こんにちはガリガリです。さて、本日は前回レビューさせていただいた「THC TAUREN MECH MOD」に引き続きRDAです。
このTHC(Thunder Head Creations)というメーカーは最近知ったのですが、どうやら昔から細々とやってたみたい。
製品の作りは良いから今後大化けしそうな期待も持てます。それではそんなTHC TAUREN RDAの世界を覗いていきましょう。
提供 / 3AVAPE
Tauren RDAの特徴とスペック
Tauren RDAは24mm、4ホールポストレスのサイドフロータイプ。キャップ素材はカッパーやブラスなどがメインでマスプロRDAにしては珍しい。
特徴:
1、シンプルでユニークな45°のビルドデッキ
2、28個のマイクロエアホールを備えたダブルサイド
3、繊細でフルな風味
4、トップリフィルで漏れない仕様:
サイズ:Dia24x29mm(H)
材質:304SS /真鍮/銅
ドリップチップ:810 PEI
接続:レギュラー金メッキ510ピンとBFピン
コイルタイプ:デュアルパッケージの内容:
Tauren RDA
510 BFピン
六角レンチ
予備スクリュー&Oリング
上記のスペックは3Aの商品紹介から引用して修正しました。一つ言いたいのは特徴欄で「漏れない」とあるが、そんなわけはない。
3AVAPEより
カラーは全7種類。無塗装のブラス、カッパー、SS、他は黒と赤の塗装。そして新色のクラックデザインも登場。
3AVAPEより
渋さの中に派手さもあり、中々微妙なデザイン。だが、雄牛好きなら間違いないはずだ。もちろん私も牡牛座なので何の抵抗もなく親近感が湧きます。
でも聖闘士星矢でいうアルデバランは好きじゃなかった。あれは牡牛座としてかなり心外。あの頃はもっとシャカみたいにクールで強い系がウケてましたからね。
なんで雄牛=イカツイねん!と。まあ、蟹座のデスマスクよりマシですけど(蟹座の方ごめんなさい)。
パッケージに愛があるTAURENシリーズ
内容物は全てネル生地の巾着に収まってます。メカチューブとだいたい同じ。
こういうのメッチャ助かる。510スレッド付きの金属ケース入り。
しかもメカのときに無かったセキュリティシールまで貼ってあります。※THC公式サイトは最近オープン。
付属パックの中身はクオリティチェック、仕様書、レンチ、BFピン、予備ネジ、Oリング。
このアトマ台があればビルドできますよね。安定感もあるし、こういうの別売してほしい。
TAUREN RDAの質感やデッキ構造を見ていく
キャップを外します。すると異様なデッキが現る。どこかVandyのKylin miniやRecurveを連想させる。そりゃネタも尽きるわ。
キャップ裏はテーパー処理。左側の突起処理はベースとのロック。
これはブラック塗装のカッパーなのでリキッドによっては反応(表面がヌルつく)するかもしれません。
ドリップチップはウルテム810ワイドボア。とくに固くもなく良いフィット感。デッキベースとの接合も違和感はありませんでした。
サイドエアホールが楕円形でシブい。このTAURENシリーズの塗装は溶岩みたいなやつ。見たよりザラザラしていない。
サイドは全閉可能ですが全閉吸える精度。全開はスカスカじゃなくやや抵抗がある感じ。絞っても使えますがそういう類のアトマじゃありません。
じゃあ、お次はデッキ。
加工精度もナイスなTAUREN RDA
イモネジは6角でポストレス。両サイドのエアフローには無数のホールが空けられている。見た感じシングルで組むよりデュアルのほうが良さそう。
ウェルは浅いのでBF前提が良いかと思います。上からジャバジャバするとホールから漏れやすい。
縦長の楕円形サイドホールは約45度で傾斜。そして中は貫通してません。
これによりエアが上に制限されるのでサイドであってもボトムフローに近い働きをしてくれる。
ただ、吸ってみてやはりデュアルのほうが恩恵は大きいかと。しかし少しのオーバードリップでも漏れ出しやすいデメリットもある。
この無数のホールは結構めんどくさそうな処理だと思う。内側に入るほど角度が垂直になってる。穴空けたプレートを乗っけてるわけじゃないし加工も綺麗。
ワイヤーホールは割と大きいため単線だと逃げやすい。
全体的にはとてもキレイな仕上げです。もう少しウェルが深くて左右が圧縮されてれば尚良かったのにな。それだとまんまRecurveか・・
ハイブリッドメカとシリーズになってますがポジピンはあまり出てません。何気に滑らないマイナスのネジ山が使いやすい。RBAのネジは全部コレに統一してほしい。
はい、それではビルドしてテイスティングさせていただきます。何か言い忘れてることなかったっけ・・
爆煙が似合うTAUREN RDA
ビルドはシングルでもデュアルでも可能です。しかしシングルだとエアが散漫で味が薄い。
最初は24g-0.3Ωで試したんですがノリが悪い。このツイストだと少し良くなった程度。
次はデュアル24gの0.25Ωで40W前後。エアの真上でビルドしてみましたが、やはり断然デュアル仕様のRDAでした。モクモクでド直球なミストが美味しい。
ドローもスムーズだし良いアトマイザーですが、これじゃなくても感がある。何かこう、牛の他にもうひとつ欲しかったですね。