よろしくお願いします。ガリゲーです、こんにちは。やっと手に入れましたよ。
本日のお題は「ASVAPE ZETA MTL RTA」でございます。ゼータガンダムのゼータかな。なんでもギリシャ文字で「7」を意味するらしい。
まあ、たぶんそんなややこしいことよりアルファベットの最後ということで「究極・最終形態」みたいなノリだと思う。
さて、ASVAPEといえば少しお高いVOチップ搭載MODがウリ。ミカエルやストライダーなど、知ってる方も多いと思われます。シブイよね。
そんなASVAPEがMTLアトマイザーを作ったらどうなるかって話。ではどうぞ。
ZETA MTL RTAの特徴とスペック
Parameters:
Size: 22x 41.8mm
Capacity: 2.5ml
Connection: 510 connector
Deck: Ceramic base+ Ceramic tube
Material: Food grade SS+ PEIFeatures:
-Super single coil MTL RTA with attractive appearance
-Adjustable bottom airflow and easy top filling
-Ceramic base and chamber with food grade SS304 bodyPackage includes:
1x Asvape Zeta MTL RTA
2x Pack Spacer
1x Straight Screwdriver
2x Cylinder Head Screw
1x Positive Screw
One Pack of O-rings
1x Gift Box
はい。要約すると22mm径のMTL RTA。ボトムフロー式のポストレスシングルコイルデッキです。
タンク素材はSSとPEI(ウルテム)。タンク容量2.5ml。
まあ、こういった類のものは今まで腐るほどあります。
だけど、このZETAはチャンバーとデッキ素材にセラミックを導入してるのが最大のウリというわけであります。
上画像はASVAPE公式より。見てお分かりだろうか。手前の白い素材がセラミックで、チャンバー(デッキを覆うパーツ)とデッキカバーに使われている。
こちとらクソ一生懸命撮影してるのに、なぜ公式画像を使うんだ?と問われれば、このチャンバーを取り外せなかったからなの・・・。
それでは、それらも含めて早速パッケージを覗いてみましょうか。
パッケージと付属品
えー、いつもの3Aで約2,800円くらい。ASVAPEにしては割と安いほうかと。日本だとどうでしょ、3,980円くらいかな。
ケースはプラでAspire REVVOみたいにスライド式でした。同メーカーの「COBRA」もそうみたい。外装はありません。でも黒金のロゴがカッコイイですね。
カード系は説明書1枚だけ。しかもちゃんと読まないと分解できませんでした。裏面は中国語。英語と中国語のみ。見事に需要と供給。
付属品は見慣れないフラットOリング予備、コイル留めのネジ(マイナス)、コンタクトピン(マイナス)、ASVAPE特注マイナスドライバー、セラミックベース、プリメイド。
最初サビてるのかと思ったら焼入れされたプリメイドでした。しかし、よくよく見ると溶接された後みたいなのがある。何かのコーティングとか?
3mm/0.9Ω。巻き数にしては抵抗値が低いのでNi80かもしれません。誰かこの謎プリメイドを解明してほしい。
そして、となりのセラミックパーツはデッキに載せるためのもの。これは後述しますが、ほんと意味が分からない。
ASVAPE謹製マイナスドライバー。どうせならコンタクト用に厚みのあるドライバーが欲しい。
コンタクトピンでエア流入量を調整できるZETA MTL RTA
なぜコンタクトピンが2個もあるの?・・・もしかしてBF対応のRTAか!!!!!!と心躍りましたが、単にエアチューブを兼ねてるだけでした。
AFCからエアが入り、中央のホールへ流れます。そしてボトムホールになる出口の大きさが左右で違うのです。左が1.5mmで右が2.3mm。
デフォルトは2.3mm。最初、空吸いしたときにドローがかなり軽かったので焦りました。ワイヤー特性や運用で変更するものかと。
ただ、こういうエアフローはAFCの内側が広い空洞になってるので、あまりスムーズなドローが期待できません。
アトマイザーを分解して構造を見てみます
ド正面のZETA。シルバーはツヤ消しや塗装はしてありません。
ブラックもありますが、ロゴや模様がガッツリ出ますね。ただしエングレ部分だけは塗装処理。
最低限の残量だけ把握できるウルテムタンク。これがアクセントになり重々しさを排除できてる。
AFCは1箇所のみ。無断階調整タイプでAMMITみたいなカチカチ動くタイプ。※任意調整可能。
ZETA RTAの特徴のひとつにこのドリップチップも挙げられるかもしれません。内部処理が凝ってます。※後述。
外見はイケイケデザインだが底はシンプル。ピンの調整は不可ですが十分出てます。
このZETAなら18350のチューブMODとかに合いそう。
とりあえずデッキベース以外全バラ。リキッドチャージはオーソドックスなトップリフィル。
裏。このZETAで気になったのはフラットなOリングがかなり使用されていること。密閉がやや心配ではある。
それではデッキから順番に見ていきます。
謎デッキのZETA RTA!ビルドやセラミックの効果とは?
このZETA RTAのデッキ。まずは少し浮いているのでプチGTAタイプ。
コンタクトピンがモロ出しのボトムホール。そしてポストレスのシングルコイル専用機。
22mmで小さいデッキですがポストレスでスペースはある。両端にはコットンホール。
割と狭いですね。そして気になる「窪み」が2つ・・
前述したセラミックベースはココに収めてください。裏面の同位置に突起があるのでジョイントできます。ただ、すんげーグラつくけど。
試しにプリメイドを挿すとこんな感じ。クラプトンなら28G-4コア*30Gでも入りました。
そして、だから何?感で溢れかえるセラミックベース。
凹凸で止まってるだけなので傾けるとズレます。最終的にはウィッキングで固定できますが、このパーツの意味が理解できぬのだ。無くてもいい気がするが・・
コイル足はデッキサイドにあるマイナスネジで固定。エグリ方が凄いね・・スレッドにブチかましてる。
足は5mmくらい入るのでポストレスにしてはビルドしやすいほうでした。
コットンホールはサイドから見て窪みになってます。3mm径だとパンパン気味なので2.5mmあたりがベターか。
付属品の3mmでもチャンバーにぶつからずビルドできました。
ただ、レッグホールの間が広いので2mmとかだと足の処理(折り曲げ)が必要になってきます。
中心はキツキツでコットン足だけかなり削いで落とし込む。私がいつもRTAで行う「ふわふわ落とし作戦」。
綿菓子みたいなイメージで。なんかOリングがすぐ浮くなぁ。
このコイルはプリメイドの3mmでしたが、漏れも供給不足も今のところ皆無。※CottonBacon
じゃあ、お次はチャンバー。
セラミック同士でデッキをサンドイッチ!
先程のセラミックベースとタンク内部のセラミックチャンバーでコイルを挟み込む構造。
これこそがZETA RTAの最大の特徴かと思われます。
チャンバーの外見。下には小さいジュースホールが6箇所。ビルドしてみて特に供給不足ということもない。
そして内部にはセラミック。公式で確認した限りではOリングで留まっている。
だけど隙間が無いため中々外せませんでした。割れるのもイヤなので放置。
ちょっと、いいかげんセラミック!セラミック!とバカみたいに連呼し過ぎなので効能について少しまとめてみました。
セラミックのココがスゴイ!
- 断熱・耐熱作用に優れている
- 自浄作用があり、汚れが付着しにくい
- 電流を通さない(絶縁体なのでショートしにくい)
調べた限りではザックリこんな感じ。
デッキベースとチャンバーでコイルを覆う形になっているので熱してもミストが冷えやすいとか?
公式の直訳では「セラミックのビルドデスク、完全な霧化、滑らかで繊細な味」ということらしい。
しかし、CCELLみたいにウィックとして使用するわけじゃないので味に直結するのかは疑問が残ります。
なので単純にコイルが冷えやすいということかもしれません。
アトマイザーの組み立てと純正ドリップチップ
このZETA RTAの分解はチャンバーを先に外さないと分解が難しい。私は最初、危うくタンクを割るところでした。
トップパーツとウルテムを繋いでから、チャンバーの底にコインを当てて接続します。
指だけだと非常に難儀。コインは1円か5円が妥当。50円や100円は滑りやすい。てかこのくらい専用器具用意してくれよ。
トップキャップ裏が全面ラバー。リキチャホールとの隙間がベタベタになりそう。※今、外してみたら案の定ベッタベタ。正直ASVAPEのアトマはまだまだか・・。
あと、ほとんどのラバー(Oリング)は乗せてあるだけなので洗浄の際には注意してください。
はい、良いところもある。このリキマルっぽいドリップチップ。触感も良いし、ミストの流れに逆らっていない処理がされてます。
入り口はチムニーと径が一緒。つまり結露が起こりにくい。そしてドリチ内部がテーパーってる。
スンゲー撮影しにくかったけど分かりますかね。これにより余すこと無くミストを頂ける。かも。
いいかげんいつも長くなるので早く吸って感想言ってまとめます!
決め手はスタイル!味はまろやか!MTLではない!
まず、MTLではありません。細いコンタクトピンを使用してもかなりドローが軽い。
しかも調整具合がシビア。少し開け閉めしただけでドローや音が変わってしまう。
おそらくエアフローが一昔前の構造だからだろう。エアの通り道に遊びが有りすぎる。
使い勝手は特に悪いところはないです。しかしあの煩わしいセラミックベースはあってもなくても味に変化は起こりませんでした。
長いスパンでみると変化があるかもしれませんが。申し訳なさ程度のウルテムタンクでも残量は把握できます。
リキッドはお馴染みのHiLIQ鉄観音で0.9Ω/15W前後。凄くトゲが抜かれている味とでもいいましょうか・・。良く言えば「まろやか」。
いつもはNICOLASやGalaxies RDAで吸ってるときよりもガツンと来ません。低ワットだからじゃなくて。
これがウリのセラミックの為せる業なのかは不明です。ですが、かなり味がまろやかになり、
「ブサイクでもソフトフォーカスかけてそれなりに写せる」みたいな感じと捉えてください。
なのでクラプトン向けではなく、単線推奨。
あとは見た目が許せるかどうか。だって、ロゴがエンゼルスみたいでメジャーリーグっぽいし。でも、私は好きだから選びました。
まあ、リキッドの味なんて半分プラシーボみたいなものなので、見た目で選択することは間違ってないと思いますね。