お疲れ様です、ガリ男です。本日はWotofoのサーペントエレベイトRTAをレビューしていきたいと思います。
発表されたのは昨年の暮れあたりだったかと記憶。トップ・トゥ・ボトムのシングルコイルデッキRTAであり、あのサーペントSMMさんとのコラボアトマイザー。NUDGEもそうでした。
ライバルはENGINE NANO、ZEUS、INTAKE、SOLOMON、Horus、デドラビRTAあたりでしょうか。巷の人気は上々みたい。
それではいつもありがとうございます!のベプログショップさん提供でお送りいたします。
トップエア方式である強み
漏れにくい構造であるトップ→ボトム式のRTAなのでどうしても膨らみやすいと思うんです。チャンバーとか細工しなきゃいけないし。
でもこのサーペントエレベートは24mm。ZEUSやデドラビ、SOLOMON3なんかには勝ってます。1mmの差って割とデカイですよね。シングル様様。
【Wotofo公式より】
エアフローは公式の図が一番分かりやすい。トップのインテイクからチャンバーわきを通ってサイド、ボトムという経路。よくあるタイプ。
ただ、ボトムエアが2箇所に分かれてるんで底上げ感がスゴイ。極小デッキだしダイレクトにエアを当ててくれるでしょう。
それではパッケージや各パーツを掘り下げて見ていきます。
すぐにでもビルドできちゃう付属品
Wotofoの付属品は多いと思います。バブルグラス(4.5ml)に510アダプタ、色違いのドリップチップ、ドライバー等、それにコイルトリミングツールも付いてる。
ただね、新生Wotofoになってから箱から取り出しにくいの。そこだけが難儀。たぶん輸送を考えてのことかと。
もちろんOリングやイモネジなどの予備パーツも入ってます。オマケにプリメイドコイル(Ni80/0.33Ωクラプトン)やコットンも。
テクニカルMODがあればRBAデビュー出来ちゃいますね。
パーツで見るサーペントエレベートの構造
アトマイザー本体はトップキャップ、AFCリング、ガラスチューブ(3.5ml)、ボトムデッキで構成。
AFC(エアフローコントロール)は対角2箇所無断階調整式。全閉吸える精度。コイル径によりますけど全開でも抵抗があります。変な笛鳴りはなし。
純正ドリチはレジンとPMMAっぽいのが2つ付属。どちらも同じ形状です。810なんだけど内径(約7mm)が細くフレーバー向けっぽい。
チャンバー内にはデッキにフタをする感じのパーツがあります。完全に二重チャンバーではないのでエアの流入経路にコットン足が干渉しちゃうタイプ。
なのでウィッキングは多少慎重にやらないと負圧も相まってジュルりやすいかもしれません。これは後述します。
あと、ベースが薄いんで掴みづらい。AFCデザインのローレットがあれば尚良かった。
極小デッキだがビルドは非常にやりやすい作り
AMMIT MTL RTAもそうでしたが外見に似合わず小さいデッキ。トップボトム式の代償みたいなもんですね。
4ホールのポストレスで単線推奨が如く穴も小さめ。逃げにくいしトリミングツールもあるからビルドは楽ティン。
それにジュースホールがベースから浮いてるGTAタイプなのでコイルまで結構距離が有る。
ワイヤーはサイドにある六角ネジで固定。その上にはコイル下へと続くエアホールが見えます。二股に分かれてる。ここがおもしろい。
上の小さいホールはコイルサイドへ煽って掘られてるし、下の大きいホールはコイル下へ。どんな効果があるのか不明ですがモえる。
さて、付属コイルを乗せるとこんな感じ。空間はいっぱいいっぱい。エアが当たりやすい構造なので個人的には低音単線より高温クラプトンのほうが相性良い気がしました。
問題はコットン足がどうしても長くなるので供給が追いつかなかったりします。高温にしたいのにうまく供給されにくい。するとどうしてもウィッキングがものをいう類なんじゃないかと思われます。
足の処理はベースにつかない程度の長さでジュースホール入り口は全て塞いじゃう。量は多すぎるとチャンバーで圧縮されるので調整がシビアでした。
今の話はあくまで高温セッティングのことなので各コイルの特性によって探すしかないですね。
デドラビRTAとかだとアーチ状にもできるんですがコイツは絶壁。なので供給悪いなぁと思ったら試行錯誤が必要かもしれません。
吸った後にタンクを耳元へ近づけてみて「ジューー」って言わなければ成功かと。もちろんワット数とエアの関係もありますがバランスが良いとリキッドの減りが早くなります。
しかし、そうやって乗りこなすのもまたVAPEの楽しみ方のひとつ。味が良いだけに色々試行錯誤したくなるアトマでした。
サーペントエレベイトのジュルり対策
最後に日頃から気になってたリキチャ後のジュルり対策を載せておきます。教えていただいたのはTwitterフォロワーさんなので私が考えたわけじゃありません。
普段RTAを使ってて下から漏れることはあってもトップエア式なら漏れないだろうと踏んでました。だけどそこが盲点。
まず、トップキャップがフラット形状ではない為、閉める際に多少負圧がかかります。それがジュースホールにいって逃げ場がないとボトムホールに侵入→じゅるりが発生。
なのでトップのエアフローコントロールを全開にして逃げ場を作ってからキャップを閉じます。するとウソみたいにリキチャ後のジュルりが軽減されました。素晴らしい。
それからは快適に過ごせてます。
個人的には焚き気味でいただくのが一番美味しかったので(バリスタブリュー・ホワイトチョコ)高めのセッティング推奨。
ドリップチップも変な形状してますが咥えやすく純正のほうが良かったですね。最近良い製品ばっかだね(笑