こんにちはガリゲーです。この上の画像ね・・なぜに合成してるといつもメタルになっちゃうのかな。ワークマンのポスターとかにありそうですよね。
本日ご紹介いたしますのはTIGERTEK社のMORPHE RDAでございます。モルフ?モルフェ?
たぶん変化とか進化みたいな。それではお初にお目にかけます「CAFAGO」さんの提供でレビューしてまいります。
Thank you for the offer. CAFAGO!
スペックとパッケージ
さて本題。みなさんはこのタイガーテックというメーカーをご存知でしょうか。
去年の暮あたりですかね。なんかチョイチョイ中華系ショップで目についてたんです。
SpringerとかGENJI RDA,Mermaid RTAなどがラインアップ。製品数が少ないので新興メーカーかも。
このMORPHE RDAはシングルデッキの24,5mm径。無段階のサイドエアフロー式であります。
ぶっちゃけ、どこにでもいそうなRDAですが中身がちょっと美味しそうなのよ(後述)。
スクラッチコードもあってパッケージはちゃんとしてる。もう構造が見えちゃってますね。
色はシルバーが送られてきました。他にブラック、ゴールド、レインボーもあり。レインボー好っきやな。
箱を開けると本体と510アダプタが装着済のドリップチップが1個。
デフォルトのやつは810ワイドボア(デルリン)。さらに下敷きを外すと説明書や予備パーツが入ってました。
うん。VAPEの説明書はやはり図解でいいと思うな。
予備パーツはOリング、クランプポスト分解用の六角レンチ、BFピン(マイナス)、予備スプリングとイモネジ。
そして・・ス、スプリング?だと?
ふーん、何かおもしろそうな構造ですね!それではMORPHEをいろいろイジってみますか。
構造や特徴
まず第一に目に飛び込むのがトップパーツの溝でしょう。なんか丸ノコみたいな凶器っぽさを連想させます。
まるで虎の爪が如くコチラを威圧してくるTEIGERTEK。コレ、マジで指切れます。
使ってると薄皮の1枚や2枚は軽く持ってかれるので注意してください。特にキャップを外す際は手袋つけたほうが無難。
ポジピンは通常のもBFピンも1mm以上はガッツリ出てる。ナリもメカにフィットするかと存じます。
さて、アトマイザーは3つにパーツが分かれる。ドリチは810と510用のアダプタあり。
最初、キャップとスリーブが別々になってると思ってたのでメッチャ苦戦しましたよ。
顔真っ赤で「ふングーッ!これだから!VAPE!ッて!んぐッ!イヤ!ッなんだよ!ぐぬぅー!」って。
そして全然外れないから説明書読んだの。
でも、キャップ裏に溝があるんだが?っと思ったらストッパーの役割なんですね。あやうく指もってかれるとこだったわ。
それで、このドリルカッターみたいなのは何故?と考察してみたのだが一向に解析できない。たぶんエアフロー調整の際に滑らないためとか?。
ワイドボアだと口元がここに当たりますが唇は切れません。ココ掴んで回すときにだけ注意が必要。
ワイドボアのほうは底がテーパーってますな。ローレット加工のような溝も入ってますけど痛くはない。これは私好きです。
それではメインとなるデッキベースの構造を見ていきましょう!
どこかで見たことがあるデッキなんだが・・
かなり真ん中のコイルスペースが狭い。3mm径ギリって感じで攻めてます。
ポストはクランプ式でスプリングによりワイヤーを固定する仕組み。
ただ、このフォルムを眺めていると確実に「アレ」に似ているのだが・・。
しかしアレはエアフロー構造がイっちゃってるから使い物にならなかった。
そう、VANDYVAPEのGOVAD RDAにクリソツなのである。
否!MORPHE RDAはGOVADの完成形なのだ!・・そう思うことにします。※いやホントにそうだった。
まず、このMORPHE RDAはTIGERTEKが得意とするところである「スプリングでコイルを留めさせていただきます!」が最大の売りだということ!
しかし、あまりに狭くて見づらいからポストだけ1回バラします。結局全バラしましたけど中はキレイでした。
作りもしっかりしてるし。TIGERTEK自体は真面目なメーカーだと思われる。
↑コレね。エアホールの上のとこをよく見ててくださいよ。行きますよ?いいですか?
・・ふんッぐッ!固ってぇッ!!
ちょっと隙間空いたでしょ?ね?。そこにコイル足を通して固定するんですよ。
だからネジ留め用のドライバーやネジが必要ないってこと。
しかもよ?エアホールに干渉してもいいように内部がエグれてるのよ!。
当然スプリングが固くないとワイヤーがズレやすいので固いのが正解ですね。
MORPHE RDAのビルド
ただ、慣れないと逆にやり難い。コイルジグは刺しておかないと必ずズレますし、細い単線だと滑りやすいのもありますね。
クランプだけにフラットなフューズドクラプトンとの相性がよいかと思われます。
それにポスト間が狭いのでジグが長くないと調整できません。ドライバー推奨。
しかし、これだけ狭いと味に期待が持てそうだ。
便利だったのは最終的な位置決めが非常にやりやすかったこと。少し引っ張りすぎたかな?と思えばスプリングを押し込んで足の微調整などが可能。
ネジ式ならいちいち緩ませなきゃならない。
最初は何となくN80 24g*36gの単線クラプトンでビルド。3mm径、8巻0.5Ωでした。40Wあたりでイってみるつもりでモクモクビルド。
高さはエアフローの真上あたり。ただ、これだけミストが圧縮される構造だとエアフロー関係ない気もする。
穴開いてればOK的な。しかもホールが意外に小さい。
こうみると結構コイル位置高いな。ウェルも深いのでコットンましましでお願いします。
あと、Oリング固いのでリキッド塗らないとキャップが回りません。それほど密閉されているということ。
うひょ!うまそう~!!てかキレそう~。リキッドはHilIQのグリーンティー(濃いめ)で。
MORPHE RDAは痛いけど味はガッツリ出ます!
エアフロー調整の際にキャップを回すのが辛い。1回決めたら落ち着きましょう。
個人的には3分の1開けくらいがちょうどよかった。
出力は35Wから40W前後。味は純正ワイドボアしか吸ってませんが、それでも味の芯がしっかり感じ取れるほどの美味しいRDA。
510とかだったら、強烈すぎてたぶんムセるかと。
GOVADの構造がこんなんだったらな~って思ってたことがそのまま実現したかのような潔さ。あれは絶版らしいですが、コイツは現役ですよ。
MORPHE RDAのスタンス的にはクラウドよりのフレーバーチェイスだと感じるので、味が分かりやすいクラプトンで試してほしいです。
当初、TIGERTEKなんて全く期待してなかったですがコレだけで判断すればかなり良い。パクりだけど胸張ってパクリ返したぞ!みたいな。
問題はそういうのがあったとしても作りをみればだいたい分かります。適当なパクりならここまでの精度出せないでしょうし。VANDYだってそもそも・・
TIGERTEK MORPHE RDA。何が「变化」なのかは不明ですが、製品に愛情が籠もってることだけは確かです。今後も期待大。