LOSTVAPE ORIONをご活用している皆さんこんにちは、WISMEC PREVA DNAです。
そうなんですよ。WISMECもPODにDNA GOを積んだ機種を出してきたの。
しかし、このORION大戦争はいったいいつまで続くんでしょうか。
個人的にはもうそろそろ終焉を迎えて「新たなネタになる新機種」をメーカー側は探ってるんじゃないかと推測します。
というか、中国も規制が入ったことだし、ここらでちょっと休憩しませんか?
落ち着いてじっくり開発に時間をかければもっと独創性のある製品が産まれてくると思うのですよ。
ただ、まぁ、そんなマグロが如く「常に走っていないと絶命する」中華界隈に魅力を感じるのは確かですけどね。はい。
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スペックや特徴
※Wismec公式より
このWISMEC PREVA DNAはメインボードにEVOLV社のDNA GOを採用。
デフォルトで3タイプの出力調整機能がついてますがEScribe(ソフトウェア)上でのカスタマイズもできます。
初期値:DL(0.25Ω)/14W<16W<20W。MTL(0.5Ω)/10W<12W<14W。
LEDカラーも変更可能で、もちろんお馴染みのリプレイ機能も有り。
バッテリー容量は1050mAh。PODタンク容量は3ml/TPD2ml。タンクカートリッジは2種類有り、コイルごと交換するタイプ。※無印PREVAはコイル交換式
エアフローはトップ吸気からボトムへ。AFCは無段階で調整可能。スライド式トップフィリング。また、510ドリップチップが使えます。
ほとんど中身は・・いや、外見などもLOSTVAPE ORIONですね。いや、ORIONとAEGISですね。
大きな違いは510ドリップチップが交換できるのとバッテリー容量が少し増加。
それにDBPと呼ばれるドライヒット防止機能があることくらいでしょうか。
その機能についてはJoyetech Exceed Gripの記事にて試してます。
そして、価格相場もORION Plusと比べてそれほど大きな差はありません。
だがしかし、VSさんとこでは53.69ドル(約6,000円)のところ、クーポン「PrevaDNA」で40.69ドル(約4,500円)。
では実機を触っていきましょう。
パッケージ内容
クリアケースのみです。往年のバカMOD「NoisyCricket」を思い出しますな。
そっちかーい!
日本語マニュアルは有りましたけどDNAについては一切触れられておりません。ここらへんでDNA目的のビギナーの方はビビるかと思われますが落ち着いてください。
簡単にいえばWISMEC公式からソフトウェア(PC用)をダウンロードし、インストール。その後にUSBで本体をつなけば色々イジれます。※後述
Parameters
Size: 96mm * 43mm * 18.6mm
Battery Type: Built-in 1050mAh Rechargeable Battery
Cartridge Capacity: 3ml
Maximum Wattage Output: 20W
Coil Type: 0.25ohm DL Coil and 0.5ohm MTL Coil
Three Power Outputs: Low (Yellow), Medium (Green), High (Blue)
Multiple Protection: Timeout Protection, Low Voltage Protection, Short Circuit Protection
Charging Port: MicroUSB Port-1A Max Current
付属品はUSBケーブル、カートリッジ2個(0.25-SSと0.5Ω-KTRカンタル?)。KANTALなのでKTRの意味が不明です。誰か教えて下さい。
質感や操作性のファーストインプレッション
さて、本体を触ってみます。ボディは合金でマットブラックオンリー。サイドにはカーボンシールとエッジのあるアクセントフレーム。
ORION Qしか触ったことがないですが、割と重いっすね。※リキッド込み約142グラム。
そして、サイド上部にはパフボタン。下部には出力切り替えスイッチがあります。1度押す度に色と出力が変更。
パフボタンのテンションは軽めで音は小さい。※5クリックで電源ON/OFF。2クリックで充電ステータス。
ファーストインプレッションとしては作りや質感はナイス。しかし、電源OFF状態でもLEDランプが点く仕様が解せませんでした。※カスタマイズで色を黒にすれば消せます。
それでは構造などを詳しく見ていきましょう。
PREVA DNAのカートリッジ構造
PREVA DNAは本体バッテリーとカートリッジに分かれます。もちろんカートリッジは交換式なので焦げたり味が悪くなったりすれば買い替えないといけません。
現在のところ、あまり販売されてるところがありませんが・・。公式では1個、約600円ほどしますね。TAKAIYO!
脱着はマグネット式。カタつきなどは一切ありませぬ。ちょっと今回は気合入ってますね、WISMEC。
510ドリップチップはお好みなものに交換可能。純正だと少し径が広くDL寄り。これはどちらのカートリッジとも同じサイズです。
※テイスティングなどはもっと径が細いものと交換して使用してます。
リキッドチャージはトップパーツをスライドして注入。ロックなどは見当たりませんが軽く押しただけではズレません。これはORIONよりもはるかに便利。
どうしよう、どっちがどっちか忘れた。たぶん左側が0.5Ωです。たぶん。コイルやエアフロー配置はORIONを踏襲済み。
上から覗くとコイル形状がみえます。左の0.5はスペースドでMTL寄り。右の0.25ΩはパラレルっぽいDL仕様。
前述しましたが、左のKTRって何?な話なんですがカンタルでいいのかな。
DBPやリプレイ機能などの温度管理をするにはSSしか無理だと思うのですが、そちらに関しての注釈などは見当たりませんでした。
さて、肝心のエアフローの効きなんですが、かなり精度が良いです。ORIONより良い。
全開から全閉までの開き具合がスムーズに把握でき、全閉だと吸えません。各パーツの接合がしっかりしている証拠ですな。
こうしてPREVAのカートリッジをみると、LOSTVAPE ORIONを意識しつつ、且つ改良も加えられていることが分かります。
ぶっちゃけ、もう言っちゃいますが、味は凄く良く出ます。ソフトウェアでの調整やリプレイなどもストレスなくトレースしてくれています。
あと、コットンの吸収性ですが、最初だけ割と時間がかかりました。しかし、一度染み込ませれば最後までカラッカラになるまで吸い取ってくれますよ。
こういう言い方はなんですが、ものごっつい完成度の高いクローンだわWISMECさん。
PREVA DNAでEScribeを使ってみる
それでは本命機能であるEVOLV DNA GOをEScribeで調整してみましょう。
その前に電源をOFFにしてUSBとPCをつなぐ準備をしておいてください。
デフォルトでは本体サイド下部にあるスイッチを押せば3段階まで出力が変更できます。※各カートリッジにより変化
それでは気に入らない!または買った意味がないじゃろ!って方はWISMEC公式よりEScribeという専用ソフトをダウンロードしてください。※解説動画もあるよ。
なんか無理っ!て方はEVOLV公式からもダウンロードできますよ。※Win or Mac。
ダウンロードしたファイルを解凍し、PCにインストールしてソフトを立ち上げます。※本体は電源OFFでソフトを立ち上げる前にUSBで繋いでください。
ソフトを立ち上げると上画像のような画面になります。右上の「Evolv DNA Go USBで接続中」と出てればOKです。
出来ることは0.25と0.5Ωそれぞれの3段階の出力任意調整。LEDカラーランプの変更。リプレイ機能の調整など。
他、ランプを点灯させない「表示設定」やリアルタイムライブビューなどが主な機能です。
変更したい場合は数値を入力して画面上部の「デバイスへ設定を適用」→「デバイス切断」で完了。カラーもクリックすれば様々な色に変えられます。
ワッテージのBoostはプリヒートみたいなもので、ReplayのWarmthもそれらしいものだそうです。よく分からなければデフォルト設定5のままでいいかも。
さて、さきほどから出ている「リプレイ機能」というのは「お!いい感じの出方だな!」と思ったときに記憶してくれる機能。
これは外気温やコイル抵抗値などで、たとえプリセットでも味の感じ方が変わっちゃうのを防ぐためだそうです。
切り替えスイッチ3秒長押しでカラーが変化して機能が発動。その他のプリセット出力は使えません。再度長押しで解除。また、PODを外すと解除されるので注意しましょう。
DNA GOの詳しい使い方や分析などはGABISHさんのブログで懇切丁寧に書かれております。私よりもそちらを参考にしてみてください。さすがプロは違う・・
総評 / 完成度の高いWISMEC ORION POD
うーん、このPREVA DNAは非常に良い作りで機能も十分。そしてORION並に美味しく、且つ精度や利便性も高く仕上げてある。
SSのほうの味の出はORION Q並に強く出てる。一方、0.5KTRのほうはややおとなしめの出方でスペースドのせいかスピットバックも顕著。断然0.25ΩのSSがおすすめ。
パクリだろ!っていう以外、何もいうことはございません。素晴らしい。
これだけ模倣できるなら何故オリジナリティのある製品作りが出来ないのか?。ほんま中華は意味わからんですわ。
技術力は高いのにクリエイティブ要素にかけるのは昔っからですが、それらに甘えている海外勢のせいでもあるんでしょうね。
安く請け負わして自分らの成果として掲げる。それぞれの役割で回ってはいるけど、そういう価値観を与えない。
おまけにクローンばかりだと言われ続けて、どこか見下す風潮がないとはいえないんじゃないでしょうか。
しかし、そういった「何でも有り」なグルーブがマスプロVAPEの熱量でもあり、魅力でもあると思うのです。
どんどん新製品を出していき、後ろなど見ているヒマなどない。そして、全く反省もしない。かなりロックでしょ。
評価はどうあれ、ただひたすらに走り抜けていく姿勢は純粋にカッコいいと思うのは間違っているのだろうか・・。俺はカッコいいと思う。