして中央のリングを回してエア調整を行う仕組み。AFCですね。対角2箇所とシングル用に1箇所開いてます。
このLOOP RDAのカラーはシルバー(ステン)。画像では把握しにくいかもしれないが全体はポリッシュでリングだけツヤ消しでした。
そして顔となるロゴが化粧品ブランドによくありそうな感じで大人な雰囲気を醸し出してます。
今までの中ニ臭さとは一転してとてもシンプルなデザイン。
LOOP RDAの構造とWデッキデザイン
アトマイザー本体は3つに分かれる。従来よくあったトップキャップ兼エアフロー調整というのがない。
ドリチに関しては特筆すべくものはありません。
ここで露わになるLOOP RDAの特異なデッキ。なんぞコレ!?である。しかし、それはもう少し先伸ばし。
裏面。キャップ内部は安定のドーム型。デッキ固定のストッパーが付いてます。
逆に空回りしまくるのも「LOOP」っぽくて良かったのに。
通常のコンタクトピンは調整可能。奥まで締めた状態では出シロの突出は短い。BFピンのほうは割と出てました。
サイドからボトムへ変換させ、さらに漏れにくさも両立させる新型デッキ
こればかりは実際に見てみないと把握しづらいかもしれません。かなりエグイ。構造が入り組んでて撮影も至難でした。
GEEKVAPEではこのデッキを「Wタイプデッキ」と読んでいるそうな。文字のままだから。
ちょっと角度を変えてみます。サイドエアホールが傾斜してますね。それも45度くらいの急降下。
しかし長さはそれほどではない。デドラビっぽい。
そして、そこを通って今度はコイル下に出ます。つまりボトムフローに変換される仕組み。
しかし、ホールの大きさからしてそれほどうまくいくはずはない気もするが・・
副産物なのか形状が全て山形なのでリキッドはベースウェルへと自然と流れていきます。
サイドホールも下に傾斜しているのでジュルりにくい。中々よく考えている。
だが、人によってはビルドし辛いポストレスがネックになるかもしれない。
特にフラットなフューズドの場合はレッグホールに並行で締めないと抵抗値が安定しません。
単線クラプトンか24g以上がやり易いのではないでしょうか。24G-11巻くらいでホールとちょうどくらい。結構、ホール間の長さあります。
分かりにくいので1度ポジピン抜く。ネガティブ側はベースとガッツリ固定されてる。
そしてBFピンを刺してみます。
チャージ用のBFホールは隠れてて見えません。
パーティションとなっているウェルは5mmほどあってかなり貯められる作り。もはやプチRDTA。
ただ、これだけ入り組んでるとワイヤーのクズが入り込まないか心配。それにもちろん洗浄もめんどうだろう。
上画像のようにドリチから適当にチャージしてもスムーズにウェルへと流れていくWタイプデッキ。
一度組んでしまえば使い勝手は良好なはずなので、後は味ノリにどういった影響を及ぼすか楽しみである。
LOOP RDAのビルドと肝心な味乗り
サイドもボトムもホールがかなり大きい。例えボトム仕様でもガバガバな予感。
出来るだけホールを塞ぐように下に位置しました。Ni80- 24g-11wrap-3mm×2,0.4Ω。
方向的には爆煙寄りのフレーバーRDAだと思われるのでガンガン焚いていきます。
最近、ミスト多めのセッティングではKENDOコットンばかり使ってますね。
60Wくらいで昨日レビューしたTHRONE LIQUIDSを試します。
絞りは効きますが3分の1くらいは開けないとコイルが冷えません。
肝心な味の出方ですが「薄い」。フレーバーのコアが全然見えてこない。
コイルの長さを短くしたり高さを上げてももさほど変わりません。
もう少しサイドとボトムのエアホールが小さければいいのかも。やはりガバガバでした。
それにコイル位置がトップから低く、デッキレイアウトでお互い離れすぎてるせいもあるかも。
直前で吸っていたデドラビと比べたせいか・・
DROP RDAやデドラビのような味の出方を期待していたのだが、あともう1歩といったところ。変化があれば追記します。
デッキ構造などの工夫はよく出来てるし、GEEKの挑戦的な姿勢にも傾倒します。
これの改良版なら大当たりする可能性も無きにしもあらず。今後に期待。