MODアトマイザースターターキット

WISMEC LUXOTIC MF BOXをイジる!コレは夏休みの工作なのか?


お父さんVAPERの皆さん、お疲れ様です、ガリゲーです。

小学生の夏休みといえばラジオ体操か宿題、工作くらいしか思いつきません。とはいえ、あの頃は親父によく旅行に連れて行ってもらいました。今思えば大変なことだったんですよね。

毎日このクソ暑いなか仕事をこなす。そして帰ってくれば自分の居場所は取られている&残り湯・・・。おまけにせっかくの休日に旅行に連れて行けだと?。ちょっと何言ってるかわかんない。

本日はそんな切ない気分を増幅させるVAPEキット。Wismec LUXOTIC MF Box Kit 100W With Guillotine V2 RDAをご紹介させていただきます。長いわ。

提供 / Vapesourcing

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ややこしいLUXOTIC MF BOX KIT


WISMEC公式より

ちょっとですね。このLUXOTIC MF BOX KITがいったいどんなものか簡単に説明させていただきます。ややこしいから。

 

LUXOTIC MF BOXの特徴

  • 基本はBF MODとRDAのキット
  • 運用は3パターン
  • 1.シングルバッテリー+BF
  • 2.デュアルバッテリーMOD
  • 3.基盤交換でセミメカ MOD
  • シングル21700使えます!
  • RDAもサイドとボトムフロー変換!

こんなにいる?空回りしてない?

Size: 47.5*27.6*87.0mm
Thread type: 510 spring loaded connector
Squonk e-liquid capacity: 7ml
Cell type: high-rate 21700/18650 cell
Max Output wattage: 100W
Guillotine V2:
Height: 34.8mm
Diameter: 24mm

コンセプトとしては「コレ1台買えば色んな運用ができまっせ!」っていう類のものみたい。WISMECだけにノイクリ2を思い出しました。あれも確かシリパラ変換式だった。

価格は海外だと6,800円前後。MOD単体なら4,500円あたり。ぶっちゃけ無印LUXOTICでよくないすか。しかも付属のギロチンV2は前作LUXOTIC NCと同じ仕様みたい。

とはいえおもしろそうなので、その実態を見ていきましょう。

 

パッケージ内容とインプレッション


サンプル品ですので通常版とは違う箇所があるかもしれません。特に付属品とかね。


本体と付属品はすっきりまとめられてます。あのドリチ怪しいな。変更あるかも。


中敷きを外すとマニュアルとシートコットン1枚。では開けたくない付属品の中身を出します。


思ったより入ってない。なんか雑雑しい。必要なのはセミメカ基盤とバッテリーアダプタ。他は予備品やプリメイド、レンチなど。810ストレートや18650のシリコンスリーブも有り。


この2つがコンパチするのに必要なパーツ。基盤とバッテリーアダプタです。自分のサンプルはデフォで表示パネル付きなのでセミメカ基盤が付属。その逆もあるそうな。


ふーん。持った感じやや重い(18650シングルで250g)。デザイン的にPredator 228を連想させます。RDAには25.5mmのスラントリング付き。


レトロっぽいレイアウトでまとまりは良い。けれど、右手で持つ場合、薬指あたりが表示パネルに触れそうになる。私みたいな若干潔癖症がある方には難あり。クリアパーツでカバーしてほしいわ。


裏にはバッテリーカバー。そしてBF用の型枠。これはマグネットで付いてます。なので、このまま押せないことはない。

それではMODパターンをそれぞれ作っていきますね。

 

まずはMODのあらゆるパターンを組み上げる!


とりあえずBF MODから。バッテリーカバーを外すと18650アダプタが入ってます。21700サイズでベスト。そして片方にはBF ボトルを設置。

バッテリーカバーは下にジョイントさせてマグネットで取り付けます。裏見ると理解できますが割とサイズにはシビア。厚い被覆だとうまく閉まらない可能性あり。というかデュアルでは閉まりが悪かった。


BFの場合は特に問題にするところもありません。ボトルノズルを押し込めばOK。ただ、設置するときに溢れる可能性は大(BFあるある)。それに結構差し込みにくい。

どのBFボトルでもそうですが、押されてもいいようにプラパーツかなんかで覆ってほしい。コッチ改善すればディスペンサーも要らないんだけどな。いつまで続けるつもりだろうか。


パフボタンはカチカチと押しやすい。ただ、BFボトルがバッテリーカバーより奥まってるので押し込みにくいというのがあります。うーん・・・


パネル表示はiPico21700と同じかな。以下簡単な操作方法。

5クリックで電源ON/OFF。3クリックでモード切り替え(W/By/Ni/SS/Ti/M1-3)。

温度管理モードで4回クリックでワット調整。パフ+マイナスでアンペア・パフ回数表示切り替え。パフ+プラスでステルスON/OFF。

プラス+マイナス同時押しでキーロック。電源OFF時では表示反転。

しかし、どうやっても設定メニューが無いんだが・・。プリヒートとかロゴ設定とかは無理そう。・・要らんか。

 

デュアルバッテリー仕様へ組み換え


デュアルバッテリー仕様にするにはアダプタを設置します。※バッテリーで固定。構造としてはパラレル(並列)なので逆挿しには注意。

ちなみにBFボトル側の2本の金メッキパーツは単なるスプリングです。アダプタ裏にも1箇所しか接点はありません。


そして2本入れるとBFボトル側だけ位置が高いことがお分かりだろうか。※本来は透明なスリーブを手前の電池に挿し込みます。


なのでカバーがどうしても浮いちゃう。しかもマグネットがある側だからどうしようもないよコレ。まあ、サンプルだから通常版では調整されてると願いたい。


それで、何がマズイか試行錯誤してみたら、あのヒモあるじゃないですか。バッテリーを引っ張り出すヒモ。その厚さ分位置が高くなってました。1mmくらいはある。

ヒモを底にはさまない場合はカッチリ締まりますよ。けれど何だそれ・・

あと、パネルのバッテリー表示はデュアルでもシングルでも同じ。内部で1本と捉えられているからでしょうか。せめてデュアルの場合は2本電池ステータスを表示してほしいわ。

WISMECって前から思ってたけど、どこかパンクっぽいよね。割と大手だけどトんがったモノを作りたがる。

 

工作感バリバリの基盤交換


表示パネルから表示なしへの交換イメージはこんな感じです。もちろんセミメカに交換すれば一定電圧のみしか出力されません。なので抵抗値でコントロールしてください。


さて分解。MOD上部にはよくあるトルクスネジではなく普通のプラス。基盤交換をするにはパネルに近い側の上下2箇所だけ外します。


予備ネジはあるけどナメたら終了ですね。できるだけ垂直に押し込みつつ優しく回すノリで。プラスはホント嫌い。私は六角が好き。


底の1箇所も同様に外します。ベントホールないじゃん!と思ったけど、バッテリーカバーが緩いから問題なし。


とりあえずこうなります。特に難しい部分はないですよ。あとは基盤のネジを外して換装するだけ。


・・っと思ったけど結構ガッツリ固定されてる。外すときはテキトーでいいですが、付ける時は対角で半締めしていったほうがいいです。タイヤホイールと同じ要領で。


なーんか私、いい年こいて何やってんだろ・・・。他にやらなきゃいけない大事なこととかありそうなのに・・・ #2018年夏

 


はい。最初に表示パネルが付いてるカバーは設定ボタンを取り外してからセミメカ基盤を取り付けます。でないと浮いちゃいます。


基盤を換装したらパフボタン側を下にしてカバーの取り付けを行ってください。ついでにブロアーかけとけばいいですよ。


付属のギロチンV2はまだ組んでなかったのでテキトーなアトマでチェック。電源ON/OFF、パフボタン1回押しで点滅します。

これはピコンカーやPico Babyと一緒の挙動。知らない方でも体感で把握できるかと。


個人的にはセミメカのBF MOD(21700)としての運用が一番じゃないかと思いました。デザインもシンプルで良い。

ただ、RDAもだけど、この枯山水みたいなパターン。これがさー、安っぽく見えるし隙間にホコリや皮脂が溜まりやすいのよ。

総じて選択肢の多いアプローチをしてもらってもユーザーをかなり選ぶMODだと思われる。普通、どれかの機能が良いなら別々で買うよね。

あのー、あれだ。AspireのサバイバルKITみたいなものだ。結局ノーチラスXしか使わないみたいな。

 

Guillotine(ギロチン) V2 RDAのポテンシャル


WISMEC公式より

最初、トップキャップが固くて外れなかったので撮影は一部しかしていません。上画像でおおよそ判断していただきたい。つーかLUXOTIC NCと同じみたい。


こちらもスリーブに枯山水模様。径は24mm。スラントリングは25.5mm。


スリーブを上下逆さまに設置するとサイドフロー仕様にもなります。通常はボトムフロー。


サイドフローにした場合はトップキャップ内部で調整可能。しかしキャップがスレッドで付けられているので回しすぎると外れそう。


底面。特にコンタクトピンがガッツリ出てることもないのでLUXOTIC専用でしょう。


デッキを見ていきます。センターにクランプ式が2ポスト。両サイドにはボトムエアホール。しかしほぼサイドから近いのでサイドフローといってもいい。


どうせならエアホール上部の出っ張りをキャップロックに利用すればいいのに。いやギロチンRDA V2はスルスルなんで。


こういうクランプ式デュアルビルドは非常にやりにくい。相当ゴツイクラプトンなら両足揃えて設置しても安定しやすいが問題は単線の場合。

自分はコイル足を折り曲げて仮固定しながらやってます。しかも一つのクランプに対して2つイモネジが付いてる。かといって独立して隙間が空くわけじゃない。

どうせならシーソーみたいに片方づつ固定できればいいのになとも思う。てか、独立した穴開ければ済む話でしょ。結局、諸悪の根源はクラプトン好きな欧米諸国。

それに見た目が映えるかどうかも非常に重要です。国内ではとかく味にフォーカスし過ぎだからもう少し柔軟な姿勢でVAPEを楽しむ心を持ちたいものですな(俺に言ってる)。

 

総評:選択の広さゆえに選択しづらいKIT


二兎追うものは一兎をも得ず

シングルBF、デュアル、セミメカ/調整基盤。使いたいと思う機能がすべて入っている一台。そんなマルチタスクに応える環境を提供してくれるのがメーカーとしてあるべき姿か。

ならば一つ一つをもっと吟味してとことん突き詰めてもらいたい。これではさながら子供のオモチャである。


大人のオモチャとしてみてもその水準まで到底達していない。いいかげん新製品ネタが尽きてコンパチに走ったともいえる。

まず、基盤を交換するメリットが感じられないし、デュアル運用でも表示が雑。唯一シングルBFだけは使えそうだが、それはそれで他に良いものがいっぱいある。

VAPEっていったい何なんですかね。

 

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