お疲れ様です、ガリゲーです。ハズキルーペ欲しい。
さて、本日はGeekvapeのZEUS DUAL RTAでございます。ZEUS RTAといえばトップエアフローの漏れない(漏れにくい)構造が特徴。
前作は味も濃く出て私は好きでした(ビルドはやり辛い)。そしてデュアルコイルデッキとなった今作はいったいどうなんでしょうかね。
それではGEARBESTさんの提供でお送りいたします。
提供 / GEARBEST
ZEUS DUAL RTAのスペックと特徴
GeekvapeのRTA 「ZEUS DUAL」は前作のシングルコイルデッキとは違いデュアルコイルバージョン。カラーバリエーションは4種類です。
あと、ここで言うとこじゃないかもしれませんが、DIGIFLAVORのTHEMISが実質ZEUS DUALだと思ってました。なので結構カブってますよ。
さて、トップエアフローからサイドへ流れる仕組みは変わらずにパーツが構成がシンプルになったもよう。そして直径はデュアルだけに26mm(ボトム24.5mm)。
前作は25mmのストレート。タンク容量は4mlで同じ仕様です。
そして、相変わらずのポストレスデッキですがサイドフローのパーツが低くなってますね。それにかなりホールが大きい。
コチラ↑は前作のデッキ。サイドエアフローがコイルと平行ではないためビルドには少し難ありでした。それを思えば今作は改善してるのかな。
それでは詳しくパッケージのほうを見ていきましょう。
ZEUS DUAL RTAのパッケージ
お馴染みのプラケース。ZEUSの顔に変更はありません。どっちみちゴチャゴチャしてるからデフォルメしたほうがいいと思う。
Geekのゼッタイ的「ブルー&オレンジOリング」も健在。ドリチはワイドボア2タイプに510が1個(アダプタあり)。そしてTレンチやプリメイドコイルが2つ。
ロープのように編み込んであるアルファブレイドコイル。クラプトンよりも密集度が高いため、よりフレーバーな爆煙が楽しめる。何故かイガりやすいので私は敬遠してます。
しかしデュアルで使うには抵抗値が低くなり過ぎるので注意が必要かもしれません。
日本語のない説明書やワランティ、ワーニングカードなど。
はい。またファットな作りですね。メリケンVAPERが大好きそう。事実、メチャクチャ人気らしいです。
シングルと比べるとやや大きい感じ。いやデカイ。底を24,5mmにしたといっても大きいものは大きい。頭隠して尻隠さずみたいな。合ってる?
あと、タンクのフレームが排除されてますね。デッキも含めてシングル時代の全てのややこしそうなパーツは全部カット。
コンタクトは調整ピンが付いてます。しかし元々がガッツリ出てる。GeekのRTAはほぼ調整ピン付きです。
810ドリップチップはトップパーツの先を覆うタイプも付属。この辺りの加工もシングルとは違います。デュアルのトップパーツはフラット。
510もアダプタで使えますが、この手のRTAは810のストレートが一番ダイレクトに味を楽しめると思うのです(私は)。510だと内径が小さすぎてミストが上がってこない。
それでは構造を見ていきます。
ZEUS DUAL RTAの構造とデッキ
ZEUS DUALの構造はシングルと同様にトップエアフローからコイルサイドへ当てる仕組み。しかし方法が少し違います。ちなみに上画像のトップキャップはシングル同様にジョイント式で楽々。
チャンバーが2重になっていてエアが通る隙間を余分に設けてあるんですね。よって構成パーツも少なくて済む。
この構造は最近発表されたAMMIT MTL RDAでも採用されてます。
デュアルデッキはコイル足を予め調整しておかなければならないポストレス。利点はシングルコイルでもレイアウトを崩さず組めること。
サイドホールが大きくとられており、ミスト多めで楽しむものかと思われます。前作にはボトムホールもありましたが、今作にはありません。
右側が前作のZEUS RTA
例えトップエア方式でもボトムに穴があればジュルりの原因にもなります。実際、シングルと比べてジュルりはありませんでした。
サイドは上にエグれてます。よりトップへと気流を促す処理かと思われます。ただし、相当なエアを取り込まないと恩恵は厳しいかと推測。
肺活量のあるVAPERなら楽しめますね。逆にMTLで絞って使う類のものではないと思います。
けれど、コットンを入れるジュースホールが意外に小さい。初見ビルドではそう思わなかったのですがデュアルで組むとどうしてもコットン量が増えます。
私はこのコットンワークで結構時間取られました。それではビルドしていきます。
ZEUS DUAL RTAのビルドとコットンワーク
やはりポストレスは何度やっても慣れません。嫌いです。3mm径だとサイドフローパーツが干渉しやすいので2.5mmのほうがビルドしやすい。
そしてエアフローになるべく近づけたいのですがこれもまたサイドパーツが邪魔をする。
デュアルなのに意外に狭いんですよコレ。おそらくチャンバーとの密閉度を高めるためにデッキを覆う形になっているからでしょう。
エアフローに近づけたい場合はBerserker RDAのジグがおすすめ。六角レンチでも出来ます。ただ、味の出方としてはさほど変わりませんでした。なんだそれ。
撮影は24g-3mm径で行いましたが、コットンが多くなり供給不足になりがち。
このZEUSはベースから少しデッキが浮いているプチGTAなのでコットン足は長めのほうがいいです。そして内径を小さくしてコットン量を減らしたほうがいい。
リキッドが沁み込むとコットンは固くなります。ジュースホールはパンパンにしないで少し隙間を作るとやがていい感じにフィットしてくるかと。
↑これでもかなりコットン多いです。24Gやクラプトンならコイル径を大きくとったシングルで組んだほうがいいかもしれません。
「漏れない」というのがその人にとって非常に重要なファクターなら「有り」なのですが、それ以上の「何か」を求めてしまうのがVAPERの性かもしれない。
しかし、このZEUS DUAL RTA。現時点に於いては漏れ知らずの美味しい爆煙タンクの代名詞みたいなものか。
シングルと比べて味の出方の体感としては、シングルのほうが私は好きです。シングルのほうは内部がかなり狭いのでミストも圧縮されるからだと思います。
ただし、ビルドのし易さや運用の自由を考えるとデュアルのほうをお勧めしたい。
製品レビューとは自分のための考察材料
最近は多くの味が出るアトマイザーが非常に多い。多すぎて緩急がなく、記事や動画もつまらないのが現状である。私も場末の一人として反省しております。
昨今、危惧しているのはカリスマレビュアーにより評価され、良くない、または普通などと言われると例え興味があっても誰も手を出そうとしないことです。つまり埋没していく製品がかなり多いということ。
もちろん損はしたくないのでレビューが生命線になることは理解してます。しかし、人それぞれに個性があるのに右へ習えの風潮が濃すぎやしないだろうか。
出すほうも出し過ぎだが、その膨大な情報量にVAPERが追いつこうと必死なのもどうかと思う。つまり、知らないことが許せない。そして昨日のアトマはどこへやら。
ビギナーに至っては正直何を選んでいいかさえ分かりません。そう、「あまりにVAPE界隈は高速すぎる」。
なので、レビューを読む・見るなどをする場合には「自分の見解を持って照らし合わせる」ということを念頭にしておくと本質を掴みやすいかと思われます。これにより世間に流されにくくなる。
欲しいか、欲しくないか。または良いか悪いかはレビュアーが決めることではなく、読みてが決めること。レビューはあくまで考察パーツとして捉えてください。
そうすれば自分一人だけで評価できますし勉強を迫られスキルも上がりやすい。私はもっと幅広い多種多様なVAPEワールドが存在すると思うのです。それを作り出すのはあなただと思うのです。