いつからUwellがこれほど幅を効かせ始めたのか。記憶にはヌンチャクあたりからだったと思う。
そこからカリバーン、アミュレット、KOKO、Crown、Marsuなど、立て続けてに話題作やヒット作を連発。
しかも、加速するPODブームと相まって「Uwell=おいちー」というどこかユーザーの安心感を獲得するまでに至る。つまりは勝ち組。
そして、つい先日、事件は起きた・・
あの世界中のVAPERから憎まれている米FDAがUwellに対し、その矛先を向けたのである。※Uwellだぜ?
なんと、前述した人気作、Caliburn、Amulet、KOKOなどへ「製品削除を指示」したらしいのだ。
正直、アメリカでもカリバーンやKOKOが流行ってたほうが驚きなのだが、いわゆる出る杭が打たれたということ。
また、それらを販売している小売業者やECサイトへも警告が飛んだらしい。有名所ではMybluやVapesourcingなど。
いったい何が起きたのか?
それでは、米VAPE情報サイト「Vaping 360」の記事を参照しながら噛み砕いていきたい。
なんか、とりあえず人気あるっぽいからダメ! by FDA
米FDAとはアメリカの食品医薬品局。たばこ製品を新たに販売するにはFDAの審査・承認が必要となるため、界隈では有名な機関。
昨年9月に起きたJUUL弾圧とフレーバー付きVAPE抹殺事件も記憶に新しいだろう。最近でいえば5月から9月にPMTA申請が伸びたことでも話題となった。※コロナ禍で
では、そんなFDAの新たな「かまってちゃん事案」とはいったいどんな内容なのか?下記、Vaping360該当記事より引用抜粋した。(DeepL翻訳)
FDAは月曜日(2020年4月27日)、いくつかのベイピング製品が市場から削除されることを要求するベイピングメーカーと小売業者への警告書の新しいラウンドを発表しました。
指名された項目のほとんどはニッチな製品ですが、1つは非常に人気のある詰め替え式ポッドベイプ、Uwell Caliburnです。
深セン市のUwell Technology Co.Ltd.への警告書によると、このCaliburnと他の3つのUwell製品は2009年たばこ規制法と2016年Deeming Ruleのルールに違反しており、
2016年8月8日以降に導入された製品は、まずFDAによるマーケティング承認を受けなければならないという要件も含まれている。
その日以降に導入されたすべての製品は、同様の施行の対象となります。
Uwell Caliburnは2018年後半に発売され、すぐに最も人気のあるリフィル式ポッドベイプの一つになりました。ユーザーはその味、容量、高速充電機能を高く評価しています。
交換用ポッドのいくつかの初期の品質管理の問題の後、このデバイスは離陸し、ベイプショップやオンライン小売店でベストセラーになりました。
月曜日の警告書で引用された他の製品には、漫画やキャンディにインスパイアされたラベルを持つeリキッド、別の腕時計のデバイス、VOOPOOのフィジェットスピナーポッドベープ、
任天堂のゲームボーイに似た改造、隠しホースを介してステルスベープを可能にするように設計されたパーカーとバックパックが含まれています。
どうやら、VAPEデバイスはたくさん存在するにも関わらず人気のCaliburnだけ吊るし上げられたもよう。
他にもアップルウォッチと勘違いされては困るからとAmuletに警告。GAME BOYと勘違いされては危険だからとPUFF BOY、VAPEBOYにも警告。※ウケる
これらは、特定販売業者に対し「違法に販売されたたばこ製品に対する執行措置」という名目で警告がいったのだとか。
有名所では先のUwellにインペリアルMybluの販売店、フード仕込みのVapeWear、Voopoo Rotaを販売したVapesourcingなどが目立つ。
Uwellへの警告書は下記。
これは、やたら長文なので個人的に意訳する。
FDAから君へ
やあ、Uwell。元気かい。
うん、今日はちょっと言っておかなきゃならないことがあって筆をとったんだ。
最近、君んとこが出してる「カリバーン?」つったっけ?。あれ、すごく人気だよね。
でもね、2016年から新たな電子タバコを販売するにはウチの承認が必要だってこと忘れてないかな?どう?忘れてるっしょ?だよね?
まあ、2007年以前ならしゃーないけど、その時ってこの「カリバーン?」つったっけ?。これ販売されてなかったよね。うん。
つーことはさ、コレ、パチもんという認識になっちゃうのよ。だからさ、なんとか対応してもらえないかなー。
2週間以内に返事してちょ。んじゃな!

FDAより
噛み砕くと、もう米国代理店に売るなっていうこと。該当製品はCaliburn,KOKO,Amulet,Yearn。
だから何?な日本だと思うので特に心配はない
フレーバーBANのときもそうだったが、米国の事情が如実に反映されるのは政治経済くらいなもの。
しかも、こんな状況のときに「Uwell禁止!」なんていうシュールな言葉など日本では絶対吐かれないから心配しなくていい。
ただ、昨年の11月以降、投資家が激減した中華メーカーにおいては危機感がさらに増すことだろう。
いよいよ米国への販路が閉ざされつつある昨今、コロナ不況も重なり、開発は滞っている。
製品オタクには辛い未来が待ち構えているが、逆に今だからこそ既存製品としっかり向き合うべきだとも思う。おわり。
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