こんにちはガリガリです。本日ご紹介させていただくのはLOSTVAPE Furyan メカニカルスコンカー MODであります。
個人的には男心をくすぐるオーラを秘めていると思うのですがどうでしょう。もえません?
キン肉マンでいえばモンゴルモンみたいな。北斗の拳でいえばジュウザみたいな。物凄く強くはないんだけどニヒルっぽいキャラいますよね。Furyanはそういうノリです。
それにメカMODであるが故のストイックさも相まり、その魅力を押し上げているように感じます。久々にかっこいいと素直に思えましたね。
それでは単なるかっこいいだけのメカスコ「Furyan」をレビューしていきます。分解メンテナンス記事も宜しければどうぞ。
提供 / GEARBEST
Furyanの特徴とスペック
LOSTVAPE公式より
LOSTVAPE Furyan(フューリアン)はボトルを有した所謂 BF MOD (ボトムフィーダー)。スコンカーともいいますね。主にいちいちリキチャするのがメンドイRBA等で使われています。
しかし、バッテリー保護回路が付いていないので取扱いには注意が必要。特に過放電にならないよう、定期的にバッテリー残量をチェックしましょう。
そのバッテリーは18650,20700,21700まで対応。カラーはPEIブラス、ブラックブラス、ブラックSSの3種類。ブラス(真鍮)は酸化しやすいので色選びは慎重に。
初期型は側面のバッテリーカバーにカーボンが貼られてました。しかしコスト削減の為なのか不評だったのか、現行品は全て無地に変更されてます。
外寸は高さ84、横幅50、奥行き27mm。なので25mmアトマイザーでも余裕。ボトルは9mlで電池抜き176グラム(PEI)。許容抵抗値は0.1-1.0Ω表記でした。
さて、LOSTVAPEといえばTherionなどのDNA MODが有名。深センに置く2014年創業のVAPEメーカーであります。
しかもメカニカルBF MODは今回が初らしい。テクニカルスコンカーはTherion BF MODが遥か昔に出ています。
それではケースを開けて実機を触っていきましょう。
Furyanのパッケージとインプレッション
箱は割と大きいですね。私は同時期にSSブラックを購入したのですが、そちらも付属品に違いはありませんでした。
付属品は日本語なしのマニュアル、ワランティ、クロス、18650アダプタ(PC)、シリコンボトル2本。もう1本はインストール済で計3本。チューブは1本のみ。
とりあえず持ってみます。これはAmberBrass(琥珀/真鍮)カラー。ずっしりとした程良い重量感とフィット感。それに自然と指がいくパフボタンとボトルレイアウト。
ちなみにアトマと21700電池込で約290グラム。
気になるパフボタン。素材はアルミっぽい感じ。出来れば同じブラスが良かったかも。浅くて押しやすいが少しテンションが固い。
その下にはロックスイッチもあります。上にするとパフボタンがロックされます。まあ、これだけ固いと勝手に押されることもないでしょう。
それと接点のクリアランスが割と狭く、ロックがあっても無理に押し込めば接点しちゃうのでご注意。※機構を痛めるので無理に確認しないほうがいいです。
ブラックボディだとこの辺が見えないので不安になりますよね。それに分解し辛いのも難点。※トルクス固定
Furyan ギャラリー
シルバーとの違いや何かの参考になれば幸いです。数点貼っておきます。
PEIとブラックSSを比べてみましたがどちらも単にカッコイイだけでした。機能は同じですが、内部が見えると安心感が増します。
ブラスはくすみやすいので磨くのがメンドイ方はSSがお勧め。だけど個人的には渋くて実用的なPEIブラスがお勧め。それにブラスのほうが導電性能が僅かに上るかも。
いや、ぶっちゃけどれでもお勧め。
Furyanの構造や使い方
Furyanはスプリング式510接続です。しかし基本的にRBAのコンタクトピンは突出しているものを使いましょう。クリアロマイザーは使用しないでください。では構造を見ていきます。
まずボトムからバッテリーを挿入するためスレッドキャップを外します。18650ならアダプタをマイナスにはめて挿入しましょう。
バッテリーキャップや後述するボトルキャップには取っ手が付いてます。これを引き起こして取り外しや取り付けを行います。爪を欠かさないよう気をつけてください。
ブラスの場合は酸化によってこのスレッド(溝)が汚れてきます。摩擦もあるのでSSも然り。グリスを塗るなどして定期的に清掃しましょう。メンテナンスもまたメカニカルの醍醐味なのです。
ボトルの場合は90度ほど回すとジョイントが外れます。装着の際は奥まで入れて再び90度ほど回す。するとロックされる仕組み。
シリコンボトルは約9ml入ります。ですが、入れすぎるとトップパーツを装着する際に溢れます。7割くらいがベストかと。あとこのボトル、あまり柔らかくないので好き。
それに装着されるパーツが結構多い。カッコよくするためにはいたしかないのかもしれません。さらに取っ手部分が加わりますからね。
使用していて漏れることはありませんでしたが、内部機構にはパーティションがあります。この中にリキッドが侵入すると逃げ場が無くなるのが怖いですね。
バッテリーカバー内部は薄いアクリルが貼ってあるのか剥き出しなのか確認できませんました。
ちなみにバッテリーチューブ素材はブラスではありません。薄い合金みたいな感じです。
どちらにせよ、電池の皮膜破れには注意しましょう。
メカニカルの場合は使用していくと接点カスが付着します。内部メンテナンスしにくいのがやはり難点。そもそもメンテ出来るのかな。
あのぉ、使ってるとやっぱり接点に粉吹いてるみたいで通電しないときがたまに出てきます。100パフもしてないんだけどなぁ。割と面で接地してないのかも。ちょっーとコレは何回も分解するのはメンドイですね。うーん・・・。
スプリングとかも再装着するのがメンドくさそうだし、もっと単純機構にしてほしかったよね。まあ、カッコイイから許すけどもが。
アトマイザーは26mmあたりまでオールカバー。ブラスだと色が合わないアトマはこれまた難しい。PEIのタンクとかマッチするかもしれません。
総評 / テクニカルよりも使いやすくかっこいいFuryan Mech BF MOD
全体的な印象としては高級感もあって所有欲が満たされる。
肝心な使い勝手においてもメカニカルにしては気配りが出来ていると判断。無駄にパーツが多いことで少々荒く使用してもボトルやバッテリーがズレることがない。
あと、メカだと立ち上がりがどうのこうの言われますが少し遅いかもしれない。シンプルなメカスコと比べて同アトマ、同抵抗値だとワンテンポ遅れる感じがします。いろいろカマし過ぎだからかな。
そして、ボトルのジョイントがもう少しカッチリいってくれれば満点でした。
普段使いでいえばプラスコやテクスコなんかが重宝されるかもしれません。ですが、私は常用のAthenaからコレばっかり使ってます。
それはメカ特有の単純明朗さ。出力は抵抗値と電圧に左右されるのでビルドに緊張感が生まれる。そして何より大容量の21700が使えるメリットは大きい。
よくあるマグネット式パカパカアルパカ仕様じゃないので安心感もある。内部が可視できるPEIなら尚更です。
結局、良し悪しある製品においての判断基準は「悪し」の部分が許容、または克服できるかどうか。
これは勝手な個人的主観なので皆さんには当てはまらないかもしれませんが、何より「条件反射でかっこいい」ことこそが「悪しを克服」できていると思うのです。個人推し。