ざっす!ガリゲーっす!
本日は巷で大人気らしい「Hcigar-Maze RDA V3」をちょっと買ってみましたのでレビューしようと思います。
先月あたりから「なんかエアフローがスゴイRDAが出たらしい・・」という情報を聞きつけ、スッゲー気になってたんですよ。
皆さん大好きな「シングルビルド・22mm・ボトムエアフロー」という三拍子揃ったアトマイザーだし、何より価格が3,000円台で非常にお求めやすい。うん、買うよね普通。
しかしですね・・私はカリスマレビューブロガーではありません。コンタクトピンは調整不可とか、そういう話は出てきませんのであしからず。そんな知識もないし。
ただ私の場合、その商品に付随するジャーナリズム的要素を探るのが好きなんで、今回はVAPE沼な自分と分析をする自分の両方でMaze V3に迫ってみようかと思います。
Hcigar-Maze RDA V3って何?ていうかRDAって何?
Fodi F2のパッキン
Maze RDA V3とうのはHcigarという中国の電タバ会社の新商品RDA(リビルダブル・ドリッピング・アトマイザー)。
RDAは主にタンクが無い場合が多く、吸う時にリキッド足しながら吸うタイプ。
RTA・RDTA(リビルダブル・タンク・アトマイザー)はタンク有り。
それら自分でコイル巻いてウィッキングするものを総称でRBA(リビルダブル・アトマイザー)と呼びます。ややこし。
Fodi F2のクソOリング
さて、そんなHcigarは元々はクローン屋さんで規模は中堅。安価で良い物がモットーです。
他にDNAチップ内臓のVT75やFodiシリーズなんかも有名ですね。良いんだけど作りが甘いっていうイメージしかありません。
ヒートシンク推奨・・
そして、そこから出している「Maze RDAシリーズの3代目」という認識でいいです。私は今回のV3でMazeシリーズは初めて買いました。
とにかくどれもこれもHcigarはコスパが良い!という、とてもお財布に優しいVAPEメーカーなのであります。
パッキンがポン付けだろうが、感電しようが、ポジピンの金メッキが剥がれていようが、ワキから大量に漏れようが関係ありません!
美味けりゃいいんです!
動きゃいいんです!
それがHcigar!
どんどんハケてくフレーバーRD(T)A
とにかくRDA・RTA関係なく、シングルデッキ、ボトムエアフロー、22mm。
そして背が低ければ間違いなく日本人にはウケる。
そしてカリスマYouTuberさんがベタ褒めした日にゃ、ショップから在庫が消える。
今回笑えたのが、最初V3は「黒」が売れてたんですよ。でもツルの一声でシルバーが在庫無しになっちゃったこと。
個人的にそのYouTuberの方はメッチャおもしろいし、大好きなんで「YouTuberってスゲー影響力だな・・」と改めて感じた次第でございます。スゴイです。
Maze V3の特徴・使い勝手
私、そういえばアトマ付属のコットンって1度も使ったことがないんですよね。なんか怖いので・・
写真撮ってるとVAPEブロガーさんのツラさが痛いほど分かります。特に円形状パーツは転がりやすい。レイアウトも大変。
今回の目玉!可変ボトムエアフロー(金メッキの箇所ね)。
任意の位置に調整することで、サイドエアフローをボトム式に変えられる。サイドの調整も可能なので様々なセッティングを楽しめる仕様に。
エアフローリングの調整は3mm径くらいのマイナスドライバーで。遊びは当然できますので専用器具が欲しかったね・・
2タイプのエアフローパーツ。ダイレクトな2ホールと散らして当てる4ホールタイプ。お好きなほうをどうぞ。個人的には低抵抗クラプトンなら4ホール。高抵抗マイクロなら2ホールが良かった。
抜くときは付属ツールを使い、ポールを背にして右側から押し込む。入れる際は逆からでないと入らない。この時にOリングが濡れてないと千切れる可能性大。
ビルドはシングルデッキで2ポール。六角レンチで楽々。付属の青い工具はスカスカなので、別途六角レンチを推奨(極小サイズ)。手では無理。ホントに意味がわからん青い工具。
とにかくサイドからの漏れがヒドイぞMazeV3!
トップキャップ内部はドーム型で結露が流れ落ちやすい。デッキ接合上部にパッキンが無いため隙間からの漏れがヒドイ。
辛うじて下部パッキンで止まってはいるものの太さが細いためユルユル。余っているOリングでも探そうか・・
正直、このMaze V3は秀逸なエアフロー構造だし、背が低くて味も濃い「かなり良いRDA」だと思います。
多くは知らないけど廉価版クラスなら、サペミニやYURIより断然美味しいと思う。
だが、漏れも含めてこれら使い勝手だけがいただけない。ドリチ外して上からリキチャしたいのだが、ドリチアダプターがネジ式ですぐには外せない仕様。
クラプトンだと燃費が悪いので頻繁にリキチャが必要になる。ピンポイントでウェルに挿すのも難しい。
あまり入れすぎるとエアフローチューブに干渉するのでウェルがそこそこあっても入れたくなくなる。
そうなると、キャップ外す→ベタベタ→拭く→リキチャのエンドレス。
前述で画像出しましたが、ヒートシンク推奨。最悪MODだけは助かる。
肝心なMaze V3の味はどうなの?
使って1週間ほどですが、個人的には断然低抵抗クラプトンのほうが美味しいと思いました。
最初はカンタル0.97Ωで、コイル位置は中央ちょい上げ。最近ハマっている「ホワイトライトニング・ドーナツ」を味わってみるが全然ダメ。
案外この可変エアフローの利き具合が良すぎるのか。ミスト少ないと味がボヤける印象がします。
こんくらいが自分のベスト。やっぱり真上。コットンはVAPJOY Jellyfish。
ケンドーやベーコンでもいいけど、シートタイプよりギチギチのほうがクラプトンとの相性が良いと勝手に思い込んでる。
サイドは2箇所エアフローがあるんだけど、左右で穴の大きさ違います。
個人的にはパーツ挿入口の左側1箇所だけが一番味が出る気がした。ドローもいい感じで重い。
ドリップチップはお好みで。付属ワイドボアでも唇の分削ってあるので吸いやすい。ダイレクトで咽たい方はどうぞ。
iPicoのブラッシュドシルバーとは色が違うね。てかV3は鏡面だし。違和感は全然ないけど。
あと、皆さん気になるロゴですが・・。肌触りが塗りたてのペンキみたいで良くはない。エングレービングだけで塗装はいらんかったな。
やっぱり、安いだけに色々な欠点はありますが、その安さに見合わない程の力量を備えてると感じます。
だから悔しいけどHcigar買っちゃう・・。
ただフレーバーチェイス向けというよりは「爆煙で味も美味しいほうがいい!」「漏れとか小さいことは気にしない!」という欲張り野郎に最適なんじゃなかろうか。
まとめ:もはやレビュアーが生命線のVAPE界隈
レビュー記事というものを試しにやってみたんだけど、やっぱ加熱式野郎の私と純血VAPEブロガーとのレベルの差を改めて痛感しましたよ。
ホント、世のVAPEレビュアーの方々には頭が下がりますね。
特に撮影がキツイ!商品が小さいのでマクロレンズ使わないと深度が浅くなっちゃうし、それに見合う照明も強くしてやんなきゃダメ。とにかく写真が難しいわ。
そうやって汗水垂らして世に放たれた記事や動画を見て、我々は「買うか買わないか」を見定めることが出来るのです。
しかも信頼性がある人の高評価は相場をも容易に動かすことが可能である。
ショップ側はカリスマと提携できれば売り上げは保証されたようなもんだし、新商品もバンバン提供していることでしょう。
そしてレビュアーを商品攻めにしてしまうこともあるだろう。
つまり、ブロガーにひとつひとつの商品に対する熱を下げさせてしまう結果にさせやすく、気がつけば取扱説明書と化してしまっている記事を最近チラホラ見かけるのだ。
だがそれをショップのせいとは言っていない。それが彼らのスタイルかもしれないから。あくまで私の憶測です。
VAPEブログは今年に入り急激に増えてきている。もはやSNSで自分の個を出すには難しいからだろう。
沼の住人なら手持ち(ネタ)には事欠かないしね。とても良い風潮だと思う。シェアできるし。
前述したYouTuberの方の動画を見ていると煩わしい戦略やステマなど微塵も感じられないのだ。
もちろんスポンサードされているのは分かるが、そんなこといはどうでもいいし見ていない。
それが実に心地よく、自分のツレやおもしろい身近な兄ちゃんを連想させてしまう。
だから親近感が沸き、そんなに仰るなら安いし買ってみようかなってなっちゃう。結局レビュアーの経験とかよりも人間くささかな。
こればっかりはセンスなのでどうしようもないが、新参古参どなたであれ「VAPEの楽しさを伝える人」は全て参考になることだけは確かだ。
参考にならないとすれば「楽しくないのに書いている人」だけ。