牡牛座のみなさんこんにちは、ガリガリです。へびつかい座て。
さて、中華マスプロ界のランボルギーニことTHC(ThunderHead Creations) TAUREN。今までチューブメカやRDAなどを出しています。※THC自体は2016年ごろから活躍。
そしてこのRDTAがこの度登場いたしました。しかも大好きな方が勝手に多いと予測するBF対応機なのであります!
大事なことだからもう一度言います。BF対応!
それでは国慶節前で焦りまくりな3AVAPEさんのご提供でお送りさせていただきます。ソーコニカンヅメダヲッ!
提供 / 3AVAPE
TAUREN RDTAの特徴やスペック
THC公式より
Parameters:
Size: 24x 38mm
Drip Tip: 810 PEI
Coils Type: Dual coils
Capacity: 2.0ml
Material: 304SS/ Brass/ Copper
Connection: Regular gold-plated 510 pin and BF pin
はい。THC TAUREN RDTAは24mm径のデュアルコイルデッキ。エアフローはサイドからトップへ45度。タンク容量は2mlです。
ほぼ外見はTAUREN RDAと変わりません。カラーはSS/ブラス/カッパー/レインボー。ブラック塗装も有り。
THC公式より
上の公式画像を見てもらえれば構造を大体把握してもらえるかと思います。煽り当てなら3Dサラウンドエアフローっていうらしい。そして中身はかなり詰まってるもよう。
BFチャージはNIXONやGalaxiesのようにセンターポールから行う仕組み。タンク上部をエグってるのでそんなに背は高くありません。※ドリチ抜き約30mm。
それではパッケージを見ていきます。
毎度うれしいアトマ台つき缶ケース
THC TAURENシリーズは毎回ネル巾着にドラム缶型のケース。これ大大好き。
RDA同様、台座に510スレッドが掘られてますのでそのままビルドに突入してもらってかまいません。※要洗浄
付属品は予備Oリングとイモネジ。六角レンチにPC素材のタンク(非透明)、もちろんBFピンも装備。おや?
ほうほう・・記憶に新しいGalaxies RDTAお漏らし事件。それをあざ笑うかの如くOリングで密着度を高くしているもよう。このOリングにインシュレーターを差し込みます。
ただしポジピンのネジヤマが太いマイナスなんですよ。滑りにくいんだけど太すぎて舐めやすい。
アトマイザーの質感や構造などを見ていく
何故かTHC製品だけはカラーを選択させてくれたのでSSにしました。アトマでカッパー、ブラスはカッコイイんだけど後で後悔することが多いし。※酸化しやすいから。
印象としてはRDTAのくせに背が低い。ポストレスデッキやタンク上部を2mmほど隠してあるのも工夫の一つなのかな。ただし、トレードオフでキャップとコイルは近くなります。
サイドエアホールもRDA同様に縦長のオーバルタイプ。あまり見ないデザインですな。そして、ピンの出シロは少ないのでハイブリッドで使うには心もとない。
どうしてもTAUREN MODとセットにしたい場合はスレッドを少し削ってみるといいかもしれません。もちろんそこはVAPERの必殺技「自己責任でお願いします」で。※どのみちTAUREN MODとロゴが合わないので私はお勧めしません。
純正ドリップチップは810ワイドボア(PEI)。少しキャップ側の口径が広めなので変更したい方はご注意を。まあ、少し太めのOリングで解決しそうですけど。
じゃあ、バラしながら内部を見ていきます。まずはトップキャップを外す。AFC調整分だけ残してあるということは余程中身が面倒くさいとみた。
なんだか内部がイス取りゲームみたいになってますよ。見た感じとても座れそうにない。唯一サイドホールの隙間だけがキャップの居場所だというのがお分かりいただけただろうか。
まずデッキはRDTA仕様なのでリキチャホールが設けられています。もちろんBFチャージも可能。そのチャージホールの栓がスリーブに付いてるんですわ。なのでリークし辛くとても親切。
キャップ内部はテーパー処理。RDAとほとんど同じです。ベースとのロックはリキチャホールの栓で固定されますし、キャップとスリーブもまた栓でストッパーがかかります。
タンク内部にはリキチャホール2箇所とコットンホールが4箇所。圧が逃げやすいのでチャージする際はスムーズに入りました。
あとはスレッドとベースをつなぐOリングが少し細いかも。ただし、今の所、ノーマル・BFピン共に一切の漏れはなし。※2週間ほど使用。
今まで見てきてこれといった難点は見当たりませんでした。質感が良い作りはメカチューブから健在。
ただし、タンクパッキンだけはすぐに外れちゃう。これね、Fodi F2同様、一度外れると中々収めにくいんですよ。伸ばして固定するタイプじゃなくて径にあったものにしてほしいな。
それではデッキ詳細へ移ります。
TAUREN RDTAのデッキとビルド
RDAと比べるとほとんど変わりません。デュアルコイル対応のデッキです。ただしワイヤー留めの位置がサイドから上になってました。
サイドホールのINは45度くらいで下へ傾斜。1ホール太いのを空けて、そこから無数の小さいホールが約45度でOUTへ傾斜。一見DL仕様に見えますがドローは全開でも抵抗があります。スカスカではない。
イモネジは上から抑えるのでフラットクラプトンとかには都合が良いかも。RDAの場合は横からなのでコイルが変形しやすかったんじゃないかな。
ネジも詰まってるしガッツリ留めれます。
水平に見るとしっかり45度をキープしてるのが分かる。ただしエアホール部分には若干Rがついてます。味に与える影響は不明ですがそこまでするTHCにこだわりを感じますね。
さて、私の嫌いなポストレスデッキ(に近い)なので、コイル足を揃える作業を行います。それを以前購入した「Hugsvape Coil Trimming Tool」で処理。
コイル位置はテキトーにエアホール前で。本当はもっと中央寄りにしたかったんだけどウィックホールが壁面寄りなんですよ。
コットンはレビュー用にVapefly FIREBOLT COTTONを用意してくれてました。なので1回目はこれを使います。>3AVAPEでは約280円。
まあ、昨今よくあるコイルに通しやすい処理がされてるタイプ。それが20本と通常のウィック束が2本。なんならビニールをカットして使ってもいいかも。量は結構入ってます。
しかし3mm径ですがものすごくキツイ・・・。この後少々削いでから使用しました。似たようなBaconと比べてツヤがない。密度も薄い気がします。それゆえ保持力は高いかと。
RDTAの場合は1回テキトーにブチ込んでから下で調整します(私は)。そのほうが処理しやすいので。リキチャホールだけ空けてやればなんでもいいかと。
タンクが少ないので長いよりは短いほうが供給はいいと思います。どうせ水面張力でリキッドがヘバりついてくれますから気にしない。
最初はBFチャージは使用せずデッキのリキチャホールから注入。割とデカイからガラススポイトでも大丈夫。
注意点があるとすればリキチャホールを確実に外してウィッキングすること。うまく出来たぞ!っと思ってスリーブをカブせると崩れちゃう場合が有り。
キまればガッチガチにスペースが埋まるので濃厚なミストがいただけるはず!。では実食とまとめに移ります。
あ、BFチャージも問題なかったですよ。だけどGalaxiesやNIXONで慣れてると結構押し込まないと入っていかないかもしれません。ピンが長いから。
見た目に反し味が出にくいTAUREN RDTA
まず、Vapefly FIREVOLT COTTONは特に不満もないです。至って普通のモコモコウィック。高温使用でも切れるということはない。味については分かるほどの舌を持ち合わせてません。
まあ、コットンなんてほとんど皆さん決まってますよね。KENDOとかNINJAとか。なので安さに重きを置いている方ならば大いに有りかと。ただ、せっかくコイルに入れやすく処理してもらってもキッツキツなの。
さて、TAUREN RDTAの味の出方なんですが・・。まずドローは割と重くできます。半開だとARES RTAの全開くらい。
おそらくデッキのエアホールスペースが狭くて、さらにデュアルコイルで潰してるからでしょう。シングルだったら軽くなると思いますよ。ただ、シングル用途なら他のアトマを選ぶよね。
そして肝心な味は中々出ません。コイルは単線、MTLクラプトンで両方デュアルの0.35Ωで35-45Wあたり。リキッドはグレープ系のマレーシア。
もしかしたら供給悪いのかなーと思ってNINJAに変えてみたけどあまり変わらない。くれぐれもマズイわけじゃありません。思ってるより出ないだけなので普通に味は味として分かるレベルです。
まあ、そこはデュアルなので盛大に吹かしまくるのも悪くはない。世の中そんな思い通りになるわけないですからね。誰か脚を引っ張るヤツが必ず居るんですよ。
BF RDTAはまだまだ数が少ないです。クラウドチェイサーで延々と爆煙をかましたい方なら候補の一つとして入れてあげてくださいませ。
デザインはファットでイカついからメリケンサイズのBOX MODとかに合いそう。