アトマイザー

からくりアトマイザー「Wormhole(ワームホール) RDA」を試す!


お疲れ様です、ガリゲーです。本日はVapeflyのWormhole RDAのご紹介です。紹介っていうか、レビューっていうか感想。

さて、このワームホールRDAは今年の5月あたりに発売され、その特異なエアフロー構造で話題をさらいました。

ちょうどGalaxies RDAでイケイケだったころね。それでは詳しく見ていきましょう。

提供 / 3AVAPE

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Wormhole RDAとは?特徴とスペック


Vapefly公式より

公式メイン画像では「ホーキング博士を偲ぶ」のサインが・・。Galaxies然り、どこまで宇宙やねん!と。たぶんNICOLASやHorusなんかも元ネタは宇宙なんでしょうね。

この中華VAPEメーカーの「宇宙や神話大好き!」説は常々思ってました。こう、未知なるものへの畏敬の念というか儒教に通じるものがあるんですかね。


さて、Wormhole RDA。こいつはデュアル、シングルでもいける24mmアトマイザーであります。デッキはクランプ式。

エアフローがかなり特殊で説明するのがめんどくさい。公式GIFアニメだと一目瞭然なので下を見てもらえばだいたい把握できます。

サイドホールからコイル内側に当てて、且つキャップの両サイドから外側に当てる構造。とにかくコイルを冷やしたい。

あとはスリーブやキャップ、エア調整パーツなどを駆使して様々なエアフローを楽しんでくださいよ!、というもの。調整好きな方なら萌えますよね。


ただし、グリングリンするのも非常に煩わしいし、結露もどんどん広範囲に引き伸ばされるから結構ベトつきます。

そしてデッキのOリングが非常に固くて(個体差かもね)回すのも億劫になってくる。1ヶ月ほどイジってますが、今のところ印象としてはそんな感じです。

ではパッケージから見ていきましょう。

 

パッケージ内容とインプレッション


こちらはサンプルになりますので通常版と違いがあるかもしれません。まずケースが簡素なのはサンプルだから。通常版は確かデザインされてるはず。


コットン、プリメイドコイル(ブレイド)、クロス、BFピン、510アダプタ、予備パーツなど。エアをシングル仕様にするパーツが無くて、デュアル用が2つも入ってました。もうこの時点で萎えるわけです。

Vapeflyはこういうの多い。製品版でもコイルが違ってたりしたことがあるのでやっつけ感はある。

 

とにかく煩わしいエアフロー調整!説明するのが難しい!


本体は24mmのRDA。ドリップチップは810ワイドボアのみ付属。キャップの材質はPCです。ゴールドカラーはPEIっぽい。


キャップ内側はドーム形状。サイドホールがエライことになってるのでキャップ内側も二重構造になってます。


バラすと4つのパーツに分かれており、ミドルスリーブでコイル内部への流入量を調整します。これがホント説明しにくいの。


シングル運用の場合はドットが1つの箇所にホールを合わせます。すると上部のサイドエアは1方向からしか当たらない仕組みになります。


そしてデュアルの場合はドット2つの箇所にホールを合わせる。同じように上部サイドホールから2方向から当たるという感じ。分かります?説明しにくくてすいません。


サイドでもコイル内側へ向かうホールと単なる外側から当たるサイドホールがあるので非常に説明しづらい。正直、使っててもめんどくさいんだわ。


もちろん、下を閉じて両サイドのみにすることも可能。※その逆も可。その場合はワームホールのロゴ?がある箇所で塞げばいいだけです。

この塞ぐ方式もシングルとデュアルで方向が違うから、1発外すと何回もグルグルグルグルめんどくせーよ!あーっ!篠原ともえかよ!おい!

 

デュアルだと組みにくいクランプデッキ


デッキはこんな感じ。前述した意味が多少なりともご理解いただけるかと存じます。右側のエア調整パーツはデュアル用。シングル用はホールが片側塞がれてます。※付属し忘れてるから確認できず。


ポストレスもめんどくさいけど、クランプデュアルもかなりめんどくさい。まだ浮くだけマシです。シングルはいいですがデュアルだと大抵「あー!もう!」ってなるのは間違いない。


キャップをした状態で中を覗くとほぼポストがパーティションの役割をしてます。デュアルでも互いのミストがあまり干渉しません。

なので、バランスよく赤熱化しないと偏った味乗りになるかもしれません。ビルド時の焼入れで確認してみてください。

それと、コイルの内外からエアが当たる仕組みなので味を出すにはミスト量が欲しい。このワームホールRDAは高出力で焚かないと真価を発揮しないアトマイザーかと思います。

 

Wormhole RDAのビルド


ブリッジクランプ方式でのデュアルの場合、コイル足を予め調整しておくか、互いの足が交わらないように注意してカットします。


私のやり方は一つのコイルを入れたらワイヤーを折り曲げて疑似固定する。その後にもう一つのコイルをブッ込んで仮止め。後は飛び出てる足をカット。


コイル位置はポスト側のエアホールから離したほうがいいです。BF運用なら関係ないですが、上からリキチャをすると伝い漏れします。※エアホールが下に傾斜してる。


スリーブをカブせると内部が詰まってエアホールも満載に。結露は至るところに出現するので完全にDL向けのRDA。絞るとエアフロー周りがベッタベタになります。

ウェルはかなり深いのですがリキチャ用のスペースができないくらいキッチキチに・・

 

総評:ただただメンドイRDA!プラマイゼロになるほどの対価もなし


風のVAPERの噂で美味い美味い言ってるから、きっと俺のビルドがヘタなんだな・・と思って10回くらいビルドしました。

けれど全然上手く味が乗らない。美味しいと思ったことがない。こういう類のRDAだと、デドラビやMORPHEなんかに近いのかな。遥かに及ばずですね。


両方開けるとスッカスカになるので、どちらか一方を塞いだほうがまだマシ。余計なホールが多く、中が狭い割には密閉感は皆無。510ドリチでなんとか吸えるレベルでした。

いくらエアの選択肢を増やしても決まればその位置しか吸わないからね。


Galaxiesシリーズ然り、どこか「ギミックやなきゃウチらじゃない!」的な社内ノリも理解できるが、実用的であってこそ光るというもの。

超絶期待していただけにどこか空回りしてる製品かと思われます。ただ、そういうチャレンジ精神なくしてVAPEの進化は始まりません。

例え不評であってもなくても私はVapeflyを応援したい。

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