VAPERの皆さんこんにちは、ガリゲーです。
さて、何かと話題となっている?「Uwell Nunchaku(ヌンチャク)MOD」。実際はいかなる製品なのか常々気になっておりました。
しかし今どき「ヌンチャク」て。私が子どものころにたしか流行った記憶があります。かれこれ15年前でしょうか。・・・おい!
しかもヌンチャクって中国発祥と思ってたら沖縄やフィリピンなんですね。ブルース・リーの映画で知名度がアップしたとか。
それではGEARBESTさん提供でレビューさせていただきます。
提供 / GEARBEST
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NUNCHAKU MODのスペックと特徴
出典:Uwell公式
Main features:
● Charging time: 1h
● Thread: 510
● Stick shape, pocket size with ergonomic design
● Supports 1pc 18650 battery ( not included )
● Wattage range: 5 – 80W
● Resistance range: 0.1 – 3 ohm ( VW ), 0.1 – 1 ohm ( TC ), 0.1 – 0.5 ohm ( Bypass )
● TC range: 200 – 600 Deg.F / 100 – 315 Deg.C
● Multiple working modes available with display screen
● Plug-pull coils, easy to replace
● Large clouds with low wattage, power-savingPackage size (L x W x H): 12.00 x 8.00 x 4.00 cm / 4.72 x 3.15 x 1.57 inches
Package weight: 0.1860 kg
Product size (L x W x H): 9.45 x 2.74 x 2.74 cm / 3.72 x 1.08 x 1.08 inches
Product weight: 0.1000 kg
はい。このヌンチャクMODはUwellというメーカーの製品。Uwell Crownとかいうクリアロなら見たことある気がします。まあ、昔から居るけどあまりパっとしないイメージ?
そして、そんなUwellがいきなりチューブタイプのテクニカルを出してきたんで、ちょっとP80が脅かされているような状況です。
出典:Uwell公式
ヌンチャクMODの特徴はやはりその細身なデザイン。こういったスリムなテクニカルMODは数が少ないので大変貴重です。
思いつくだけで、Wismec P80、Eleaf Aster、そしてDani Extremeを模したようなEhpro 101くらい。しかも186501本で10cm以下は驚き。※高さは約9.5cm。
再燃ブームしているEhpro 101などはテレスコで18350が使えますがあまりにも容量が少なすぎる。アトマ載せて「え!?こんなに長いんだ!」って思いませんでした?しかも22mmだし。
その点、このヌンチャクは26mmアトマイザーまでカバーしており、尚且スリム&コンパクト。
今後、テクニカルMODを購入する際の選択肢のひとつになることは間違いないでしょう。
では、パッケージを見ていきます。
製品愛を感じるUwellの仕上げ方
このNUNCHAKUはスターターキットでも販売されてますが、こちらはMOD単体のパッケージになります。
Uwell製品は初めてですが作りはしっかりしてそうな印象。
しかもケースを開けやすいように窪みまで付いてる!これは普通のことじゃないのでかなりびっくりしましたよ。親切Uwell。
さて、ケースを開けると説明書やワーニングカードが入っており、MOD本体は袋に包まれております。愛情Uwell。
ハードウェアとしてはMOD本体と充電用USBケーブル(1m)のみ。クリアロでもないのに何気に乾燥剤まで入ってました。内助の功Uwell。
こういうの大好き。ベールっぽいよね。花嫁Uwell。
説明書はさすがに日本語はありませんでした。図解はわかりやすいんですが、初めてMODを触る方にとっては少し難あり。ヴァージンキラーUwell。
おおおー!出ましたNUNCHAKU MOD。しかもパネルに保護シールまで貼られてる。やるじゃんUwell!
※日本製品ではあたりまえなことですがVAPE製品では珍しいという意味あいです。
MODのフォルムやレイアウト
うん!一発でナイスな握り心地。最初は中央の膨らみがなんだかなー!って感じでしたが、ストレートなチューブよりも非常にフィットします。エルゴノミックデザインってやつかな。
アトマイザーの台座はフラット部分で26mm幅。面取りしてある部分まで入れると27mmでした。コンタクトはスプリング付き510。
パフボタンの触感もカチカチうるさくないので良い。テンションもちゃんとある。そして安定感のある重量(電池込み168g)。
質感はブラックカラーでしたが、マットではなくツルテカ仕様。照明具合によっては指紋が目立つかもしれません。パフボタンは金属かプラか不明です。
MOD背面上部には充電用のUSB端子を装備。しかし設計上、基盤にムリ効かせてると思うので出来れば外部充電器を用意したいところ。
それにこのNUNCHAKU MODはUSB経由で充電するとMOD本体が常にパワーON状態となります。アトマイザーは必ず外してから充電してください。
そしてボトム下部にはバッテリーカバー(ネジ式)。NUNCHAKUの彫りもうるさくないです。
底にはUwellのサインとホームページへの紹介。最初に星が目に入ってきたので「Uwellって実はUSA?」とも想像しちゃいましたが、あたりまえにシンセンメーカーでした。
それではNUNCHAKU MODの操作方法を追っていきましょう。
NUNCHAKU MODの使い方 (操作方法や設定)
まず電池を入れなければお話になりませんよね。NUNCHAKU MODは18650という規格のリチウムイオン充電池を使用します。挿入部分はボトムでネジ式です。
電池の向きはプラス極から入れます。完全にフラットになってるほうがマイナス側。
電池を入れてネジを締めていくと電源が勝手に入ります。不意にパフボタンを押すことも考えられますので電池を入れる際はアトマイザーを外しておきましょう。
電源が入れば、あとはパフボタンとパネル上部の2つの調整ボタン(右プラス/左マイナス)でMODを操作します。
主な設定方法
- 5クリックで電源のON/OFF
- 電源ON時に3クリックでモード切り替え
- モードはパワー(ワッテージ)、Ni(温度管理)、SS(温度管理)、Bypass(セミメカ)の4種類
- モード選択とワット数/温度調整は+-の調整ボタン
- パフボタンとマイナスボタンを同時押しでパフボタンのみロック
- パフボタンとプラスボタンを同時押しで調整ボタンのみロック
主な操作方法はこんな感じです。他には工場出荷状態に戻す「Factory Reset」などがあります。
ひとつ不明だったのは温度管理モードのプリヒートワッテージを変更できなかったこと。上の画像でいう「60W」の部分ね。
これは温度管理で例えば400度(華氏)までもっていくのに最初にかけるワッテージのことです。大抵のMODなら変更可能ですが、どのボタンを組み合わせても変更できなかった。
まあ、60Wでも調整温度になればリミッターが効くので関係ないといえば関係ないですが、あまり強いワッテージを最初からかけたくはないです。
※SSコイルで試しましたが普通に効きます。
あと、温度管理で必須な「抵抗値ロック」もついてません。温度管理モード時でプラスマイナス同時押しで抵抗値の更新になります。これなのかな・・
それとワッテージ調整は0.5W刻みです。なので30.7Wとかはできません。30.5Wです。体感で分かる方なんて居ませんから気にしないでください。
NUNCHAKU MODの使用感・気になった点
手に持つと自然に親指がパフボタンにいき、人差し指はトップのくぼみにフィットします。あまりに自然すぎるのでUwellやるじゃん!ってなる。
パネルは小さくて視認性が悪いように思われるかもしれないですが、そんなことありません。老眼の私でも余裕で見えます。設定ボタンも押しやすく誤動作する配置ではない。
ただ、使ってみて少し重いと私は感じました。本体が168gでアトマ載せて約200gくらいでしょうか。ちなみにi Picoの場合は約160g。P80なら180gくらい。
しかし重心が下にあり、安定感があることは良いことです。ましてや25mmのタンク満タンアトマを乗せても微動だにしません。そこらへんのバランスを考えてのことなので理には適ってる。
Asterみたいに細くてボトム面積が狭いのはすぐに倒れちゃいますしね。
左からP80,Nunchaku,Aster,Soul
スリムなテクニカルMODは一長一短あります。22mmにしか乗らないもの。倒れやすいもの。エライ長くなるもの・・。
それらを踏まえるとNUNCHAKU MODは完全にP80のライバル機種といっていいでしょう。
どちらも性能的には同じ(Nunchakuの温度管理はやや不安)なので、やはり最終的にはデザインの問題でしょうね。ちょっとアトマイザーを載せてみます。
例えば22mmのアトマイザーを乗せるとややアンバランス。同系色なら問題はないかと。※細かいことを気にしない方ならいいです。
しかし、NUNCHAKUで22mmのボトムエアフローは調整しにくい。面取り部分が指を邪魔します。指が太い方は特に。
ただRDAなどのようにキャップやスリーブを回すものなら当然苦にはならないしフォルム的にもマッチします。
25mmのENGINE NANOでもOK。カラーリングさえ間違えなければオールマイティなMODです。
やはり24mmの背が低いアトマイザーが一番合いますね。
Uwell NUNCHAKUはおすすめなのか?
どうしてもP80と比較対象になってしまうのですが、P80をすでにお持ちなら必要ないといえます。性能はほぼ同じですから。
では、初めてコンパクトタイプのテクニカルを探す方にとってはどうかと問われれば、デザインの問題と質感、価格でしょうか。
P80はどちらかというとプラスチッキーで少しデザインがスペーシー(オモチャっぽい)。NUNCHAKUもまたイロモノ臭が濃いですが安っぽくはありません。
価格はP80ですとMOD単体でGEARBESTでは約3,400円。NUNCHAKUはまだ新製品枠なので約4,600円~5,600円ほど。※ステンレスカラーが安い。
あとはお手持ちのアトマイザーと比べて合いそうかどうかを考慮していただければ自ずと答えは出るはずです。
どちらにせよ品質の良いMODに違いはありません。