アイコスグロープルームテック

【加熱式タバコ価格競争曲】IQOSは7,980円!プルームテックは3,000円に改定【6月より】

本日、IQOS(アイコス)公式インスタグラムにて驚くべき発表があった。

それはIQOS キットの価格を従来の10,980円から7,980円に価格改定するというもの。※6月1日(金)より。クーポン適用は5月末まで。

そして、つい先日にはJT プルームテックがこれまた値下げのアナウンスを発表。

なんと、スターターキットは来月6月4日(月)から3,000円になる。現在の価格はソフトケース付属で4,000円。改定後は付属しない。

もちろん両者の大幅な値下げはglo(グロー)に対向してのことだろう。キャンペーンとはいえ、いきなり本体価格を8,000円から2,980円にされてはたまったものではない。

それでは各社の値下げ要項をまとめてみる。

 

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全てはここから始まった!グローの2,980円問題


BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社)の加熱式タバコglo(グロー)は2016年12月に宮城県仙台市限定で販売開始。希望小売価格は8,000円。

キャンペーン価格は3,980円でスタートし、翌年の2017年10月には全国販売で4,980円となる。

しかし、売れ行きが好調だったためか2018年2月には1,000円値上げの5,980円。そしてわずか3ヶ月足らずで価格を急降下してくる作戦に出た。

そう、記憶に新しい2018年5月より2,980円だ。

これはグローストア、オンラインストア限定価格であり、コンビニなどで購入する場合は5,980円。そこからオンライン申請により3,000円のキャッシュバックとなる。

しかし12月20日までというかなり長い特別価格のようにみえるのだが、「スキあらば再び値上げ」とも捉えられる。

 

ちょっ、待てよ!JTが全国発売に先駆けて3,000円に価格改定


JT プルームテックは2016年3月に福岡市内とオンラインでのみ限定発売。キットは4,000円だがキャンペーン価格は当時2,000円だった。


転売ヤーによる懐かしい画像(2016.6)

そして2017年6月には東京都で販売開始。特別価格は終了し、4,000円で据え置き。

来月6月4日からの全国発売(タバコ販売店でのみ)ではソフトケースを排除して3,000円となる。※コンビニ販売は7月2日から。

たばこ用デバイス「プルーム・テック(Ploom TECH)」スターターキットをリニューアルし2018年6月4日より順次、全国の一部たばこ販売店およびPloomオンラインショップで販売を開始します。また、全国のコンビニエンスストア等でも、7月2日より順次、販売を開始します。

この度、お客様の「プルーム・テック」の楽しみ方の選択の幅を広げたいと考え、同梱物であったキャリーケースを別売りとし、税込希望小売価格を4,000円から3,000円へと変更します。なお、別売りとなるキャリーケースは、税込希望小売価格1,000円にて6月4日より順次、販売します。(JTからのお知らせ より)

どのみちケースなど必要ない方からすれば妥当な線かと思われる。しかし私から言わせてもらえばバッテリーのみ1,500円で発売されてるのでそちらをお勧めしたい。※オンラインショップのみ。

 

実はクーポンが適用されっぱなしのアイコスの価格改定

PM(フィリップモリス社)のアイコスは2014年名古屋市で実験販売。その翌年2015年には主要12都市で発売される。全国販売は2016年4月。

このときのアイコスキットは9,980円。しかも破格の5,000円割引クーポンで実質4,980円だった。


もちろん、新型ではなく旧型の話。思えばここから始まったのだと自分でも感慨深い。

そして2017年3月には新型2.4plusを発売。延々と発行される3,000円割引クーポンのおかげもあり10,980円(新型)でも7,980円を維持。

しかし、BATやJTなどの台頭によりこの価格帯で争うのが厳しくなる。

この策としてかアイコスはホルダー単品を3,980円で発売。これにより「キット縛り」が排除され、サポート期間を過ぎても購入しやすくなった。

時は経ち、本日いよいよアイコスユーザーが500万人に達したことをうけて公式インスタグラムで価格改定を発表。以下引用。

iqos_jpIQOS愛用者、ついに500万人達成!500万人達成を記念して、2018年6月1日(金)よりIQOS2.4Plusキットのメーカー希望小売価格を10,980円(税込)から7,980円(税込)に改定決定!初めてご購入の方は、従来のクーポンの発行手続きの煩わしさなく、また2台目以降のご購入の方も、さらにお求めやすくなります。IQOSは、更なる進化へ。 さらに、500万人達成を祝し、これから様々なキャンペーンを続々リリース予定。ぜひご期待ください。

※IQOS 2.4 Plusキットの3,000円OFFキャンペーンは5月31日をもって終了させていただきます。クーポン最終取得日は5月28日、最終使用期限は5月31日までとなります。
※キャッシュバック対象購入期限は5月31日、お申込み期限は6月30日となります

つまり、7,980円という値下げはクーポン適用後と同価格。3,000円割引は今月5月末で終了

なんとも得したような損をしたような「ちょっと何を言ってるか分からない」状態。これでライバル他社とやり合うにはサプライズが足りなさすぎるのではないか。

クーポンが使えずに7,980円=10,980円の3,000円オフ。

どちらが得したように感じるのかはさておき、リピート購入者にとっては朗報かと思われる。

ただ、問題があるとしたらこの情報を知らずに10,980円で購入した方の気持ちだ

 

どこが勝つのか?というより相手にされていない感


私の記憶では加熱式タバコのピークは昨年の半ばあたりだったと感じる。もちろん、欲しい方には既に行き届いているということもあるだろう。

国の受動喫煙対策の枠に入れられた3製品はどこか迷走しているようであり、紙巻き煙草に回帰するスモーカーも増えてきた。

一時期は「健康なタバコ」などとおかしなキャッチが付けられていた時期もあっただけに、どこか栄枯盛衰という言葉が当てはまる。

この相次ぐ価格競争で我々スモーカーは感じねばならない。目先の得よりその先にある「損失」というものを。

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